2017年09月01日 16:27 公開

米ノースダコタ州ファーゴの妊娠女性が行方不明となった後、遺体で見つかった事件で、女性のボーイフレンドと遺族らは31日、女性の子供とみられる赤ちゃんと対面した。

妊娠8カ月だった准看護師のサバンナ・ラフォンテーン=グレイウィンドさん(22)は、先月19日に行方不明となり、26日にレッド川で遺体で見つかった。

同州在住の夫婦が殺人容疑で逮捕された。2人は、お腹の赤ちゃんを奪うためにラフォンテーン=グレイウィンドさんを殺害した疑い。

同州キャス郡の社会福祉施設で保護されている赤ちゃんについては現在、DNA鑑定が行われている。

地元ニュースサイト「バレー・ニュース・ライブ」によると、ラフォンテーン=グレイウィンドさんの母親ノーバータさんは赤ちゃんと初対面した後、赤ちゃんは「すごくきれい」だと語った。

地元紙ビスマルク・トリビューンは、被害女性のボーイフレンドで赤ちゃんの父親のアシュトン・マセニーさんが、赤ちゃんと面会できて「最高な気分」だと語ったと伝えた。マセニーさんは、「サバンナも一緒にこの思いを味わえたらと思った」と述べ、「暗い日が続いたが、(赤ちゃんが)すぐに明るい気持ちにしてくれた」と話した。

マセニーさんによると、2人は赤ちゃんを「ヘイズリー・ジョー」と名づけようと決めていたという。

地元紙ミネアポリス・スター・トリビューンによると、ラフォンテーン=グレイウィンドさんの遺体はカヤックで川下りをしていた人たちに発見された。遺体はビニールに包まれ、丸太の重しが巻きつけられていた。

ラフォンテーン=グレイウィンドさんの失踪後、連邦政府や州、地域の当局者に加えて何百人ものボランティアや探索犬が参加し、8日間にわたって捜索が続けられていた。

同州ファーゴの警察は、殺人事件とみて捜査を進めている。

殺人容疑がかけられている夫婦、ウィリアム・ヘイン容疑者(32)とブルック・クリューズ容疑者(38)は勾留されている。

ラフォンテーン=グレイウィンドさんは失踪した当日に2人のアパートを訪れており、なぜ2人の元に生後2日の健康な赤ちゃんがいたのかについて、2人は食い違った説明を警察にしている。

クリューズ容疑者は、ラフォンテーン=グレイウィンドさん宅の上階にあった自分のアパートにラフォンテーン=グレイウィンドさんを呼び、出産を早める方法を教えたと語った。

その2日後、ラフォンテーン=グレイウィンドさんは赤ちゃんと一緒に再びクリューズ容疑者のアパートを訪れ、赤ちゃんを手渡したとクリューズ容疑者は話した。

警察の宣誓供述書によるとクリューズ容疑者は、「サバンナ・グレイウィンドさんの赤ちゃんを手に入れ、可能であれば自分のものにしようと、サバンナ・グレイウィンドさんを利用したと認めた」という。

警察は先月24日にクリューズ容疑者のアパートを捜査し、生まれたばかりの赤ちゃんを発見した。

ラフォンテーン=グレイウィンドさんの遺体の検死について29日に公表された暫定報告書では、ラフォンテーン=グレイウィンドさんが「殺人行為」によって死亡したとしたが、赤ちゃんがどのように生まれたかについては詳細は明らかにしていない。

(英語記事 Pregnant North Dakota woman's boyfriend finally meets baby after her death