深谷隆司(元通産大臣)

馬鹿政治家の悪行


 引退しているから政治家という表現は正しくないかも知れないが、鳩山由紀夫(もはや敬称などは不必要)、元総理大臣だけに、国際的にもそれなりの影響を与えるから、その言動は断じて許されないと思う。あえて「バカ政治家の悪行」と書いた所以である。

 日本政府はロシアのクリミア併合を国際法違反として非難しているが、そんな最中、鳩山は10日クリミア入りをし、地元の新ロシア派政府「クリミア共和国」のムラドフ副首相らの大歓迎を受けた。

 岸田外相らの訪問中止要請をけとばしての暴挙だ。その前にはモスクワで「直接住民の意思を確認し、編入の是非について判断してゆく」と述べたが、一体何様のつもりなのか。国際社会から日本は何を考えているのかと不信感、大反感を持たれること必定ではないか!

 民主党の枝野幹事長までが、併合に反対する立場を支持した上で、「一切関知しない」と突き放していた。

 鳩山は国会議員在職中で同党最高顧問であった平成24年、当時の野田政権の制止を振り切り、イランを訪れたこともある。核兵器開発の疑いがあってイランへの制裁圧力を強めていた政府の外交方針と相反する行動をとったのだ。

 案の定、「国際原子力機関の対応が不公平」と発言したと報道され、本人は必死で否定していたが、まんまと利用されていたのだ。

 中国に行って、南京虐殺記念館詣での上謝罪、諸説ある中で「死者30万人」と認めた発言で中国を喜ばせた。歴史の事実を歪曲する中国に、こともあろうに迎合したのである。

 尖閣諸島問題でも、「日中の間に領土問題がある」と発言した。日本の立場は「歴史的に見ても、尖閣諸島は日本の領土、だから日中間に領土問題はない」と一貫しているのを、中国の言い分のまま媚をうって語ったのだ。

 この男は、今や日本では誰にも相手にされない過去の人、その上イメージも最悪な人だ。それなのに出たがり屋、目立ちたがり屋で、夢よもう一度と思うのか、どんなところにも招かれたら喜んで飛んでいき、相手に合わせて勝手なことを軽々しく言いまくる。

 相手の国にとっては絶好の鴨(鳩ではない)、なまじ元総理大臣の肩書があるだけに、すっかり利用されてしまうのだ。

 然し、その言動は日本にとって致命的な害をもたらす可能性もある。現実にどれほど日本にとって弊害になっていることか・・・。

 もはや宇宙人だからと言って笑って済ますことは出来ない。まして個人の行動だから等と、放っておくわけにはいかない。

 彼の行動、言動は売国奴そのもの、いや国賊と言っても言い過ぎではない。

 こうなったら何らかの制裁処置が必要ではないか。

 とりあえず「パスポートを取り上げる」ところから始めないか。

 もう一人、民主党に相変わらずの愚かな政治家が居る。菅直人元総理大臣だ。

 10日の衆議院予算委員会で質問に立ち、原発輸出政策について「国内で安全が確認されないのに、外国に売り込むことを政府が支援するのは道義的に問題だ」と批判した。

 一見、正義の味方のような発言だが、かつてトルコなどへの原発輸出を可能にする原子力協定の国会承認で賛成したのは、他ならぬ民主党ではなかったか。相変わらずの「造反」で民主党も困惑しているようだが、いつもの「いい子ぶり」のパフォーマンスに、もういい加減にして欲しいと言いたい。まだ議員を辞める気はないの?と、腹立たしい思いがする。

衆院予算委員会で民主党の大西健介氏の質問に対する答弁に臨む中川郁子農林水産政務官(左)。右端は安倍晋三首相=3月12日午後、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)
 野党ばかりではない。週刊新潮にすっぱ抜かれた中川郁子農水政務官と門博文衆院議員の路上キスはなんだ!みっともない。

 しかも、西川農水大臣が辞任し、安倍内閣に激震が走った夜ではないか。

 2009年、財務大臣としてローマでのG7後の会見で泥酔、その年の選挙で落選、急死した中川昭一氏の女房だ。北海道11区で夫の遺志を継いでと議員になったのに、なんという行状か・・・。

 10日の農水委員会で「陳謝して今後とも職務に全力で尽くしたい」だと・・・。

 民主党の細野豪志氏も山本モナとの路上キスでフライデーに書かれた前科?があるが、代表選に平気で出馬した破廉恥ぶり。こんな政治家たちが「選良」と呼ばれているのだから情けないではないか。

 政治家としての自覚を強く求めたいものである。
(深谷隆司オフィシャルサイト『深谷隆司の言いたい放題』より転載)