渡辺龍太(フリーニュースディレクター)

 ブラックバイトユニオンという団体が、飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」に対して、団体交渉を申し入れたというニュースが出ていました。

 その理由は、4ヶ月も1日も休みなく働き、大学の単位も全て落とした大学生のアルバイトの若者を支援するためだそうです。

 このニュースを読んだ時、『大学生にもなって、どうしようもなバカがいるもんだな。』とだけ思いました。

画像はイメージです
画像はイメージです

怪しい人と縁を切れなかったのは自己責任


 世の中には、ヤクザまがいの怪しい人がたくさんいます。

 例えば、新宿などを歩いていても、変な宗教の勧誘があったり、ぼったくりバーに誘われたり様々です。

 でも、そんな怪しい人からの誘いも、まともな大学生となれば、自分の身を守るために、普通はついていきません。

 どんなに熱心に勧誘されても、勇気を出して無視するのが当たり前です。

 しゃぶしゃぶ温野菜って会社も、まともな大人が見れば、ヤクザ顔負けのおかしな企業です。

 アルバイトに対して、4ヶ月も休みなしで働かせたり、やめるなら数千万円の損害賠償だと脅していたそうです。

 単なる飲食店のバイトに、数千万円の請求ですよ!!!

 本物のヤクザだって、そんなバカみたいな脅しをしないんじゃないでしょうか。

 そんな恫喝行為は、労働問題というより、間違いなく犯罪です。

お人好しなんて慰めないで叱ってやれ!


 時間のある人は、この動画も見てください。

 こんな恫喝を行う人を、平然と雇っている会社とは、まともではありません。

 判断力を持った大人なら、一刻も早く手を切るのが当たり前だと、誰もが考えるでしょう。

 しかし、この大学生といえば・・・?

 ブラックバイトユニオンの青木耕太郎氏によると、

 「男性は責任感が強く、非常に優しい性格。男性のミスのせいで店長がクビになる(のちに虚偽と判明)と聞いて、申し訳ないと考えたことがあった」

 と、思っていたそうです。

 こんな風に、ヤクザまがいの人物相手に『申し訳ない』思いながら、大学の単位を全て落としたなんて、単なる世間知らずのバカだとしか思えません。

 この青年に対しては、『可哀想だったね〜。』と慰めるより、『何て勇気を出して、会社と縁を切らなかったんだ!』と、キチっと叱ってあげるのが一番の様な気がします。

 推測ですが、こういう明らかにオカシナ人とも縁を切れない若者がいるというのは、甘やかしすぎる子育てにあるんではないでしょうか。

 幼稚園の時から、喧嘩をすれば大人が仲裁に入り・・・。

 ちょっと、子供に道を聞くていどの事をする男性がいれば、『変質者かもしれない!』と大人が大騒ぎ・・・。

 そうやって育てられたら、世の中に悪い人がいても、誰かが大騒ぎして退治してくれるとだけ思って生きて行く人間が出来上がってしまう様な気がします。

 本当に必要なのは、自分の頭で考えて『怪しい!』と感じる人とは関わらない事だけです。

 このバイトのケースで言えば、一方的にでも良いので、出勤しなければ良かっただけだと思います。

 それが分からない若者にとっては、ブラックバイトユニオンの様な存在は、『自分の頭で考える』というチャンスを、また一つ奪っていくだけの存在の様に、私には見えてしまいました。
(渡辺龍太のブログ 2015年9月15日分を転載

わたなべ・りゅうた 1984年大阪生まれ。高校を卒業後に渡米。映像制作や台本構成などを学ぶ。その後、帰国しNHKや民放で、海外向けの英語放送から国内向け 放送 まで、様々なニュース番組の制作に関わる。現在はそれらに加え、ネットニュース、書籍、有名タレントのメルマガやブログの企画プロデュースなどを 行い、商業メディアのマーケティングや売り上げと日々格闘している。また、ブログが各種サイトに転載され、ブログランキングで上位に入っている。放送作家として培った会話力・雑談力アップの秘訣を紹介するブログ「会話アップ」を運営。