トランプ米大統領、訪日 米国の決意の強さ強調

『BBC』

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2017年11月05日 16:51 公開

ドナルド・トランプ米大統領は5日、アジア5カ国歴訪の皮切りとして日本に到着し、どの国も米国の決意を軽く見てはならないと強調した。

5日午前10時半すぎに東京の米軍横田基地に到着したトランプ大統領は、米軍が平和と自由を守るために必要な予算・人員・装備などのリソースを必ず確保すると約束した。

在日米軍と自衛隊の歓迎に出迎えられたトランプ氏は、「それが誰だろうと、どの独裁者もどの独裁政権も、米国の決意のほどを軽視してはならない」と演説した。

大統領専用機エアフォース・ワンで到着したトランプ氏は着陸前、同行記者団に対して、アジア歴訪中にロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談する予定だと話した。

「プーチンと会う予定だと思う」、「北朝鮮についてプーチンの手助けが欲しい」と大統領は話した。

トランプ氏は日本を皮切りに、14日までの間に韓国、中国、ベトナム、フィリピンのアジア5か国を訪れる。米大統領のアジア訪問としては過去25年間で、日数的に最長のものとなる。日本は5日から7日まで、2泊3日の予定。

トランプ氏は、埼玉県川越市のゴルフ場「霞ヶ関カンツリー倶楽部」を訪れ、安倍晋三首相と昼食を共にした後、プロゴルファーの松山英樹選手を交えてゴルフをした。

トランプ大統領は日本の前にはハワイに立ち寄り、1941年の旧日本軍による真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの乗組員を追悼するアリゾナ記念館を訪問した。日本の真珠湾攻撃は、米軍の第2次世界大戦参戦のきっかけとなった。大統領は、太平洋軍司令部も訪れた。

北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり地域の緊張感が高まるなかでの、米大統領訪問となる。

トランプ氏はこれまでに、北朝鮮の核実験や大陸間弾道ミサイル発射について、北朝鮮が現在のような主張を続けるならば体制は「長く続かない」とツイートするなど、激しく北朝鮮を非難。北朝鮮外相はこれについて米国の「宣戦布告」だと受け止めると発言するなど、非難の応酬が続いていた。

ただし大統領の側近たちによると、トランプ氏は今回の訪韓では韓国と北朝鮮の間の軍事境界線は訪れない。首都ソウル南にある米軍ハンフリーズ基地を訪れる予定という。文在寅大統領と会談し、国会で演説する。

8日には中国を訪れ、習近平国家主席と会談する。

ベトナムでは、ダナンで10、11日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するほか、首都ハノイを公式訪問し、チャン・ダイ・クアン国家主席などベトナム政府幹部と会談する。

最後に訪れるフィリピンでは、マニラで13日に開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議と、14日の東アジアサミットに出席する予定。ロドリゴ・デュテルテ大統領との会談も予定されている。

米大統領はこれほど長期にわたりアジア各国を訪れるのは、1991年末から1992年初めにかけてのジョージ・H・W・ブッシュ大統領による歴訪以来。

(英語記事 Trump pledges US resolve on Japan leg of Asia tour