渡瀬裕哉(早稲田大学招聘研究員)

抱き合って協力を誓い合ったヒラリーとサンダース


 7月13日、米国ニューハンプシャー州でクリントンとサンダースは壇上で抱き合って協力を誓い合いました。サンダースは「彼女が大統領選の民主党候補者になる。自分は何でもするつもりだ」と述べ、ヒラリー・クリントンが圧倒的に最適な候補だと強調しました。
7月12日、米ニューハンプシャー州で、大統領選の民主党候補指名を争ったサンダース上院議員(左)と共に手を振るクリントン前国務長官(AP)
7月12日、米ニューハンプシャー州で、大統領選の民主党候補指名を争ったサンダース上院議員(左)と共に手を振るクリントン前国務長官(AP)
 さらに、サンダースは「二人の間に意見の相違があるために予備選挙を戦ってきたが、それが民主主義というものだ」という言葉を続けて、「そのおかげで両陣営は歩み寄りができ、民主党の歴史で最も進歩的な公約をまとめることができた」と民主主義を讃えました。

 サンダース支持者が会場からブーイングすると、サンダースはそれらの人々を手で制し、返礼としてクリントン氏はサンダースの存在に謝辞を述べ、彼が掲げた政策を取り入れていく決意を語りました。

野党に引きずり降ろされた宇都宮氏


 一方、日本では公示日直前から野党側の候補者として内定していたと見られる宇都宮健児氏に代わって鳥越俊太郎氏を擁立する動きが活発になりました。

 宇都宮氏は7月12日にメディアに対して「(鳥越氏は)大変知名度のある方だとは思うが、(野党の対応に)違和感を持っている。候補者のことをなんだと思っているのか」。野党が鳥越氏を担いだ経緯についても「不透明だ。どういう議論がされているのか伝わってこない」(産経ニュースから引用)と怒りをぶちまけています。

 その上で、宇都宮氏は鳥越氏と面談し、「都政のことはこれから」という鳥越氏に自らの政策集を渡し、その実現を託しました。会談終了後、宇都宮氏は「掲げた政策を実現するためには選挙で勝つ必要がある。その前提となるのは政策であって、なんでも勝てばいいという立場ではない」と囲み取材で語っています。

 しかし、テレビで追及されてようやく言及した築地市場の移転反対の可能性を含めて宇都宮市の政策が十分に反映されたとは言えない状況です。

 宇都宮健児氏のTwitterは7月13日の撤退表明以来沈黙していましたが、7月20日現在イベント紹介の案内の配信が再開されましたが、東京都知事選挙については一切触れられていません。