2017年12月30日 15:39 公開

英政府は29日、新年の叙勲者リストを発表した。叙勲される1123人のうち7割は、地域社会に貢献した人。著名人では、元ビートルズのリンゴ・スター氏にナイト爵位が与えられ、「サー・リンゴ」となった。

自由民主党の前党首でキャメロン連立政権の副首相だったニック・クレッグ氏や、舞台や映画になり大ヒットした児童文学「戦火の馬」の作者マイケル・モーパーゴ氏、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の音楽などで一世を風靡したグループ「ビージーズ」のバリー・ギブ氏にも、ナイト爵位が与えられた。

ロイヤル・バレエ団の元プリンシパルで、近年ではBBCの人気ダンスコンテスト番組「ストリクトリー・カム・ダンシング」の審査員として人気のダーシー・バッセル氏にも、「ナイト爵位」に相当する「デイム」の肩書が与えられた。

元宇宙飛行士のヘレン・シャーマン氏に聖マイケル聖ジョージ勲位が与えられるほか、俳優ヒュー・ローリー氏や作家リー・クーパー氏、英国「ヴォーグ」前編集長のアレクサンドラ・シュルマン氏らが大英帝国勲位コマンダー(CBE、3等)となった。

3月のウェストミンスター襲撃の際にロンドン警視庁の警視総監代行だったクレイグ・マッキー警視副総監は、ナイト爵となった。

政府関係者らは、今年6月の高層公営住宅グレンフェル・タワーの大規模火災や、ロンドンマンチェスターでのテロ攻撃で「周りを奮い立たせる行動」を率先してとった人たちも、将来的には叙勲リストに含める方針だと話している。

リンゴ・スター氏は本名リチャード・スターキーとして、音楽への貢献を表彰された。同じビートルズのポール・マッカートニー氏は1997年に「サー・ポール」となっている。ビートルズの4人は1965年に大英帝国勲位メンバー(MBE、5等)を叙勲された。

ロサンゼルス在住のサー・リンゴは、「最高だ! 大好きな音楽と慈善活動で認められるのは、光栄だし嬉しい。愛と平和を」とコメントした。

ビートルズの初期の活動拠点だったリバプールのライブハウス、キャバーン・クラブは、「遅すぎるくらいだ」と喜んだ。

「サー・バリー」となったバリー・ギブ氏は、音楽と慈善活動の貢献を称えられたことを「身が引き締まる思いで、とても誇らしい」とコメントした。

2002年にはビージーズとして一緒に活動した兄弟のモーリス氏とロビン氏(共に故人)と共に、CBEに叙勲されていた。今回のナイト爵位についても「自分と同じくらい、2人に与えられた栄誉だ。魔法と輝きと興奮は一生ものだ」と喜んだ。

(英語記事 New Year Honours 2018: Barry Gibb, Ringo Starr and Darcey Bussell head list