諌山裕(グラフィックデザイナー)

 広大な宇宙には無数の銀河があり、ひとつの銀河系には数千億の恒星があり、その恒星には惑星がある。恒星には小さなものから巨大なものまであるが、それぞれの恒星系で生命が存在できるであろうハビタブルゾーンがあり、そこに惑星や衛星があれば生命の可能性がある。

 私たちの太陽系内では、まだ地球以外での生命は発見されていないが、エウロパやかつての火星には生命は存在している(いた)可能性が高まっている。おそらく、生命の誕生は星の生成と成長過程での必然なのではと思う。
 その生命が、文明を築くほどの進化を遂げる確率は低くなるだろうが、星の数はあまりにも膨大なので、1億分の1だとしても、天の川銀河の中には知的生命体の存在する恒星系の数は2000個はあることになる。

 文明を築くほどのレベルであれば、通信手段として電波を使うだろう。人類がそうであるように。その電波が届いているかもしれない……という前提で、地球外知的生命を探そうとしている。その兆候を見つけたという研究発表があったそうだ。

 人知をはるかに超え、無限の広さを持つとも言われる宇宙について人間はまだまだ知らないことが多すぎるといえます。その中には、地球以外の惑星における知的生命体の存在が含まれているのですが、カナダのケベックにあるラヴァル大学の研究チームは、深宇宙から届いた数々の不可思議な電波を分析して、「おそらく地球外生命体によって発信されたものだ」とする論文を発表しました。

Strange messages coming from the stars are ‘probably’ from aliens, scientists say | The Independent
http://www.independent.co.uk/news/science/aliens-proof-evidence-facts-stars-scientists-extraterrestrial-life-et-intelligence-a7377716.html

論文を発表したのは、ラヴァル大学で研究を行っているErmanno F. Borra氏とEric Trottier氏です。両名は宇宙から届く電波の研究の中で、特に地球から遠く離れた深宇宙から飛んでくる電波をフーリエ変換して調査したところ、特殊な変調が見られることを発見。その特異な変調パターンから、これらが地球外知的生命体によって発された存在を知らせるための電波である可能性があるとしています。

 問題は、その信号を解読できるかどうかだね。起源がまったく異なる知的生命体の、未知の言語を解読するのはかなり困難。数学は宇宙共通……という考え方もあるのだが、それすらも人類の思考パターンやロジックに依拠している。10進法や2進法などで記述される数学でも、未知の種族が数学を別の表現で形にしていたら、我々には理解できない。逆もしかり。