2017年07月19日 14:23 公開

豪シドニー出身の女性ジャスティーン・デイモンドさん(40)が先週、米ミネソタ州ミネアポリスで犯罪の可能性を警察に通報した後、警官に射殺された事件で、マルコム・ターンブル豪首相は19日、経緯が「不可解だ」として米当局に説明を求める考えを示した。

事件は米当局が調べているが、発砲した警察官に証言を無理強いできないと捜査当局は説明している。

ターンブル首相は豪政府として、「悲劇的な結末」になった理由を何としても知るつもりだと語った。

地元テレビ局「ナイン」に出演したターンブル首相は、「助けを求めて外に出たパジャマ姿の女性が、このような形で撃たれるとはどういうことか」と述べた。「衝撃的な殺人だ。彼女の家族に代わって答えを要求している」。

米メディアによると、デイモンドさんは15日に射殺された際、パジャマを着て警察車両の運転席側のドアに向かって歩いていたという。

助手席に座っていたモハメド・ヌール警官は、運転席にいた警官の脇から発砲し、銃弾はデイモンドさんの腹部に当たった。

ミネアポリス警察では、すべての警官と警察車両にカメラが装備されているが、この事件は撮影していなかったという。

ミネアポリスのベッツィー・ホッジス市長は、ヌール警官および一緒にいた警官がなぜカメラを作動させなかったのか、情報を求めていると述べたが、「ヌール警官に無理やり証言させることはできない」と語った。

「依然として大きな疑問がいくつか残っており、答えが近く得られるのを期待している」

19日早朝には、デイモンドさんを追悼するためシドニーの浜辺に数百人が集まった。沈黙のなか、デイモンドさんの遺族や友人たちを含む人々がろうそくに火を灯し、ピンクの花を海に流した。

追悼に先立ちデイモンドさんの遺族は文書を出し、「美しい私たちのジャスティーンのため、彼女の人生をたたえ、愛を分かち合い、彼女の死を悼もうと、一つの共同体としてここに集まった」と述べた。

(英語記事 Justine Damond: Australian PM calls shooting 'inexplicable'