2017年08月04日 13:33 公開

オーストラリア連邦警察は4日、飛行機を墜落させるため爆発装置を乗せようとしていたとして先月逮捕されたテロ容疑者2人が、毒ガスを出して攻撃する装置も準備していたと発表した。

警察によると、男たちには7月15日にシドニー発のエティハド航空機に自家製の爆発装置を乗せようとした容疑がかけられている。さらに、毒ガスを放出する装置を作ろうとしていたものの、完成間近ではなかったという。

捜査官たちは、攻撃計画は「完全に阻止された」と述べた。

マイケル・フェラン副総監は、「オーストラリア国内で計画されたものとしては、これまでで最も洗練されたものだ」と語った。

フェラン氏によると、最初の計画では、軍事級の「高度な」爆発物の使用が想定されていたが、荷物のチェックインが許されず、計画は阻止された。

フェラン氏は、「なぜ荷物をチェックインできなかったか、憶測が多少流れているようだ。はっきりさせておきたいが、(安全)検査にはまったく近づいていなかった」

爆発装置の部品は、過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)の幹部がトルコから送ったもので、オーストラリアに航空貨物として空輸されたとみられる。

二つ目の攻撃計画では、毒ガスの硫化水素を放出する自家製装置が使われようとしていた。

フェラン氏によると、先月29日の家宅捜索で4人を逮捕した際には、ただちに攻撃できる状態ではなかったという。

逮捕された4人のうち2人は4日に裁判所に出廷。容疑は「テロ攻撃の計画、もしくは準備」だという。

残り2人のうち1人はその後釈放され、もう1人は依然として拘束されている。

警察によると、4人のうちの1人は今年4月にIS関係者と連絡を取っていた。

警察は過去1週間、シドニー郊外の町のレイクンバ、パンチボウル、サリーヒルズ、ワイリーパーク、バンクスタウンで家宅捜索を行い、証拠を収集している。

マルコム・ターンブル首相は3日、テロ計画を「失敗に終わらせ、抑止した」と述べた。

(英語記事 Australia terror probe: Plane suspects 'made two plots'