象徴としての務めについてのお気持ちを表明される天皇陛下=8月7日、皇居・御所応接室(宮内庁提供)
象徴としてのお務めについてのお気持ちを表明される天皇陛下(宮内庁提供)
 今年8月8日、「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」が放送された。その要旨は、「国民との絆を守るために自分は身を削ってきた。しかし、個人の努力だけで今後も永続できるかどうかはわからない。だから皆で考え、話し合ってほしい」だった。

 畏れ多いことである。

 8月8日の玉音放送を受け、各種調査で国民の90%以上が陛下を支持している。低めの数字で84%、高めだと94%である。陛下のお言葉の中身をわかっているとは思えないが、「それでも、天皇陛下が仰ることならば」との想いであることは間違いない。反対者は、いずれの調査でも数%の、超少数派にすぎない。

 もちろん、世論調査がすべてではない。事の本質をわかっていない国民を欺き、毒を混ぜようとする輩もいるだろう。政治家も絶望的なまでに頼りない。

 しかし、あえて敵の立場で考えてみよう。70年間、ありとあらゆる手練手管を尽くし、一方的に攻撃を加え続けたのである。その結果が、これである。一体、70年間も何をしてきたのか。

 仮に皇室を亡きものにしようとしたら、二千六百年の歴史と一億の国民を敵に回さなければならない。
 

 敵の側に立って勝算が立たないということは、我々圧倒的に有利なのだ。

 ならば、何をすべきか。

 これが憲法を論じる際の心構えであろう。