2017年09月04日 15:23 公開

北朝鮮による6回目の核実験を受けて、韓国軍は4日、北朝鮮北東部の豊渓里核実験場への攻撃を想定したミサイル発射訓練を行った。

実弾訓練では、戦闘機がロケット砲を発射したほか、地上から弾道ミサイルが打ち上げられた。韓国は核兵器を持たないため、通常兵器のみの訓練だった。

聯合通信によると、韓国軍合同参謀本部のノ・ジェチョン広報室長は、発射訓練が豊渓里核実験場への攻撃を想定したものだと説明。「韓国軍は、挑発行為の出発地を破壊するだけでなく、もし我が国民の安全を脅かすならば、敵の指導部や支援部隊をも破壊するという決意を示す」訓練だと述べた。

聯合通信はさらに、韓国軍の弾道ミサイルの最大重量を倍増できるよう、現行ガイドラインの改定を「原則的に」合意したと伝えた。

ソウルで取材するBBCのロビン・ブラント記者は、韓国が警戒態勢を強めていると示すための演習だったと指摘する。

北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載可能な水爆の実験に成功したと主張する問題について、国連安全保障理事会は4日に緊急会合を開く予定。

韓国大統領府によると、安保理会合に先駆けて、韓国と日本の両政府首脳はより強力な対北朝鮮制裁決議案を安保理に求めていくことで合意したという。

韓国の文在寅大統領は、核実験を「馬鹿げた戦略的ミス」と呼び、「可能な限り最も強い」反応を取ると言明。北朝鮮を「完全に孤立化させる」新たな国連安保理制裁を求めると表明している。

ジェームズ・マティス米国防長官は3日、北朝鮮が米国や同盟国への脅威となるなら「巨大な軍事行動」で反応すると警告した。

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