日本真正保守党を設立します!


 「中国が軍事的に強いという認識は間違いだ!」と言い切る著書『田母神戦争大学』(産経新聞出版)を刊行した田母神俊雄元航空幕僚長が都内で講演した。田母神氏といえば今年2月の都知事選でスクランブル(緊急発進)し、61万票を集めたことが記憶に新しい。この日の講演では「いったん政治の世界に足を踏み入れた以上、カタギの世界には戻れない」と、新たに「日本真正保守党」を立ち上げることまで宣言したのだった。(溝上健良)

『田母神戦争大学 心配しなくても中国と戦争にはなりません』(田母神俊雄、石井義哲著、産経新聞出版)
『田母神戦争大学 心配しな
くても中国と戦争にはなりま
せん』(田母神俊雄、石井義
哲著、産経新聞出版)
 6月2日に東京・潮見のホテルで開かれたのは、アパグループの元谷外志雄代表による著書『誇れる祖国 日本復活への提言II』の出版発表会。同書は元谷氏(ペンネーム・藤誠志)の最近1年間の社会時評エッセー12本をまとめたもので、すべて英訳付きとなっている。「憲法を改正して独立した軍を持てる国家を目指せ」といった主張を、英訳することで海外にも発信することは非常に意義のあることだといえる。

 かくいう小紙も5月1日、「国民の憲法」要綱の主要部分を英訳して紙面に掲載し、本MSN産経ニュースを通じて世界に発信した。筆者もこの企画の末端に携わったのだが、いかんせん英検3級の英語力のため、さほど戦力にはなれなかった。

 いざ「国民の憲法」英訳版を発表してみると、海外からも英語での感想が寄せられてきた。この反響をまとめるため筆者も和訳の作業に携わったのだが、小紙の取り組みを「Great attempt」と評価してくださった方がいた。ちょっとうれしくなって「偉大なる挑戦」と訳していると、後ろからのぞきこんだ大先輩記者に「そこは『素晴らしい試み』くらいの訳が妥当なんじゃない~」と注意されてしまった。うーむ、やはり英検3級の身にはこの仕事は厳しいか…。

 そんなことがあってから数日後、目の前が真っ暗になる記事が小紙に掲載された。いわく「英検、幼児のお受験過熱 10年で5倍の2500人」。何と小学校入学前に準2級や2級といった高校レベルの検定に合格している子供が増えてきているとのこと。もう穴があったら入りたくなってくる。とはいえいまさら英語を勉強する気分にもなれないし、それくらいなら「ネルフ」とか「ゼーレ」や「パンツァー・フォー」とか、ドイツ語を学んだほうが楽しいし。河合栄治郎も不朽の名著『学生に与う』で「Leben ist Kampf(人生は戦いだ)!」と喝破している。ちなみに、小紙の科学担当論説委員によると、ドイツ人が話す英語は聞き取りやすく、海外出張の際にはドイツ人と親しくなるのがスムーズな取材活動の秘訣(ひけつ)なんだとか。「次は××××抜きでやろうぜ!」の一言で仲良くなれるのだという(推奨はしません。あくまで自己責任でどうぞ)。

 さて『誇れる祖国 日本復活への提言II』は5万部を発行し、アパホテルの各部屋に配備して、海外からの宿泊客の目にとまるようにするのだという。なるほどその手があったか。日本発の声を海外にどう伝えていくか、新聞社としてもいろいろ考えていく必要がありそうだ。

 続いて開かれた出版記念パーティーには29カ国の在日大使館関係者をはじめ約千人の招待客が詰めかける中、藍より青き(「空の神兵」)ネクタイをビシッと締めた田母神元空幕長が登壇した。