2017年12月08日 10:41 公開

オーストラリア政府は8日、同性婚を正式に合法化した。前日に議会が圧倒的多数で歴史的法案を可決したのを受けて、ピーター・コスグローブ総督が署名した。9日から施行される。

オーストラリア議会では7日、法案の成立を受けて多くの与野党議員が抱き合い、歓声を上げるなどして喜び合った。傍聴席からは、多様性と共存を祝う愛国歌として人気の「I Am Australian(私はオーストラリア人)」の合唱が沸き起こり、議員たちも一緒になって歌った。同性婚を支持する人たちも国内各地で、同性愛者を象徴する「レインボー・フラッグ」の虹の色を使って祝った。

マルコム・ターンブル首相は8日、法律施行の短い記念式典で、「これで手続きは全部終わった。これでこの国の法律の一部となった」と述べた。

法律では、同性カップルは結婚届を出す1カ月前にその意向を行政府に連絡する必要があるため、最初の結婚は1月9日からになる。

すでに海外で結婚した同性カップルは、9日から伴侶としての権利がオーストラリア国内でも認められる。

オーストラリア政府は今年11月、拘束力のない郵便による投票で、同性婚の是非について国民の意見を募ったところ、61.6%が同性婚に賛成した。これを受けて、議会に提出された法案は無修正で速やかに成立した。

ターンブル首相は「オーストラリア国民は、意思表示をした。圧倒的多数で、結婚の平等と愛、敬意と誠意に賛成した」と強調。「国民が政治家に、さっさとやれと言ったので、我々はさっさとやった」と述べた。

南オーストラリア州のジェイ・ウェザーリル州首相は、「この夜、結婚の平等が法律になったのを祝うため、アデレード・オーバル競技場とリバーバンク・フットブリッジを虹色にライトアップした。#愛は勝つ」とツイートした。

https://twitter.com/JayWeatherill/status/938675553787195392

ターンブル首相は、同性婚の合法化は自分の政権発足以来、最も重要な成果の一つだと述べた。

一方で、政府に対しては、内部対立のため法制化を遅らせてきたという批判もある。

(英語記事 Same-sex marriage officially signed into law in Australia