著者 吉沢尊文(兵庫県)


 いまや女性が社会に出て働くことは、ごく普通のことになりました。また近年、女性の意識は大きく変わりつつあり、「働くならやりがいがあって成長できる仕事に就きたい」と望む女性が急増しています。

 典型的なものが「女性管理者・女性管理職」で、テレビや雑誌などのメディアで大きく伝えられてきました。「男性顔負けの活躍」が現代の象徴になりつつあると言っても過言ではありません。それを、後押しするのが今の日本の政府であると言えます。

 2014年3月28日に首相官邸で「輝く女性応援会議」が開催されました。「輝く女性応援会議」はすべての女性が輝く社会を目指す活動です。輝く女性、輝こうとする女性たちを応援する各界のリーダーたちの輪を広げ、どんな分野でもどんどん結果を残せるように、そして家庭での経験も活かし、またいつからでも働けるように。そんな社会を実現することを目的としたのが「輝く女性応援会議」であります。

 そこで私は、女性が輝くためには、いま仕事に就いている女性の労働に対する現状を知る必要があると考え、実際に大阪市内で20~30代の女性50人に無作為にアンケートをとりました。
 
 アンケートは「あなたが仕事を選択するとき最も重視しているものは何ですか?」という内容で、回答は「賃金」「労働時間」「やりがい」「人間関係」「その他」の5つの選択肢から選んでもらいました。結果は「やりがい」と答えた方が20人、「人間関係」17人、「賃金」11人、「労働時間」2人でした。(回答者の職業は、アパレル関係、飲食関係、画廊勤務、ミュージカル女優、保育園の先生、寿司屋店員、銀行員、営業職、歯医者受付、コールセンター勤務、パチンコ店員、法律事務所勤務ほか)。

 「やりがい」と答えた方では、「毎日、同じ仕事をすることを考えると自分が好きな仕事でないと出来ない」「例え賃金が高くても、やりがいがないと毎日同じ仕事をやっていくのは難しい」と、人生を長期的な目線で考えている人が多くいました。「人間関係」と答えた方では、「嫌な先輩(男女問わず)がいる職場では毎日ストレスがたまるので絶対に勤務は無理」と全員がはっきり答えてくれました。さらに「人間関係さえよかったら賃金の高さは求めない」とさえ語る方もいました。

 そして、「賃金」と答えた方では、結婚するまでの貯金やマンション購入といった明確な目標を強く語っていました。彼女たちの意見から感じたのは、目標を定め前進するんだという強い気持ちでした。しかし同時に、今の仕事は目的を達成するための仕事であることも強く伝わってきました。

 最後に、「労働時間」と答えてくれた方は、「資格取得を目指している」「結婚したい」といった願望がある方々でした。前者の方は「大学卒業資格を取るため、勉強時間が必要だから労働時間が一番重要で、残業がないことが前提である」、また後者の方は「仕事ではなく、あくまで結婚が人生の一番の目的であるから、労働時間は短時間で良い」と強く話していました。この点は、限定正社員という制度が生かされるのではないかと考えます。

 これらの結果から言えることは、女性がいかに仕事に対してやりがいを求めているか、賃金が高くてもやりがいがなければその仕事は彼女たちにとって決して満足のいく仕事ではないという事実でした。

 つまり、やりがいがあり人間関係は良好というのが、現代の女性の求めるライフスタイルであり、女性がもっと輝ける社会の始まりではないかと考えます。したがって、現代の女性が生きやすい社会・仕事環境をつくることこそが、いまの社会で求められている本質ではないか。この「やりがい」を求める女性がいかに仕事場で活躍できるかは政府の方針にかかっていると思います。そういった意味では、女性か活躍する社会をつくり出そうとしている安倍総理は正しい方向に向かっていると考えます。
 
 そのために、例えば、職場で女性への暴力(セクハラやマタハラ・言葉の暴力など)、がある場合はそれを一切根絶していかないといけません。また、女性の敵は男性ではなく、女性の味方は常に男性であるといった社会をつくっていかなければいけません。今、女性が仕事にやりがいを求めている時代こそ、皆で明るい未来を作りましょう。