2017年03月20日 11:48 公開

内戦が続くシリアで19日、政府軍と反政府勢力が首都ダマスカス郊外で激しく衝突した。

反政府勢力はダマスカスの東にあるジョバル地区で奇襲をかけ、迫撃砲やロケット砲が市の中心部にも到達した。

現地の活動家らによると、攻撃は19日早朝に始まり、自動車爆弾や自爆攻撃が相次いだ。シリア国営メディアは、秘密裏に作られたトンネルが使用されたと伝えた。

シリア軍は反政府勢力の攻撃を押しとどめたと述べた。

情報収集にあたる民間団体「シリア人権監視団」によると、政府の空軍機が反政府勢力の陣地を30回以上空爆した。

ダマスカス地域にある反政府勢力のわずかな陣地の中では、ジョバル地区が最も市の中心部に近い。ジョバル地区をめぐっては、一方に反政府勢力とイスラム聖戦主義者ら、もう一方に政府軍の2つに別れて、2年以上攻防を続けている。

ダマスカスで取材するAFP通信特派員らによると、市内で爆発が相次ぐなか、政府軍は戦略的に重要なアッバシド広場に続く道を封鎖した。

シリア人権監視団は、政府軍がバルザ、ティシュリーン、カーブーン各地区に攻勢をかけるなか、反政府勢力は政府軍の攻撃の手を緩めさせようとして今回の攻撃を始めたと話した。

先週15日には、ダマスカス中心部にある主要な裁判所施設での自爆攻撃によって少なくとも31人が死亡した。

その後、ダマスカス西部のラブエ地区にあるレストランで自爆攻撃が再び起き、20人以上が負傷した。

15日は、アサド政権に対する反政府運動の開始6周年だった。

(英語記事 Syria war: Damascus sees fierce clashes after rebel attack