THE PAGEより転載)
オマーン戦の後半に途中交代し、ハリルホジッチ監督(左)と
タッチする本田圭佑=11月11日、カシマ(撮影・中井誠)
 日本代表がW杯ロシア大会に出場できるかどうか。アジア最終予選の行方を大きく左右する、グループBの首位・サウジアラビア代表を埼玉スタジアムに迎える大一番が、いよいよ15日に迫ってきた。

 6日から茨城県内で合宿を行っているチームには、8日に欧州組のFW本田圭佑(ACミラン)やFW岡崎慎司(レスター・シティ)らが合流。招集された25人全員がようやく勢ぞろいした。

 なぜ埼玉県内ではなく茨城県内なのかといえば、11日にカシマスタジアムでオマーン代表との国際親善試合が組まれているためだ。この日は国際Aマッチデーだが、サウジアラビアやグループBの2位・オーストラリア代表は国際親善試合を組まず、15日のアジア最終予選へコンディションを整えている。

 サウジアラビア戦まで中3日という状況で、日本はなぜ親善試合を組んだのか。答えは4日の代表発表の席で、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が発した言葉にある。

「オマーンはサウジアラビアに少し似ているから選んだ。アラブ系のフットボールをするイメージだ」

 最終予選の組み合わせと日程が決まった時点で、折り返しの5試合目となるホームのサウジアラビア戦を、必ず勝たなければいけない一戦と設定。2次予選で敗退していたオマーンを「仮想サウジ」とした。

 2大会連続でワールドカップ出場を逃しているサウジアラビアだが、今回の最終予選では3勝1分けと好スタートを切った。2勝1分け1敗で3位に甘んじる日本との勝ち点差は「3」で、結果次第ではハリルホジッチ監督の進退を問う声が再び沸き起こりかねない状況で顔を会わせる。

 もっとも、オマーン戦のメリットは、強敵をイメージしながら戦える点だけにとどまらない。ハリルホジッチ監督はこうも語っていた。

「海外で試合に出ることができていない選手が、どのような状態なのかも見ておきたい」

 岡崎とMF香川真司(ボルシア・ドルトムント)、DF長友佑都(インテル・ミラノ)は、最近になってリーグ戦の出場時間が増えてきたが、それでも絶対的なポジションを確保しているとは言い難い。