2017年10月25日 18:20 公開

イラク北部で先月実施されたクルド人自治区の独立を問う住民投票をめぐり、自治区を統治するクルディスタン地域政府(KRG)は24日、住民投票の結果を受けた独立への動きを凍結し、中央政府との対話を始めることを提案した。

KRGは声明で、「さらなる暴力と衝突を避けるために」戦闘停止を提案したと述べた。

イラク軍が先週、油田地域にある北部キルクークなどからクルド人勢力を排除し掌握した際、一部で戦闘が起きていた。

KRGは先月25日に独立を問う住民投票を実施。選挙委員会はクルド人とクルド人でない人々両方を含む投票者330万人のうち92%が独立を支持したと発表した。

KRGは声明で、「戦闘の継続はどちら側にも勝利をもたらさず、国を無秩序と混乱に陥れる」とし、「10月16日に始まったイラクとペシュメルガ(クルド人治安部隊)の間の攻撃と対立は(中略)流血の継続につながる可能性がある」と述べた。

イラク政府は住民投票を違法だとしており、危機を終わらせるための対話を呼びかけていた。

イラクのハイダル・アバディ首相は先月、KRGが住民投票の結果を「破棄」するよう要求した。同首相は住民投票が、「イラク人の平和的共存や地域の安全を」を脅かすと述べ、「イラクが強制的に統治する」と付け加えた。

(英語記事 Iraqi Kurdistan referendum: Kurds offer to freeze independence