谷本真由美(コンサルタント兼著述家)

 保育園で男性保育士に「着替えやオムツ替えをやらせないで」といった保護者に対し、千葉市の熊谷俊人市長が「それって男性保育士差別では?」と疑問を投げかけたことが大炎上していました。

※写真はイメージ
※写真はイメージ
 熊谷市長は「娘を男性保育士に着替えさせたくないと言う人は、同様に息子を女性保育士に着替えさせるべきではないわけですが、そんな人は見たことがありません。社会が考慮するに足る理由無しに性による区別をすることは差別です」とおっしゃっており、リベラル系とか海外出羽守(でわのかみ〈海外から日本のコレはあかん、海外サイコー、とゴチャゴチャいう暇人〉)系の面々も「そんなの差別じゃん」と激怒しておられます。

 確かに性別で職業を差別するのは今風ではありません。

 ワタクシ自身はいわゆる海外出羽守のカテゴリの人ですが、この件に関しては、男の保育士のオムツ替えは勘弁して、という保護者と同じ立場です。

 自分にも2歳になる男の赤子がいますので、そのような親御さんたちと同じく、男性保育士のオムツ替えや着替えは不安に思います。差別主義者といわれるのを承知で書きますが、こどもをターゲットにした性犯罪の大半は男性によるものだからです。

 the US National Incident-Based Reporting System(NIBRS)のデータによれば、こどもをターゲットにした性犯罪の90%は男性によるもので、3.9%は女性、6%は性別不能です。1998年のCanadian Incidence Study of Reported Child Abuse and Neglectの調査結果によれば、10.7%の犯罪者が女性です。

 犯罪学者によれば、女性がやった場合は、通報されない、発見されないこともあるとしています。しかし、女性に比べると、男性は性犯罪を犯すリスクが高い人々です。(https://aifs.gov.au/cfca/publications/who-abuses-children