2017年06月05日 16:50 公開

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシア高官との接触をめぐり今年2月に辞任したマイケル・フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)について、2015年にモスクワで開かれた夕食会で同席した際には、ほとんど話をしなかったと述べ、フリン氏との強いつながりを否定した。

米NBCテレビが5日夜に放送したインタビューでプーチン大統領は、夕食会が終わって初めて、フリン氏がどんな人物なのかを知ったと語った。メギン・ケリー氏とのインタビューでプーチン氏は夕食会について、「スピーチをして、その後に別の話を少ししてから席を立ち、退席した」と述べた。

「その後、(フリン氏について)『あの人がアメリカ人で、色々と関与しているのを知っているか。前は情報関係者だった』と聞かされた。それが全部。きちんと話しもしなかった」

プーチン大統領はさらに、ロシア政府がドナルド・トランプ大統領の弱みとなる情報を持っているとの主張を、「これもまた非常にナンセンスな話」だと述べ、否定した。

2015年12月にモスクワでロシアのRTテレビのために開かれた夕食会で、プーチン氏とフリン氏が隣り同士で座っている写真は広く拡散され、トランプ政権とロシア政府幹部と関係疑惑をいっそう深める結果となった。

フリン氏は、政権発足前にロシアのセルゲイ・キスリャク駐米大使と電話会談し、対ロ制裁解除などを協議したことについて、マイク・ペンス副大統領らに事実と異なる説明をした責任を問われ、辞任した。

フリン氏は辞任後、ロシアとのつながりや、ロシアが昨年の米大統領選に介入した疑いについて米上院情報委員会に証言を求められているが、黙秘権を行使し、証言を拒否している。

トランプ大統領はロシアと結託した事実はないと主張し、米連邦捜査局(FBI)による捜査を「魔女狩り」だと批判している。

(英語記事 Putin plays down ties with President Trump's ex-adviser Flynn