2017年08月15日 13:34 公開

性的暴行を受けたとラジオDJを提訴していた米スター歌手テイラー・スウィフトさんは14日、コロラド州デンバーの法廷で勝訴の評決を獲得した。

スウィフトさんは2013年、デンバーのコンサート会場で当時地元ラジオ局のDJだったデイビッド・ムラー被告に、スカートの下から体をつかまれたと民事提訴し、象徴的な意味で損害賠償金1ドルを要求していた。デンバー市にある連邦地裁の陪審団は、スウィフトさんの主張を認め、スウィフトさんの希望通り賠償金1ドルの支払いを命じた。

訴えによると、ラジオ局KYGOのDJだった被告はコンサート前に主催者側に招かれ会場を訪れ、写真撮影中にスウィフトさんの体を強引につかんだ。

スウィフトさんは当時、ラジオ局に苦情を伝え、ムラー被告は2日後に解雇された。

11日にはスウィフトさんの元ボディガード、グレッグ・デント氏が出廷し、被告がスカートの下に手を伸ばすのを見たと証言した。デント氏は、被告の手がスウィフトさんの体に直接触れるのを見たわけではないが、「彼女のスカートの下に手があるのを見た」と述べた。

ムラー被告はスウィフトさんの訴えにより職を失ったと主張し、逆にスウィフトさんを名誉棄損で訴えていたが、連邦地裁判事は11日にこの訴えを棄却。14日には、被告がスウィフトさんの母親などに起こした同様の名誉棄損などの訴えも、陪審団が退けた。

勝訴評決を受けてスウィフトさんは声明で、「自分が人生や社会で恵まれていることは承知しています。このような裁判で自分を弁護するための巨額費用を負担できる自分が、恵まれていることも自覚しています」と断った上で、「主張を大勢に聞いてもらうべきほかの人たちを、助けたいと思っています。そのため近い将来、性的暴行被害者の弁護を支援する複数の団体に寄付するつもりです」と発表した。

(英語記事 Taylor Swift wins assault case against DJ