2017年11月13日 13:25 公開

ドナルド・トランプ米大統領は12日に、またしてもツイッターで北朝鮮の最高指導者・金正恩氏に対して悪口と皮肉を書きつつ、南シナ海の領有権をめぐる紛争については仲介を申し出た。

北朝鮮外務省は11日、トランプ氏のアジア歴訪を「戦争屋の訪問」と非難し、今年夏に続いてトランプ氏を「老いぼれ」と罵倒した。

これを受けてトランプ氏は、悪口を言われた側の立場から受身的ながらも攻撃的に反応。自分なら絶対に北朝鮮の金氏を「チビでデブ」などとは呼ばないのにとツイートした

「どうして金正恩は僕を『年寄リ』と呼んでこちらを侮辱するんだ。僕は絶対に向こうを『チビでデブ』なんて呼ばないのに。まあいいや。友達になろうと、こちらはこんなに努力してるのに。いつの日かはそうなるかもね!」と、トランプ大統領は書いた(太字は原文で大文字強調)。

一方でトランプ大統領は、北朝鮮と友好関係を築く可能性は排除しないと、記者の質問に答えた。ベトナムでの記者会見で大統領は、「(北朝鮮との友好は)奇妙な展開だとは思うが、可能性としてはある。もし実現すれば、北朝鮮にとっては良いことだ。間違いなく。それ以外にも、ほかの色々なところにとって、そして世界全体にとっても良いことだ。あり得ることではあるかもしれない。そうなるかは分からないが、そうなればとても、とてもすてきだ」と答えた。

その上で、トランプ氏はベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席に対して、南シナ海の領有権紛争について「もし自分が仲介か仲裁できそうなら、知らせてください」と申し出た。大統領になる以前から実業家として交渉のやり手を自認してきたトランプ氏は、「僕は仲介がとても上手なので」と述べた。

南シナ海の領有権をめぐっては、中国、ベトナム、フィリピン、台湾、マレーシア、ブルネイが争っている。

トランプ氏が北朝鮮をツイートで攻撃している間、米空母3隻は西太平洋で合同軍事演習に参加。北朝鮮をけん制する目とみられる演習は11日から14日までの予定で、韓国と日本の艦艇も参加した。

米太平洋艦隊のスコット・スウィフト司令官は、米空母が3隻も参加する演習は西太平洋では初めてのことだと強調した。

米太平洋艦隊のツイッター・アカウントは「空母ロナルド・レーガン、空母セオドア・ルーズベルト、空母ニミッツの打撃群が12日、3空母打撃群の演習の一環で、日本の海上自衛隊の艦艇と共に西太平洋の公海を移動」とツイートした。

トランプ氏は12日にマニラへ移動し、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席。フィリピンのロドリゴ・デュテルテ大統領をはじめ各国首脳と会談の後、帰国の途につく。

(英語記事 Trump trades 'short and fat' barb with N Korea's Kim