2017年08月18日 12:07 公開

静岡県の伊豆半島沖で今年6月に米イージス逐艦艦とコンテナ船が衝突した事故で、米海軍は17日、イージス艦「フィッツジェラルド」の艦長を解任すると発表した。ほか十数人の船員が処分を受ける。

米海軍作戦副部長のビル・モラン大将は、艦長と乗組員幹部2人について、指導力への信頼が失われたとして3人の解任を明らかにした。

6月17日未明にフィリピン船籍の「ACXクリスタル」と衝突した際、フィッツジェラルドの喫水線よりも低い位置は大きくくぼんだ。浸水した船体下層の船室で、年齢19~37歳の船員7人の遺体が発見された。

艦長は衝突の衝撃で船室に閉じ込められたが、船員5人がハンマーを使ってドアを壊して救出した。

事故の報告書には、「ドアが開いた後も、破片や家具がドアにぶつかっており、出入りは困難だった」と書かれている。

一方、ACXクリスタルは船首の一部を損傷したが、損傷はより少なかった。20人の船員に負傷者はいなかった。

海上交通の記録からは、衝突の約25分前にACXクリスタルが急なUターンをしたことが示されている。進路を変えた理由は現時点で分かっていない。

海事法は、右舷側にいる船に進路を譲ると定めており、右舷に損傷があったフィッツジェラルドに衝突の責任があるのでないかとの指摘が出ていた。

(英語記事 USS Fitzgerald: US Navy to discipline dozen sailors