連日、“森友祭り”のテレビのワイドショーも笑いが止まらない。

「とにかく絵(映像)が面白い。登場人物のキャラが立つ。次々に新ネタが出てきて視聴者を飽きさせない。こんな3拍子揃ったネタは久しぶりですよ」

 民放キー局のテレビマンは興奮気味に語る。

 それはそうだろう。天下の首相夫妻と一民間人である籠池泰典・諄子夫妻が100万円を「渡した」「受け取っていない」などと互いに「ウソつき」と罵り合う泥仕合などなかなか見られない。連日の報道で視聴率はうなぎのぼりといい、普段は視聴率2~3%のNHKの国会中継でさえ、籠池喚問(3月23日)はなんと最高16.1%(関東地区。関西地区は17.7%)に達した。メディアにとってはまさに籠池特需だ。

 その中でも一番の勝ち組は安倍首相に食い込むフジサンケイグループだろう。
野党議員による自宅でのヒアリングを終え移動する籠池泰典氏=3月16日、大阪府豊中市(彦野公太朗撮影)
野党議員による自宅でのヒアリングを終え移動する籠池泰典氏=3月16日、大阪府豊中市(彦野公太朗撮影)
 産経新聞が証人喚問の翌日に「メール全容判明」といち早く昭恵氏と籠池夫人が交わしたメールの内容を報じれば、フジテレビも同日昼のワイドショー『グッディ!』で「独占入手」とメールを紹介した。

「言いたい放題の籠池に反論したいことが山ほどある安倍首相サイドが、反証材料を保守系メディアに流す。総理が苦しくなればなるほど親安倍メディア、とくに産経にタナボタでネタが集まっている」(政治部記者)