木走正水

 週刊文春の独走が止まりません。

 今週号に限っても、甘利明大臣賄賂疑惑の実名告発、ジャニーズ首脳実名告白、ゲス&ベッキーの新たなライン書き込みすっぱ抜き、と独自スクープ3連発であります。

■「甘利明大臣事務所に賄賂1200万円を渡した」実名告発
口利きの見返りに大臣室で現金授受。現場写真 音声 公開!

■SMAP 裏切りと屈伏ジャニーズ首脳実名告白

■「ありがとう文春!」だって ゲス&ベッキー“禁断愛”は終わらない


 いやはや、すごいですね、まさに『文春無双』状態なのであります。なぜ週刊文春はスクープ連発&独り勝ちなのでしょうか? 今回はその理由について当ブログなりに掘り下げてみたいのであります。

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理由1:突出した取材力


 週刊文春は、反響の大きそうなネタの場合、5〜10人ほどのチームを組み、時間をかけ入念に取材を進めるかたちをとります。これは他誌には経済的に絶対まねのできない編成です。

 一般週刊誌で10年以上発行部数トップを独走し、この出版不況の中唯一潤沢な取材費を確保できている文春ならではの編成なのです。

 日本雑誌協会のサイトより正確な数値を押さえておきましょう。

■一般週刊誌発行部数 日本雑誌協会
    ※部数算定期間 : 2013年10月1日〜2014年9月30日
    http://www.j-magazine.or.jp/data_002/m1.html

■一般週刊誌発行部数 日本雑誌協会
 Business Journal編集部の以下の記事にも週刊誌関係者が同様の発言をしています。

 「文春」快走の一方、特に芸能関連報道においては、他誌は「文春」に対し劣勢の感がぬぐえないが、その背景について、週刊誌関係者は次のように明かす。
 「反響の大きそうなネタの場合、5〜10人ほどのチームを組み、時間をかけ入念に取材を進めるかたちをとります。しかし、出版不況でどこの出版社も厳しい経営環境を強いられており、以前のように取材にふんだんに経費と時間をかけることが許されなくなっているのが実情です。『文春』発行元である文藝春秋は、老舗月刊誌『文藝春秋』などの安定的な収益源を持ち、経営も安定しており、他誌は『文春』のような贅沢な取材はできない。そうした経済的事情も、背景にはあるのではないでしょうか」