「吉本興業研究」検証編より

産経新聞連載再録(平成24年9月7日)※肩書、年齢等は当時のまま

 大阪・難波を拠点とするアイドルグループ「NMB48」が平成22年の結成以来、順調に人気を伸ばしている。オリコン週間チャートでデビュー以来、5作連続でシングル初週売り上げ20万枚を達成した。吉本興業とパチンコ機器メーカーが設立した合弁会社がマネジメントを担当し、メンバー全員が吉本に所属。AKB48の姉妹グループとして誕生した「お笑い」を武器とする異色の“吉本ブランド”は、アイドル史を塗り替えることができるだろうか。

AKB48リーダー・高橋みなみさん(21)
「ライバルじゃなく仲間」


 --高橋さんから見て、NMB48はどんな存在か

 「同じ48グループ(AKB48とその姉妹ユニット)だから、お互いに切磋琢磨(せっさたくま)してがんばっていきたいなと思っています。活動の拠点が大阪で、AKBとはチームのカラーが違うし、持っている特徴も違うので、比べるものではないと思います。ライバルじゃなくて仲間に近い存在ですね」

 --NMB48はお笑いを武器にしているが、アイドルとお笑いの両立は難しいともいわれる

インタビューに答えるAKB48リーダー、高橋
みなみさん=2012年5月18日午後(瀧誠四郎撮影)
 「AKB48にもお笑いキャラの子はいるし、私もそっちのタイプです。アイドルとお笑いの両立は確かに難しいかもしれないけど、アイドルだから面白くないというのもまた、おかしな話だと思います。だからいろいろなことにチャレンジして、ぶつかって、違うなと思ったら、そこから変えていけばいいと思います。AKB48もいろいろなことに体当たりでぶつかって、むちゃもやってきましたが、いろいろなことがようやく最近、分かってきました。NMB48も、いっぱいチャレンジして答えを見つけてほしいですね」

 --NMB48に、大阪の「笑いのDNA」を感じるか

 「彼女たちには『ひとまず何でもやってみよう』という思い切りの良さがあるなと思います。彩(さや)ネエ(山本彩)は、モノマネのお笑いネタを持っています。普通ならやれといわれても、なかなかできないじゃないですか。それを思い切りよくやる度胸はすごいなと思います」

 --もし高橋さんがNMB48のメンバーだったら何をしたい

 「やっぱり一緒に公演に出たいですね。私は関西の番組ロケで、NMB48の公演に出演させてもらった経験がありますが、本当に雰囲気が違うんですね。(AKB48の)同じ曲をやっていても、NMB色があるんです。気迫というか何というか…。ステージに立つと全然違うんです。メンバーの思いなんかも、一緒に踊るとすごく分かるんです。一緒に公演すると、すごく自分にとってもプラスになるんですよ」