2017年05月29日 12:40 公開

北朝鮮は29日早朝、東部の江原道元山付近から東へ短距離弾道ミサイルを発射した。米太平洋軍司令部によると、約6分間にわたり約450キロ飛行し、日本海に着弾した。日本の排他的経済水域)(EEZ)内とみられ、日本政府は「厳重に抗議した」と明らかにした。北朝鮮によるミサイル発射実験は、3週間で3回目。

日本の菅義偉官房長官は同日朝、弾道ミサイルの落下地点は、新潟県佐渡島と島根県隠岐諸島の間の日本海で、日本のEEZ内と推定されると発表した。

韓国軍合同参謀本部の報道官によると、ミサイルは高度120キロに達した。報道官は、発射されたミサイルの「具体的な数について分析中」と述べ、複数発の発射だった可能性を示唆した。

ミサイル発射の前日28日には国営朝鮮中央通信(KCNA)が、金正恩氏が対空防衛システムの試験を視察したと伝えた。

北朝鮮は、ソ連製の短距離スカッドミサイルを大量の保有する。最新型スカッドの射程距離は約1000キロ。

北朝鮮は今月、中距離と長距離のミサイルを実験し、「成功」だったと発表している。14日の実験についてKCNAは、「新型の中・長距離弾道ミサイル『火星12型』」の発射実験に成功したと発表した。「発射実験は、大型核弾頭を搭載可能な新型弾道ロケットの戦術的・技術的詳細を検証するためのものだった」と伝えている。

北朝鮮はミサイル実験を前例のないペースで進めている。消息筋は一連の発射実験から、北朝鮮が弾頭搭載可能なミサイル開発に向けて前進している様子がうかがわれると指摘。米国本土を射程圏内に収める大陸間弾道ミサイルの実験に向けて、着実に進展しているとみられている。

(英語記事 N Korea fires Scud missile into sea, its third test in three weeks