21日付け朝鮮日報記事から。

中国・抗日式典出席の朴大統領、閲兵式にも出席か

 韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は20日、9月3日に北京で開かれる「抗日戦争勝利・世界ファシズム戦争勝利70周年記念式典」に出席すると発表した。韓国の大統領が中国の戦勝記念日の行事に出席するのは初だ。

 朴大統領は今回の訪中期間に習近平国家主席と首脳会談を行い、韓中日首脳会談の実現などについて話し合う予定だ。朴大統領の就任後、習主席との会談は6回目となる。また、2013年以降、朴大統領は毎年中国を訪れることになる。

 記念式典の一環として中国が準備している軍事パレードに朴大統領が出席するかどうかはまだ決まっていないという。

 韓国大統領府(青瓦台)の朱鉄基(チュ・チョルギ)外交安保首席秘書官によると、朴大統領は9月2日から4日までの日程で訪中する。朱秘書官は「軍事パレードに出席するかどうかは諸般の状況を把握しながら検討している。適当な時期に発表する」と説明した。

 大統領府は朴大統領が軍事パレードにも出席する方向性を固めたとされる。大統領府関係者は「軍事パレードは戦勝記念日の行事の最後に予定されている。中間で朴大統領が退場すれば、記念式典に欠席するのに等しい逆効果を生みかねない。最後まで出席する可能性が高い」と述べた。大統領府が慎重な態度を保っているのは、中国と北東アジアで覇権を争う米国の立場に配慮したためとみられる。

(後略)

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/08/21/2015082100658.html


 韓国の朴槿恵大統領が、北京で開かれる「抗日戦争勝利・世界ファシズム戦争勝利70周年記念式典」に出席、その後の軍事パレードにも出席する方向性を固めたそうであります。

 うむ、この報道が事実だとすれば、朴槿恵大統領の大英断であります。

 そもそも第三国同士のこと、菅官房長官ではないですが、日本には関わりのないことであります。

 そこは余計なお世話であることは承知の上でありますが、当ブログとしてこの件を取り上げてみたいのであります。

 まず「抗日戦争勝利・世界ファシズム戦争勝利70周年記念式典」ですが。

 あれ、中国共産党って、日本軍に勝ちましたか?

 確かに日本は70年前、ポツダム宣言を受諾、日本軍は連合国に「無条件降伏」いたしました。

 その連合国の中に中国も入っておりますが、それは中華民国すなわち重慶政府(蒋介石を長とする国民党政府)に対してであります。

 実際の中国戦線において日本軍の主敵は国民党政府軍でありました、山岳地帯でほそぼそとゲリラ戦を行っていた人民解放軍(共産党軍)ではありませんでした。

 あまり戦ってもいないのに「抗日戦争勝利」を祝うのはこっけいでもあります。

 まあよろしいです。

 韓国の朴槿恵大統領、あなたです。

 あなた、どんな立場で中国共産党主催の「抗日戦争勝利・世界ファシズム戦争勝利70周年記念式典」に参加するおつもりなのですか。

 戦勝国の一員としてですか、それとも敗戦国旧日本の代表としてですか。

 そこのところはっきりした方がよろしいです。

 だって間違っても戦勝国・連合国の一員としてはふるまわないでいただきたいのです。 

 読者のみなさん、知ってます?

 韓国の教科書では大韓民国はなんと大日本帝国に宣戦布告していたことになっているのですよ。

 ウソだろって?

 データをもとに事実の徹底的分析や検証を売りにしている当ブログが読者に嘘をつくはずないです。

 はい、朝日新聞記事の出番です。

 韓国の教科書を紹介する朝日新聞桜井泉記者の記事です。

〈教科書を比べる〉

韓国―光復軍の戦いぶりを2ページで

 アジア・太平洋戦争は、世界史分野の「社会2」と、韓国史を扱う国定教科書の「国史」の両方で教える。

 広く使われている金星出版の「社会2」は、第2次大戦の経過を、ドイツのポーランド攻撃から原爆投下まで2ページで絵や写真入りで説明。「日本軍、インドシナ侵攻」「日本の真珠湾奇襲」などの項目を立て事実関係を記す。

 執筆者が取材に応じてくれたティディムドル出版の「社会2」は、広島の被爆中学生の手記を紹介している。金陸勲(キム・ユックン)・泰陵高校教諭は「核兵器がいかに恐ろしいか韓国人はよく知らない。侵略国も侵略された国でも、戦争が民衆に大きな苦痛を与えたことを教える」と執筆の意図を語る。

 国史の教科書は、中国にあった大韓民国臨時政府につくられた韓国光復軍の戦いぶりを2ページで記述する。

 《日帝が太平洋戦争を起こすと、大韓民国臨時政府は日本に宣戦布告し、連合軍とともに独立戦争を展開した。このとき、韓国光復軍は中国各地で中国軍と協力して日本軍と戦い、遠くインドやミャンマー(ビルマ)戦線にまで進み、イギリス軍とともに対日戦闘に参加した。》

 さらに《わが民族の積極的な独立戦争は各国に知られ、世界列強は韓国の独立問題に関心を持つようになった。》 《連合国の首脳らが集まったカイロ会談とポツダム宣言で、韓国の独立を約束する土台が築かれた。》と述べ、光復軍の戦いが独立に寄与したことを強調している。

 国史編纂(へんさん)委員会の許英蘭(ホ・ヨンナン)博士は「対日宣戦布告が戦況にどれほど影響を与えたかはともかく、植民地にされていた朝鮮が戦勝国になったことを強調した」と話す。「日本の右翼が、日本はアメリカに負けたのであって植民地朝鮮に敗れたのではない、という論理を展開することがあり、それを批判する意味もある」という。

http://www.asahi.com/international/history/chapter07/textbook/03.html

 どうですか。

 日帝が太平洋戦争を起こすと、大韓民国臨時政府は日本に宣戦布告し、連合軍とともに独立戦争を展開した。

 すごいでしょ、これ教科書に載っているんです。

 まず、大韓民国臨時政府ですが、たしかに中華民国の上海で結成され、日中戦争勃発後は重慶に移りましたが、存在していました。

 しかし政府としての実態がまったくともなっていなかったので、枢軸国・連合国双方からいかなる地位としても認められず、国際的承認は最後まで得られなかったのです。

 したがって大韓民国臨時政府の日本に対する宣戦布告文書は、日本にも無視され、連合国にも無視されています。

このとき、韓国光復軍は中国各地で中国軍と協力して日本軍と戦い、遠くインドやミャンマー(ビルマ)戦線にまで進み、イギリス軍とともに対日戦闘に参加した。》

 で、これも全くウソです。

 韓国光復軍はなかなか人数がそろわずピークでも2000人余り、部隊として正規の戦線では一度も日本軍とは交戦していません、できなかったんです。

 「遠くインドやミャンマー(ビルマ)戦線にまで進み、イギリス軍とともに対日戦闘に参加」の部分ですが、ここは少しだけほんと、戦闘の実績がほぼない光復軍の唯一の実績です。

 ただね、「イギリス軍とともに対日戦闘に参加」はまったくのデタラメ、実際はインド・ビルマ戦線に光復軍工作隊(13名)を派遣して朝鮮系日本兵の投降を呼びかけた諜報活動しただけです。

 大韓民国臨時政府もまったく実態がともなわず、韓国光復軍も戦績がなく、だからこそ、サンフランシスコ講和条約で韓国が連合国の一員に参加させろと強く要望しても、連合国側から一顧だにされずリストから除外されているじゃないですか。

 韓国の朴槿恵大統領、あなたの父君も含めて、24万人を超える軍人・軍属が半島出身者として、我が皇軍に参加されていたではないですか。

 多くが志願兵でありましたし、戦犯で処刑された洪思翊中将初め9人の中将・少将以下、たくさんの士官も輩出されていたではないですか。

 事実を真摯に振り返れば、まちがっても戦勝国の一員としてなどふるまえないはずです。

 ・・・

 それにしてもです。

 戦ってもいない者同士で「抗日戦争勝利・世界ファシズム戦争勝利70周年記念式典」を祝うのであります。

 で、韓国の朴槿恵大統領はその後の中国人民解放軍の軍事パレードまで参加するのだと。

 中国人民解放軍といえば、朝鮮戦争時に「義勇軍」と偽証して北朝鮮を援護して「国連軍」(米軍・韓国軍)に交戦、100万同胞の屍を踏み蹴散らして半島を蹂躙した、宿敵の軍隊ですよ。

 あなた、そんな軍隊に敬礼できるのですか。

 聞けば、大統領などが参加するロシアやモンゴルの軍隊もパレードするのだとか。

 うむ、金正恩第1書記よ、チャンスですよ。

 最近中国と仲が悪くて今回も参加しないようですが、ここは参加しましょ。

 さすれば栄光ある共和国軍の隊列に対し、南朝鮮米帝傀儡政権の大統領が敬礼をするという、前代未聞の珍事が起こることになります。

 ・・・

 ふう。

 なんかなあ、めちゃくちゃなんですが。

 余計なお世話ではあります。