2017年09月07日 18:09 公開

ロシアのアエロフロート航空の客室乗務員2人が体の大きさを理由に差別されたと損害賠償を求めていた裁判で、モスクワの法廷は6日、乗務員たちの訴えを認め、航空会社は乗務員に着る服のサイズを命令してはならないと判断を示した。

裁判では、女性の客室乗務員2人が、自分たちの体格を理由に、報酬の高い航路に乗務させてもらえなかったと訴えていた。アエロフロートは、客室乗務員は「48号」(日本の17号に相当)より大きい制服は着てはならないと指示していた。

裁判所は、アエロフロートの方針が差別的だと明確に認定しなかったものの、機会を与えられず給与に差が出たことや、精神的苦痛に対する少額の賠償支払いを命じた。

アエロフロートは、就業規則を変更するか判断する前に、判決を詳しく精査すると話している。

広報担当はロシアのイタルタス通信に対して、自分たちの対応を差別的だと裁判所が認定しなかったことを満足に思うと話した。

訴えを一部認められた原告の一人、イリーナ・イエルサリムスカヤさんは記者団に、自分の服のサイズと自分の勤務ぶりには何の関係もないと話した。

「服のサイズは、プロとしての能力に関係ないはず。そんなことは考えただけでおかしい。そもそも第一に、仕事においてプロであるべきで、外見は二の次だ」

アエロフロートは裁判の当初、体の大きい客室乗務員は、機敏な動きが必要となる非常事態に向いていないと主張していた。

さらに、乗務員の体重が1キロ重ければその分だけ、余計な燃料が必要になるとも主張していた。

アエロフロートの客室乗務員になるには、応募書類に身長、体重、服のサイズなどを詳しく書き込む必要がある。

(英語記事 Aeroflot flight attendants win compensation over uniform size