司忍・六代目山口組組長、高山清司・若頭を輩出した組織としても名高い名古屋の「弘道会」。暴力団を40年にわたり取材してきた溝口敦氏の新刊『抗争』(小学館101新書)には、弘道会が名古屋で力を持った背景に高山の手腕があるとの地元組長の証言が紹介されている。(文中敬称略)

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弘道会会長の高山清司被告
=平成22年11月、京都市内
 名古屋の繁華街である栄や錦には風俗店が密集し、地元勢のいい費場所だったが、おおよそバブル期には弘道会の管理下に入ったという。

 「弘道会の若頭だった高山清司が考え出したことだが、飲食店や風俗店から月々組合費を集める。それをもともとその地を費場所にしていた地元組織に分ける。地元勢としては集める手間もトラブルも要らない。これはいいとなった。弘道会としても組合費からカスリを取れる。一挙両得のわけで、栄や錦三(錦三丁目)も弘道会の手に落ちたわけだ」(地元組長)

※溝口敦/著『抗争』より


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