【メディア裏通信簿】


 教授 演技は個性派なんですけどねえ…。

 編集者 何のお話ですか?

 教授 いやね、女優の大竹しのぶさんが「安倍首相の戦争政策を真っ向批判」していたんだそうですよ。インターネットメディアのリテラで読んだのですが、これが戦争反対、憲法改正阻止という紋切り型の薄っぺらい左翼護憲論なんです。個性のカケラもないしね。共産党か何かの政治宣伝に使われる広告塔みたいですよ。

 先生 大竹しのぶは昔から、しんぶん赤旗に登場していたコテコテの左翼護憲派だからな。

女優の大竹しのぶさん
女優の大竹しのぶさん
 女史 リテラは、元夫のお笑い芸人、明石家さんまさんの「俺は戦争のためとか、人殺しをアシストするために働いてるんじゃないって。そのために税金を納めてるんじゃないって言いにいったんです」という過去の反戦発言も載せてたね。

 先生 芸ではなく、政治談義でコテコテの反戦平和や護憲を語るお笑い芸人は結構いるけど、だいたい、いかに国の安全を守るのか、何も考えはないんだ。本人の意思なのか、テレビ局がしゃべらせてるのか知らないけどさ。あ、吉本の大物でもダウンタウンはちゃんとしてるか…。松本人志は政治を語るけど、単なる左翼と違って独自の視点もあるし。3月25日にフジテレビ系のダウンタウンなうで地方創生担当相の石破茂を「軍事オタク」「鉄道オタク」とイジっていたが、あれも面白かったよ。

 編集者 石破大臣にしてみれば、ダウンタウンにからかわれる、度量の大きさがあるところを見せたんでしょうけどね。

 先生 前にマスコミが反集団的自衛権で騒いでいた頃、漫画家タレントの蛭子能収も朝日新聞で反対論をぶってたよな。

 編集者 ええ、蛭子さんみたいな飄々としたタレントまで、朝日の政治キャンペーンにのせられていたのに驚いて、このメディア裏通信簿でも取り上げましたが。

 先生 3月14日のTBS系「私の何がイケないの?」で放送していたが、蛭子は1年前に軽度認知障害と診断されていたんだそうだ。今は回復に向かっているそうだけどな。無論、朝日は認知障害を知らなかったんだろうし、もしかしたら、蛭子も朝日にしゃべった時には症状もなかったのかもしれないが、それにしても朝日にいいように利用されていたよな。

 教授 あの時は、一時期、保守派論客として名をはせていた漫画家の小林よしのり氏まで反安保法制に走って、失望させられましたね。そういえば、小林氏はSAPIO5月号の連載漫画で、国連女子差別撤廃委員会が元慰安婦に日本政府は公式謝罪せよとイチャモンをつけた問題を「外圧だ」と非難していたのですが、皇位の男系継承を「女性差別」と文句を付けようと画策していたことは批判せず、むしろ賛同していました。矛盾しています。

 編集者 小林さんは以前から女系容認ですからねえ…。国連委員会問題をきっかけに、自分の間違いに気づけば良かったのに。

 先生 安保関連法が施行された翌日の3月29日の朝日朝刊はひどかったぜ。「専守防衛を転換」と大ウソ。自国を守るためやむを得ないときだけ、集団的自衛権行使の一部のみ認めたあの法律や閣議決定を、どこからどう読んだら、専守防衛の転換になるんだ。

 編集者 あの記事の巧妙なところは見出しで「専守防衛を転換」としておいて、本文を読むと「『専守防衛』の政策を大きく転換した」と書いてあるところだと思います。先生のような方に抗議されたら、「よく読んで下さい。専守防衛を転換してやめたなんて書いていないですよ。専守防衛は変わらないんですが、その政策のあり方を大きく変えた、と言っているだけです」と言い訳できるんです。

 教授 見出しと中身が違うんじゃ、往年の東スポと変わらないじゃないですか。

 先生 朝日は共産党幹部の「殺し、殺される危険」という言葉も何度も引っぱり出してきて、煽っていたが、自衛隊員が子供から「お父さんは、殺し殺されに行くの」と言われたら、どんな気持ちになるか考えたことあるのかね。