2018年01月17日 10:32 公開

米ホワイトハウスの大統領専属医は16日、年1回の定期健康診断の結果、ドナルド・トランプ大統領(71)の認知能力は正常で、健康状態も良好だと発表した。トランプ氏は12日、就任以来初の健康診断を3時間にわたり受けた

大統領の公式専属医、ロニー・ジャクソン医師はホワイトハウスで記者会見し、大統領の健康は全般的に「素晴らしい」と話した。

「大統領は健康で、任期中はこの健康状態が続くだろうと、すべての数値が示している」と医師は述べ、「たばことアルコールをまったくとらずにきた生活習慣によって、心臓や健康全般の状態は良好で、その好影響が今でも続いている」と付け足した。

ただし、大統領は食事の脂肪摂取を減らし、運動量を増やしたほうがいいと、医師は指摘した。

ジャクソン医師は海軍少将で、バラク・オバマ前大統領の健康管理も担当した。

トランプ氏は12日にメリーランド州のウォルター・リード病院で健康診断を受けた。ジャクソン医師も診察に参加した。

認知機能障害の有無を確認するため、米退役軍人省は、モントリオール認知評価(MoCA)神経心理学テストを使う。MoCAは、個人の注意力や集中力、記憶、言語、概念的思考、計算、見当識などの機能を調べる。

トランプ氏の認知能力や精神状態については、かねてから一部の精神科医が問題を指摘するなど、話題になっていた。最近では、政権の内情暴露本として話題の本「Fire and Fury」で筆者マイケル・ウォルフ氏が、ホワイトハウスの側近たちは大統領を、「欲しいものをすぐに与えて満足させないとならない」「幼児」のように見ているなどと書いている。

トランプ氏はこれに対して、ウォルフ氏の本は「うそだらけ」だと反論。レックス・ティラーソン国務長官をはじめ政権幹部は、大統領に認知力の衰えなどまったくないと否定している。

トランプ氏はこうしたなか、6日には自分について「精神的に安定していて、なんていうか、とても頭がいい」ことが長所で、「とても安定した天才だ」とツイートした。

大統領選前の2015年12月には、トランプ氏個人の長年の主治医、ハロルド・ボーンスタイン医師がトランプ氏は「大統領に選ばれる最も健康な人物」になると太鼓判を押していた。

(英語記事 Trump's cognitive ability is normal, says White House doctor