2019年1月1日に皇太子さまが即位され、新たな元号へと切り替えることを政府が検討中だと報じられた。

 退位後の現陛下の呼称について、一時「前天皇」や「元天皇」も報じられたこともあったが、「上皇(太上天皇)」とすることが根強く言われている。

「私的なお出かけはもちろん、陛下と美智子さまがライフワークとされている先の大戦にかかわるお出ましや、障害者施設の訪問などは変わらず続けられることが予想されます。ですが、種々の大会へのご臨席や地方視察といった一般的な公務を担われることはほとんどなくなるでしょう」(皇室ジャーナリスト)
新潟県長岡市にある障害者支援施設で利用者の作業活動を視察される天皇、皇后両陛下=平成26年6月
新潟県長岡市にある障害者支援施設で利用者の作業活動を視察される天皇、皇后両陛下=平成26年6月
 宮内庁関係者が明かす。

「大きな動きがあるとすれば、悲願のひとつである韓国訪問。天皇としてのお立場では実現が難しい面もありましたが、退位後なら、というお考えもあるのではないでしょうか」

 それでは、退位後のお住まいはどうなるのだろうか。

「現陛下が退位後に皇居・大宮御所に移られ、皇太子ご一家が御所に、秋篠宮ご一家が赤坂御用地の東宮御所で暮らされるのがよいというご意向をお持ちだと聞きます」(宮内庁関係者)

 だが、先代の陛下と「徳仁天皇」が同じ敷地内にお住まいになることが、新たな天皇の精神的なご負担になってしまうのではないかという声もあがる。

「機を見て京都御所に引っ越されるか、あるいは那須、葉山、須崎の3つの御用邸に移り住まれる案も検討されているといいます。新たな天皇と皇后への配慮に心を砕かれているのでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 一方、「雅子皇后」に対して、「果たして重責に耐えられるのか」と不安視する声はやまない。ここ数年はお出ましの機会も増え快復傾向にあるが、依然療養中の身でいらっしゃることに変わりはなく、加えて宮中祭祀といった儀式への欠席は続いている。

 だが、皇后となることでの雅子さまの「奮起」に期待する声も多い。

「今春、皇太子ご夫妻は外交関係樹立60周年の記念にマレーシアに足を運ばれる予定で調整が進められています。雅子さまにとっては初のアジアの国への訪問。

 また、これまで雅子さまの海外訪問は各国王室の祝賀行事が主で、シンプルな『皇室外交』は大変珍しいことです。皇太子さまはプロポーズの際、雅子さまに“皇室外交をしませんか?”と声をかけられたといいます。元来活発な性格の雅子さまにとって、マレーシア訪問は自信の回復につながる。皇后となられたら、皇室外交のトップランナーとして奔走されるお姿もゆうに想像できます」(前出・皇室ジャーナリスト)

 それでは、次代の到来は私たちの生活にどう影響するのだろう。

「陛下の『お気持ち』表明後、印刷業の会社の株価が上がったんです」

 そう興味深い話をしてくれたのはある金融関係者だ。

「元号が変われば、小切手や手形などの金券類、官公庁や企業の膨大な量の印刷物や伝票類の需要が出る。実は、昭和天皇が崩御されたときにも、同様に印刷関連株が上昇したそうです」

 記念切手やさまざまな祝賀グッズも数多く店頭に並び、景気が上向くことが予想される。一方、今から元号が変わることに戦々恐々としているのが手帳やカレンダーを制作している会社だ。

「西暦表記の商品なら問題ありませんが、元号を明記するものだと、もし新元号の発表がずれ込んだりしたときに、開発スケジュールがタイトになりそうで心配です」(関係者)

 日常生活でいえば、「徳仁天皇」の誕生日である2月23日が天皇誕生日になる。現陛下の誕生日である12月23日は、新たに国民の祝日として名前をかえることになるだろう。

「国民的な慶事である即位に合わせて、減刑や刑執行の免除、違反によって取り消された運転免許資格を回復させる復権といった『恩赦(おんしゃ)』が行われることも考えられます。現天皇の即位のときには約250万人が恩赦の対象となりました」(皇室記者)

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