卓球の世界選手権で、日本は男女とも決勝進出を果たした。男女同時の決勝進出は45年ぶりだという。男子は39年ぶりの決勝進出、勝てば47年ぶりの世界一となる。

世界選手権団体戦の女子準々決勝でドイツに勝利し、2大会連続のメダル獲得を決め
笑顔の(左から)若宮、福原、浜本、伊藤、石川ら日本チーム=3日、クアラルンプール(共同)
世界選手権団体戦の女子準々決勝でドイツに勝利し、2大会連続のメダル獲得を決め 笑顔の(左から)若宮、福原、浜本、伊藤、石川ら日本チーム=3日、クアラルンプール(共同) 
 ここ数年、大会のたびにメダル獲得の朗報を伝えてくれる卓球日本代表の中心は、ジュニアのころから活躍し、注目を浴びてきた若い選手たちだ。かつて、中国からの帰化選手たちが日本代表の一角を占め、彼らの力に頼っていた時期があったが脱却した。
日本男子のエースとして、準決勝のイングランド戦でも2勝を挙げた水谷隼選手はいま26歳。静岡県磐田市に父が創った卓球スポーツ少年団に5歳で入り、卓球を始めた。小学校2年生の時、全日本選手権のバンビの部(小学2年生以下)で優勝。中学2年の時には、史上最年少で全日本選手権ジュニアの部で優勝。一般の部でも活躍して注目を集めた。

 日本女子の三本柱は石川佳純、福原愛、伊藤美誠。石川、福原が幼いころから実績を残し、注目を集めていたことはいまさら説明するまでもないだろう。そして、伊藤にいたっては、いまも15歳だ。伊藤美誠もまた、水谷隼と同じ、磐田市の卓球スポーツ少年団で本格的に卓球を始めたのだという。その15歳・伊藤美誠が、一番手に起用された準決勝・北朝鮮戦で、初戦こそ落としたものの、再び登場した第4試合、リ・ミョンスンをフルゲームの末に破り、決勝進出を決めた。女子は決勝で勝てば45年ぶりの世界一に輝く。

 この原稿を読者が目にするころには、すでに決勝の結果も出ているだろう。そこで、今回はさらに期待を感じさせる新しい星について紹介したい。

 今大会の女子代表メンバーにも入っている浜本由惟(ゆい)選手だ。今年の全日本選手権ジュニア女子シングルスで優勝した17歳。日本の女子卓球選手では珍しい174センチの長身。少女時代からモデルとしても活躍していたという容姿と実績でも注目を集めている。