2017年09月28日 10:45 公開

ドナルド・トランプ米大統領の義理の息子で政権上級顧問のジャレッド・クシュナー氏(36)が、「女性」として有権者登録していたと報道された。米ニュースサイト「Wired」が27日、ニューヨーク州選挙管理委員会の有権者登録記録を伝えた。

「Wired」が掲載した有権者登録のスクリーンショットには、クシュナー氏の住所氏名、誕生日と合わせて、「Female(女性)」と書かれている。2009年11月に登録したものとみられる。

クシュナー氏はコメントしていないため、なぜ「女性」として登録したのかは明らかでない。

不正投票に該当するには、当事者が意図的に事実と異なる情報を提供することが要件のため、これが相当する可能性は低いとされる。

トランプ大統領は昨年11月の大統領選の後、「不正投票」について強硬に非難し、「何百万人もの人」が「違法に投票した」と主張したものの、具体的な証拠は示さなかった。

ツイッターでは、「選挙人団で地すべり的に圧勝したのに加えて、違法に投票した数百万人を差し引けば、一般投票も自分が勝った」と書いていた。

トランプ氏は選挙人の数でヒラリー・クリントン氏に勝り、大統領に当選したものの、実際の得票数はクリントン氏よりも286万票少なかった。

大統領就任後は、不正投票があったという自らの主張をもとに事実関係を調べる諮問委員会を設立。この委員会が各州に、有権者の氏名・住所・投票履歴を含む選挙人名簿の提出を求めたところ、少なくとも20州がこの要請を拒絶した。

個人メールの公務利用も

クシュナー氏と妻でトランプ氏の長女イバンカさんは、個人メールアドレスでホワイトハウスの公務についてやりとりしていたと、25日付米紙ニューヨーク・タイムズの報道で発覚したばかり。

トランプ陣営は大統領選で、クリントン氏が国務長官時代に個人アドレスで公務メールを扱っていた問題を繰り返し問題視し、「刑務所にぶちこめ」、「crooked Hillary(ずるいヒラリー)」などと罵倒を繰り返していた。

クリントン氏はこの報道を受けて、「これほどの偽善はない」と強く反発している。

ニューヨーク・タイムズによると、トランプ氏の側近ではほかにスティーブ・バノン前上級戦略官、ラインス・プリーバス前首席補佐官、ギャリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長、スティーブン・ミラー上級顧問が、個人アカウントで公務メールを扱っていたという。

(英語記事 Jared Kushner 'registered to vote as a woman'