井戸まさえ(前衆院議員、元経済ジャーナリスト)

誤解を恐れず言えば。

女性の政治参加が進まない一因に「政治はブスがやるもの」イメージの浸透、というのがあると思う。

もしくは「自己顕示欲の強いミスコンorタレント崩れの、中途半端に自力で『美人オーラ』を放つオンナ」・・みたいな(笑)

(もちろん実際にはかわいくて素直で能力の高い議員も沢山いますが、あくまで一般的なイメージとして、です)

まあ、リア充してたら、「社会に不満を持つきっかけ」や「政治に関心を持つ機会」も少ないという傾向はあるのだろうし、

「こっちの世界に入っちゃったら、二度と戻れない」みたいな迫力を、おしゃもじおばさんたちが発するのを見て、ちょっと行けないな、と思う若者たちがいても不思議とは思わない。

つまりは・・・政治活動をすると「圧倒的にモテなさそう」なので、それとつるむと自分も「モテなくなりそう」。

たぶん多くの「恋愛もしたいし、結婚もしたい」と思っている若い女の子たちには敷居が高い分野だったのだと思う。

ところが。

「SEALDs」女子の登場は、そこを良い意味で裏切ってくれた。

以前にも書いたけど、リア充な若者は政治について不満を持つことはない。

が、安保法制はそれを越えた、彼らの生活に大きな不安をもたらている、というのが大きいのだろう。

国会前に多くの若者らが集まった「SEALDs(シールズ)」の抗議集会
彼女たちは美人であろうが、かわいかろうが、その活動は別に自己顕示欲でやっているわけでないところも受け入れられるんだと思う。

つまり、ちょっと可愛い女子が政治業界に登場すると。どこかに「自己顕示欲」の悪臭…香水つけ過ぎ、プンプン・・一緒に3分もいられない!というのがあって、特に同性はそういうことを敏感に感じるので、輪が広がらない。

が、「SEALDs」の彼女たちが醸し出すオーラはそれとは違い、「もっと一緒にいたい」と思わせるもので、「彼女たちと友だち」というのはステイタスになる。

そういう意味では安保法制という実に残念な形ではあるものの、

「女性の政治参加」などとお題目を唱えなくとも、こうして新たな人材の芽が伸びて来てくれていることには希望を感じるのである。

ただでも、まさにここから、なんだと思う。

まっすぐ育ってほしいと思うけど、狡猾な大人たちに利用されたり、

下手に「アイドル」的祭り上げられ方して舞い上がったり。

内部分裂(たいていは恋愛のこじれから笑)して互いを批判し合ったり・・そんなことにならないようにと願っております☆

彼女たちの年齢見ると、意外には幅広なんだね。10代から20代後半まで。

26歳の子の演説聞きながら、自分のその頃考えたら、結婚して子ども産んでたな〜と思うと、

年齢的な縛りで人生の選択をしなくてよくなっていることは、行動の幅や機会も拡げているんだろうな、と率直な感想として思う。

「井戸まさえ」日誌 2015年7月21日記事より転載。