2017年07月03日 9:00 公開

英中部ダービシャーの菜食主義の農場経営者が6月、牛を殺すのがこれ以上耐えられないと、肉用牛農家を廃業した。食肉用に飼育していた牛63頭は、東部ノーフォークの動物保護施設に託した。ジェイ・ワイルドさん(59)は25年来の菜食主義者。2011年に父親が亡くなったのを機に、農場を引き継いだ。「牛は記憶力がいいし、多彩な感情の持ち主だ。他者との関係性を築くし、泣くのを見たことさえある」とワイルドさん。「最善を尽くして面倒をみた末に、おそらく恐ろしい死に方が待ち受ける食肉処理施設に送り出すのは、とても辛かった」ノーフォーク・フレッテナム近くのヒルサイド動物サンクチュアリによると、引き取った牛のうち30頭が妊娠していた。どの牛も「ペットとして寿命をまっとうする」ことになるという。