やまもといちろう(ブロガー、投資家)

 防虫暇ありで京都大学までいってきた帰りに、ある案件でご一緒している人とお茶してきました。

 といっても、大変にややこしい方面ですのでおいそれと書くのも問題なのですが、ブログに書いてよいというので概要だけでも披露すると「SMAPはいいファンをもっている」って話。

 本来なら、解散するにもいろんな大人の事情はあるだろうし、問題含みの事案なのですけれども、今回はその辺はほとんど無縁なんだそうです。これはジャニーズ事務所の伝統であり、良いところでもある「あんまり芸能系のゴロが介在できない」仕組みがあって、 それは事務所がうまく仕掛けたというより、ファン同士の相互監視のシステムが大きな不正を生みづらい仕組みが内在されていたからです。こういう話がジャニーズ事務所以外であったらもっと酷いことになっていたかもしれない。
 んで、メリーさん問題というのはこういう「ややこしい方面」にも伝わっているようでして、つまり、昔はバーターでタレントを押し込む実力のある事務所であれば、スキャンダルの揉み消しだけでなく、やりたいように事務所がコントロールできてきたものが、ネット社会になってできなくなっている、というのがあるんだそうで。それは、それこそ00年代ぐらいまでならばテレビ局押さえました、週刊誌(文春や新潮)は騒がせません、スポーツ紙も握っているデスクで大本営発表を垂れ流させます、女性誌も一部はガッチリ握っていれば大丈夫、という状態であるならば、一部反逆する女性誌以外は情報が出ることもなく、スキャンダルでタレントやグループがつぶれることもない。ある意味で、安閑としていればOKであったわけですよ。

 ところが、最近ではタレントのことをよく知るファンがネットに内情を書く。芸能マスコミで握れていない記者がネット媒体に核心となる記事を書く。何しろ事実なものだから、これがネットで流通してしまうと、いくらテレビやスポーツ紙を押さえたところで、真実はどんどん流れ出ていってしまうんです。

 今回のSMAPのケースでいうと、 いろいろ精神的な問題はあったにせよ、圧倒的に木村拓哉さんが日和った、奥さん娘さんがいて、ジャニーズ事務所の幹部になる道を歩んだって話がネットで大いに出てしまいました。あれだけテレビで謝罪して、ラジオや週刊誌、スポーツ紙を押さえて万全の態勢で封じ込めたはずが、誰もが「木村拓哉が悪い」「木村拓哉と工藤静香の夫婦が保身に走った」って事実を知ってしまったわけですよ。情報に接すれば、確証はないけど薄々「そうじゃないかな」と勘繰ることはできても、確信は持てないはずが、今回は特にテレビ局や芸能界の人達ならば暗黙の秘密だったことが全部ネットで暴露されることで、またひとつタガが外れてしまったわけです。