清原容疑者のニュース。
 テレビや新聞のあまりにも浅すぎる取り上げ方が多すぎ、少し辟易としています。皆さんも同じではないでしょうか?

 清原容疑者、逮捕までの1200時間!
 清原容疑者、スターから転落した人生!

 …いや…それが悪いう訳じゃないんですが…それって…そんなに見たい?もうとっくにお腹いっぱいなんですが…。

 清原容疑者は「覚せい剤取締法」という法律に違反した「犯罪者」です。(もちろん刑は確定していませんが、現行犯であること、本人も認めているという報道から面倒くさいのでこう表記します)

 なので、叩くのは勝手ですしそれでもいいんですが、ちょっと待ってくれ、と。

 殺人ではありません。
 暴行でもありません。

 この犯罪には『直接的な被害者』が存在しません。
 私は「違法麻薬のニュース」を見るたびに思うことがあります。皆さんもどうか、忘れないでいただきたいのです。

 清原容疑者は「犯罪者」なのです。それは確かです。
 しかし、「加害者」ではありません。彼は…『被害者』だと思うのです。
警視庁から送検される元プロ野球選手の清原和博容疑者
=2月4日、東京都千代田区(撮影・今野顕) 
警視庁へ送検される元プロ野球選手の清原和博容疑者 =2月4日、東京都千代田区

 この発想は、長らく違法麻薬と戦い続けてきているアメリカではすでに浸透している価値観で、この価値観を素っ飛ばしてしまうと、現状が何も改善されないのです。


 覚せい剤犯罪の再犯率は…驚異の64.5%!


 私がそのように主張しているのは、日本の覚せい剤犯罪の再犯率の尋常ではない高さにあります。最新のデータを私の担当しているテレビ大阪の『ニュースリアル』でも紹介したのですが、日本の覚せい剤犯罪の再犯率は、なんと64,5%にものぼります。(5年以内の再犯率でもおよそ5割です)

 ええ?3分の2の人は再犯しているの~?

 いえいえ、違いますよ?これはですね…「再犯として捕まった人」だけの数字です。要は、「捕まっていない人間はカウントされていない」のです。
 私は推測ですが、覚せい剤事件を起こし、初犯ということで執行猶予が付いた人間の…7割…いえ、8割ほどはもう一度手を染めているのではないか?と推測しています。だって「再犯」で捕まっているだけで64.5%なのですから。

 簡単に言うと、日本、覚せい剤に対して取り締まる気がないのですよ。
 本気で取り締まろうと思えば、警察が本気を出せば覚せい剤事件なんて、もっと減らせるんです。

 なのに、やる気がないのです。全く。再犯64%って、そういう数字です。一部の噂では、警察も暴力団組織と一部でつながっていて、大きな資金源である以上、黙認してるんじゃない?なんて噂もありますが、ホント、そう考えたくなります。