2017年08月16日 12:52 公開

南米コロンビアで15日、左翼ゲリラ「コロンビア革命軍」(FARC)が最後の武器引き渡しを行い、国連監視団の管理の下で行われていた武装解除が完了した。

同国北部の宿営地で最後の武器がトラックに積まれるのに立ち会ったフアン・マヌエル・サントス大統領は、52年間続いた対立が「最後の息をした」と語った。

国連監視団を率いるジャン・アルノー氏によると、過去1年間でコンテナ17個分の武器が回収された。約7000人の戦闘員が武装を解き、コロンビア社会に復帰する。

サントス大統領は、政府には「元戦闘員たちや、武力闘争に耐えてきた地域の社会の安全を守る強い意思がある」と述べた。

サントス氏は、FARCが明け渡した地域には軍が配置され、政府が治安維持やインフラ整備、医療サービスを行うと語った。

昨年11月にまとまった和平合意の下、FARCには2026年まで議会で10議席が与えられ、多くの元戦闘員たちは恩赦を受ける。

人権侵害を裁くための特別裁判所で有罪判決を受けたFARC構成員は、短い禁錮刑に加えて、地雷撤去などの地域奉仕活動に従事させられる。

コロンビアの首都ボゴタで取材するBBCのナタリオ・コソイ記者によると、和平合意の後、コロンビア各地で起きていた暴力は劇的に減少したという。

しかし、同国で平和を完全に実現するためには、依然として国内で活動するFARCよりも規模の小さい複数の武装勢力を排除するか和平合意を得る必要があると、コソイ記者は指摘した。

(英語記事 Colombia's Farc concludes weapons disarmament