2017年10月10日 11:25 公開

米西海岸カリフォルニア州北部で大規模な山火事が発生し、ワイン生産で知られるソノマ、ナパ、メンドシーノ各郡で9日までに少なくとも10人が死亡した。

少なくとも1500の建物が延焼し、ナパ、ソノマ、ユバ各郡からは約2万人が避難した。被害はこれまでに同州で起きた山火事の中で最大級の1つになっている。

ジェリー・ブラウン州知事は非常事態宣言を出し、「山火事によって建物が焼け落ち、何千もの住宅が危険な状況にあり、何千もの人々が避難を余儀なくされている」と述べた。

死者数はソノマ郡で7人、ナパ郡で2人、メンドシーノ郡で1人。メンドシーノ郡では1つの谷で何千エーカーもの土地が延焼している。

このほかにも負傷者や行方不明者が報告されている。

カリフォルニア州森林保護・防火局のキム・ピムロット局長は、約1500の建物がすでに延焼していると語った。8日夜に発生した山火事の原因は依然として分かっていない。

<ナパの「Cakes」さんはツイッターで、「ナパは今すごく大変な状態です。みんなが無事家に帰れて、被災者支援に地域社会が協力できるよう祈っています」とコメントした>

ナパ郡の消防当局者は、州各地から支援が到着しているものの、消火活動は困難な状況にあると語った。

9日朝にかけてブドウ園の労働者数十人が飛行機によって救助されたもよう。

強風や乾燥した空気、高い気温が合わさり、火は急速に広がった。

米国立気象局(NWS)はサンフランシスコ地域に警報を発令し、「火が始まれば急速に広がる可能性が高い」と述べた。

ブドウ園を所有するケン・モホルト=シーバートさんはロサンゼルス・タイムズ紙に対し、8日夜遅くに家族と共に避難したもののブドウ園は焼失しただろうと語った。

モホルト=シーバートさんは、「風がない状態から、風が一気に吹いてまた止まった。その後、別の方向からまた突風が吹いた。我々を覆うように炎が上がった」と語った。「煙と燃えさしが襲ってきた。あっという間だった」。

カリフォルニア州消防当局のウェブサイトによると、同州では少なくとも14件の火災ですでに何万エーカーもの土地が焼失したとみられ、被害は過去最大級になっている。

先月には、南部ロサンゼルス市で過去最大の山火事が発生し、約5000エーカーに燃え広がった。

(英語記事 California fires: Deadly wildfires sweep through wine country