2018年01月05日 11:14 公開

韓国政府の複数の関係者は5日、韓国が提案が提案していた9日の南北会談開催を北朝鮮が受け入れたと明らかにした。

会談では、来月開幕する平昌冬季五輪に北朝鮮選手団が参加する方法が主に話し合われる。

北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は1日に発表された「新年の辞」で、「冬季大会に参加すれば、民族の団結を示す良い機会になる」と述べていた。

会談は南北境界線上の非武装地帯(DMZ)にある板門店で行われる予定。厳重な警備態勢が敷かれ「停戦村」とも呼ばれる板門店では、過去にも南北間の協議が行われてきた。

韓国大統領府の関係者は、今回の会談で優先事項とされるのは平昌冬季五輪だと述べた。しかし、同関係者は聯合通信に対し、「北朝鮮のオリンピック参加が最終的に決まった後に、南北関係の改善についても協議される」との考えを示した。

南北間の高官協議は2015年12月を最後に行われていない。今回の会談に誰が出席するのかは依然として不明。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は先に、名目上は依然として戦争状態にある南北の関係を改善する「画期的な機会」に平昌冬季五輪はなると述べていた。

北朝鮮は今週に入り、ささやかな前進として、南北間を結ぶホットライン(直通電話回線)を再開させ、協議に向けた最初の接触を可能にした。

しかし、韓国統一省の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官はAFP通信に対し、会談の提案に応じるとの北朝鮮からの連絡は5日朝にFAXで送られてきたと語った。

白報道官はAFP通信に、「双方は文書の交換によって会談に向けた実務レベルでの課題を話し合うことにした」と語った。

「ギブアンドテイク」

北朝鮮の五輪参加に向けた準備は、米国と過去何カ月にもわたる非難合戦が激化するなかで始まった。

ドナルド・トランプ米大統領と金委員長はお互いに、核兵器によって相手を壊滅させると脅し合っている。

北朝鮮が核実験やミサイル発射実験を繰り返していることで、国際社会の激しい怒りを招いており、同国への経済制裁も強化されている。

米国は韓国の要請を受け、北朝鮮の五輪参加に向けた環境整備の一環として韓国との合同軍事演習を五輪開催時期に行わないことに同意した。

合同軍事演習を米韓による侵攻準備だとみる北朝鮮は、軍事演習が行われるたびに激しく反発してきた。

ジェームズ・マティス米国防長官は、演習延期は「実際上の問題」で、「ギブアンドテイク」の一部だとし、演習は3月19日に五輪・パラリンピックが終了した後に行われると述べた。

(英語記事 North Korea accepts Olympics talks offer, says South