佐野秀光(「支持政党なし」代表)
 
 永田町で「解散風」が吹き始め、次期衆院選が早ければ来年2月に実施される可能性が出てきましたね。7月の参院選で獲得した64万票という数からすれば、議席獲得も夢じゃないところまできたんじゃないですか。欲を言えば複数の議席がほしいですね。

 私たちの「支持政党なし」という政治団体の考え方に多くの国民が満足してくれているということは事実です。今まで消去法で投票したり、白票だったりする人たちの行き場のない思いを「支持政党なし」に投票することでその人たちの心の声が政治に伝わったと言えます。おかしな党のように見えますが、本来は最大の支持を得てもいい党なんです。
佐野秀光氏
佐野秀光氏
 よく、私たちの政治団体の名前ではなく、ただ単に本当に投票する党がなくて「支持政党なし」と書いただけの票が大半だと批判する人がいますが、それは違いますよ。投票所には政党名が書いてあり、その横に略称があって、さらにその横に候補者の名前があるので、64万票は確信的な票だと思います。

 週刊誌なんかで「200万人がだまされる」と書かれたりして、ある意味で注目されたことがよかったかもしれません。ですが、64万票に達したことで一部の政治評論家なんかが、当初は批判するようなコメントが多かったんですけど、最近は「そういのもアリか」みたいな論調に変わってきてますよ。

 いつも選挙を見ていると、各政党がだまし合いをやっているだけじゃないですか。選挙になるとあれこれ公約を言いますが、できもしないこと言って国民をだましているだけなんです。

 まして、小さな政党はあれこれやりますって言ったところで実現できるわけない。ならば国会に提出される法案をインターネットで賛否を聞いて直接民主主義の橋渡しをしてやろうというのが私たちなんです。

 「支持政党なし」の役割をもう少し具体的に説明すると、そもそも政策を持たないので、国会に提出された法案などについてネットで賛否を確認します。例えば賛成7割、反対3割であれば、所属議員が10人いた場合、このうち7人が賛成、3人が反対に回るということなんです。

 ということは「支持政党なし」の議員の質は問われない。政策を持たないので学歴もいらないし、とにかく法案の採否に影響を持てればそれでいいわけですから。

 とにかく国をああしたい、こうしたいと仲間内で語るのは簡単ですが、実際やるとなると選挙に出て、議席を取っていかないといけない。私が主張しているのは飲み屋でグチをいうのとはちがうんです。突拍子もない手法であっても、支持政党のない人たちの思いをすくいとる受け皿になることはまちがいないですから。