2017年06月30日 11:58 公開

ドナルド・トランプ米大統領が29日朝にツイッターで、米MSNBCの朝の情報番組の司会者を「顔のしわ取り手術で血が出ていた」などと攻撃した内容を受けて、共和党幹部からも批判の声が上がっている。

トランプ氏は、情報番組「モーニング・ジョー」でキャスターのミカ・ブレジンスキー氏が自分を批判したことを受けて、「低IQのクレイジーなミカ」は「フェイスリフト(顔のしわやたるみを取る手術)でひどく血が出ていた」などと書いた。さらに共演する司会者のジョー・スカーボロ氏についても攻撃した。

共和党幹部のリンジー・グレアム上院議員はこれを受けて、トランプ氏の書いた内容は大統領の「職務にふさわしくない」ものだとツイッターで批判。「あなたのツイートは、米国がいかに偉大かを示すものではなく、米国政治の何が問題なのかを表すものです」と書いた。

同様に共和党のベン・サシー上院議員も、「お願いだからともかくやめてください。これは普通じゃないし、あなたの職務の品位にふさわしくない」とツイートした。

共和党幹部のポール・ライアン下院議長も、「ふさわしいコメントとは思わない。我々は、政治議論の調子や礼儀正しさを今よりよくしようとしている。(大統領のツイートは)もちろんその努力の助けにならない」と批判した。

MSNBCの広報担当役員マーク・コーンブラウ氏は、「大統領が自分の仕事をする代わりに、いじめと嘘とくだらない個人攻撃をして時間を過ごしているのは、アメリカにとって悲しい日だ」とツイートした。

しかし、ホワイトハウスはトランプ氏をさかんに擁護した。

サラ・ハッカビー・サンダース副報道官は米フォックスニュースに対して「大統領は、自分が攻撃されても反撃しないような人ではないと思う」と述べた。

「あの(MSNBC)番組の人たちは、何度も(トランプ氏を)個人攻撃してきた。この大統領は火には火で戦うし、リベラル・メディアや、メディアやハリウッドその他どこにいるリベラル・エリートだろうと、彼らにいじめられてひるんだりしない」

ブレジンスキー氏とスカーボロ氏は番組「モーニング・ジョー」で、政権発足以来、トランプ氏非難の調子を強めていた。

ここ数週間の間にスカーボロ氏はトランプ氏を、「無様な間抜け」で「ズボンの中にうんこをもらした子供」みたいだと呼んでいた。ブレジンスキー氏は政権関係者を「ロボトミー手術を受けたみたい」と嘲笑していた。

これに対してトランプ氏は、「視聴率低迷の『モーニング・ジョー』(もう見てない)が僕を悪く言ってるらしい。だったらどうして、低IQミカとサイコ・ジョーは二人して大晦日の頃に3日もマール・ア・ラーゴにやってきて、ぜひとも僕と会いたいと言ってきたんだ? 彼女はフェイスリフトですごく血が出てた。僕はノー!って言ったんだ」と書いた。

民主党のナンシー・ペロシ下院院内総務は、トランプ氏のツイートは「性差別で、報道の自由への攻撃で、すべての女性への侮辱だ」と非難した。

ブレジンスキー氏は、リンドン政権の大統領補佐官でカーター政権の国家安全保障問題担当補佐官だったズビグネフ・ブレジンスキー氏の娘。スカーボロ氏は元共和党下院議員で、二人は婚約中。

(英語記事 Republicans round on Trump over 'bleeding facelift' tweet