米へ留学させるべし


 日本がイノベーション大国になるためには、様々な仕組みを変えなければならず、大変な労力と時間がかかる。イノベーションを生むようになるための手っ取り早い方法は、若者がどんどんアメリカへ学びに来ることだ。孫正義氏など、日本で成功している経営者の多くは、アメリカで学んでいる。アメリカで学び、日本へ戻って起業すればよい。
カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)キャンパス内(写真:小平尚典)
カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)キャンパス内(写真:小平尚典)
 日本は発明することと、良い製品をつくることに関しては、世界トップクラスだ。どこの企業も良い製品をつくる。ただし、それを世界のスタンダードにすることは、言葉のハードルがあり苦手だ。

 世界に売ることを考えた場合、若者をどんどんアメリカへ留学させるべきだ。だいたい日本では企業が大学に期待していない(苦笑)。それだったらアメリカへ留学させたほうがよい。

 それと、日本人の真面目さは誇るべきことだ。部品を発注すると、納期をしっかりと守り、完璧なものをつくってくれる。一方、アメリカでは、納期は2倍、3倍かかり、しかも、図面とはまったく違うものをつくってくる、ということが日常茶飯事だ(苦笑)。この真面目さは仕事をするのに普遍的に大切なことだ。

 とにかく日本に必要なのはスタートアップの成功例だ。成功例は後進を育てる。成功例がある程度出たら、変わっていくだろう。

(文:Wedge編集部 伊藤 悟)