2017年12月15日 14:10 公開

フランス南部ペルピニャン近郊で14日、列車とスクールバスが衝突し、少なくとも生徒4人が死亡、20人が負傷した。そのうち11人は重傷を負った。

現場は、ミヤスとサン・フェリウ・ダモンの間の踏切。バスには近くの学校の13歳~17歳の生徒たちが乗っていた。

現場の写真から、バスが衝突の衝撃で真っ二つに折れているのが分かる。

列車を運行していたフランス国鉄(SNCF)によると、衝突時に踏切の遮断機が下がっているのを複数の人が目撃したとの情報があるが、確認は取れていない。

ミヤスの学校、クリスチャン・ブルカン・コレージュを出発したバスは衝突時、踏切内にいた。列車はペルピニャン方面から時速約80キロで走っており、視界は良好だった。

事故を目撃した乗客の一人は地元のニュースサイト「アンデポンドン」に対し、「かなり激しい衝突だった。電車が脱線したみたいだった」と語った。当時、約30人の乗客がいたという。

捜査当局は、軽傷で済んだバスの女性運転手に話を聞くことにしている。列車の運転手も重傷は負わなかった。

オクシタニ地域圏議会、カロル・デルガ代表は、踏切は非常に良い状態で、最近整備し直したようだったと話した。「踏切はかなり見やすかった」。

SNCFによると、踏切には通常の信号機を備えた自動遮断機が設置されていて、特に危険だとは考えられていなかった。

しかし、バスに乗っていて負傷した少女(11)の祖母は、それとはかなり食い違う話をしている。少女によると、遮断機は下がっておらず、上がったままだった。「普段光っているはずの赤信号が光っていなかった。(バスの)運転手が進入し、途中で止まったところで、列車が衝突してきた」。

トゥールーズで取材するBBCのクリス・ボックマン記者によると、フランス国鉄(SNCF)は度重なる事故を受け、フランス全土で近年、踏切の近代化を行っていた。

現場を訪れたエドゥアール・フィリップ首相は、犠牲者の身元確認作業が困難を極めていると語った。

「現時点での優先事項は、苦悩の時を過ごしている家族に、苦しみの時をできるだけ短くするべく、正確な情報を提供することだ」と述べた。

緊急作業員約70名とヘリコプター4台が救助のため出動した。

エリザベット・ボルヌ運輸担当相は、衝突事故について「むごい事故」と語った。ジャン=ミシェル・ブランケール国民教育相は15日、クリスチャン・ブルカ・コレッジに設置されたカウンセリング・センターを訪れる予定だ。

ブランケール国民教育相の事務所が出した声明によると、訪問の目的は、「児童、家族、教師、そして教育界全体を支援するため」だという。

エマニュエル・マクロン大統領はツイッターで、「スクールバスが巻き込まれたこの恐ろしい事故の犠牲者と家族にお悔やみを申し上げる。国を挙げて支援にあたる」と哀悼の意を表した。

(英語記事 France Millas train crash: Children killed as bus cut in two