それは、8月に開かれるリオ五輪。イ・ボミは五輪出場に強い意欲を持っている。日本での活躍ぶりだけ見れば、出場当確と思われそうだが、韓国のレベルは高い。全米ツアーを転戦し活躍する韓国女子選手も多いため、イ・ボミは現状のままでは五輪出場は難しいのだ。

ラインを読むイ・ボミ
ラインを読むイ・ボミ
 リオ五輪に出場するには、7月11日の時点で世界ランキング15位以内に入らなければならない。しかも、各国の出場枠は最大4選手だから、韓国勢で4位以内が必須条件。
 
 イ・ボミは昨季終了時点で世界ランキング15位だが、韓国勢では8番目だった。

 上には、キム・ヒョージュ、ジャン・ハナ、チョン・インジらがいる。これを見ても、いかにいま韓国女子選手がゴルフ界で世界的に活躍しているかがよくわかる。

 五輪出場を争うライバルたちはいずれも、今季順調な滑り出しを見せている。キム・ヒョージュは今季米ツアーの開幕戦で優勝。すでに今季2勝を挙げたジャン・ハナは、開幕戦でパー4(218ヤード)のホールでホールインワンを達成して話題にもなった。全米女子ツアーでは初、男子ツアーでも過去に一度しかない快挙だ。今季から米ツアーに本格的に参戦したチョン・インジもホンダLPGAタイランドで2位に入るなど各大会で順当な成績を収めている。

 こうした状況があるため、イ・ボミは日本で勝つだけでなく、ポイントの多いアメリカツアーでも成果を挙げる必要がある。日本ツアー開幕前に、米ツアーのホンダLPGAタイランドに出場した大きな理由もそれだと言われている。

 7月7日から10日までカリフォルニア州で開催される全米女子オープン挑戦を決めているのも、五輪への逆転出場を目指してのことだと見られている。

 イ・ボミのファンは、日本での連続賞金女王獲得、そして二年連続メルセデス・ランキング(最優秀選手)獲得のほかに、五輪出場の悲願に向けて挑戦するイ・ボミの姿に熱い視線を注ぐ日々となる。

 今週末は鹿児島県で開催されるTポイントレディスゴルフトーナメントに出場する。昨年は最終日のプレーオフが6ホール、1時間47分にも及ぶ激戦となった大会。昨年は12位にとどまったイ・ボミが今年は制することができるか。