2018年01月19日 15:57 公開

ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相(37)は19日、現在妊娠中で6月に出産予定だと発表した。パートナーのクラーク・ゲイフォード氏との子供を出産後、6週間の育児休暇を取るという。

アーダーン氏は複数のソーシャルメディア・アカウントで妊娠を発表。大勢が朗報を歓迎するコメントを書き込んでいる。

首相はインスタグラムでは、「2017年はすごい年だと思っていたら! クラークと私は、自分たちのチームが6月には2人から3人に増えることになって、本当にわくわくしています。ほかの大勢の親御さんと同じように、2つの役割を果たすようになるのも、楽しみです。私は首相とお母さんの両方になるし、クラークは『ファースト魚釣り』兼専業主夫になります。このおちびさんは、大勢が協力して育てることになると思いますが、本当に興奮しています。色々とご質問はあることと思いますし、すべてにお答えしていきます(これからどうするか、プランはすっかりできています!)。とりあえず今は、2018年よ、どんと来いです」と書いた。

https://www.instagram.com/p/BeGzmX8lVcZ/?taken-by=jacindaardern

昨年7月に当時野党だった労働党の党首になったアーダーン氏は同10月、同国最年少の首相となった。9月の総選挙で単独過半数をとる政党がなく、労働党は2位だったが、アーダーン氏はウィンストン・ピーターズ氏率いる少数政党「ニュージーランド第一」の協力を得て、中道左派連合の政権を発足させた。

19日付の地元紙ニュージランド・ヘラルドによると、アーダーン氏は文書で、「私の外国訪問中と同様に、ピーターズ氏が首相の職務を代行し、私と連絡をとりながら私のスタッフと一緒に業務にあたることになる」と発表した。「(休職する6週間の間、必要となればいつでも連絡がとれて、対応できるようにするつもり」だという。

アーダーン氏は、今回の妊娠を知ったのは首相就任が決まったわずか6日前のことで、「まったくの驚きだった」と説明した。

「複数の役割をこなす女性は、私が最初ではありません。仕事をしながら赤ちゃんを産む女性も、私が最初ではありません。ほかにも多くの女性がやってきたことです」

パートナーのゲイフォード氏は「専業主夫」になるという。

ニュージーランドの首相経験者2人が、ただちにお祝いのコメントを出した。ヘレン・クラーク元首相は、首相カップルの第一子誕生に向けて「おめでとう」とツイート。「最高に忙しくて、とても楽しみな年になりますね。すべての女性が、家庭とキャリアを組み合わせられるよう、選択できるようになるべきです」と書いた。

https://twitter.com/HelenClarkNZ/status/954117595430404096

ビル・イングリッシュ前首相も、「おめでとう。赤ちゃんの到着に向けて、何もかもがうまくいくよう、妻メアリー共々願っています」とツイーした。

https://twitter.com/RtHonBEnglish/status/954113916753256448

昨年7月にアーダーン氏が野党党首となった際、テレビのトーク番組で司会者に「赤ちゃんとキャリアのどちらを選ぶか、決めたわけか」と質問され、そのような質問は「2017年にはまったく不適切」と反論し、話題となった。

アーダーン氏は当時、「女性が出産するかどうかは、女性自身が決めることです。その人を採用するかどうか、あるいは就職の機会を与えるかどうかに、(女性が出産するかもしれないという要素が)あらかじめ影響すべきことではない」と答えた。司会者の質問が適切だったかどうかが、ニュージーランド国内で議論となった。

政府首脳が任期中に出産するのは珍しい。

1990年には当時パキスタン首相だったベナジル・ブット氏が女の子を出産。選挙で選ばれた政府首脳としては、初めてだと言われた。

(英語記事 Jacinda Ardern: New Zealand PM reveals she is pregnant