2018年01月25日 14:04 公開

ドナルド・トランプ米大統領は24日、2016年の大統領選へのロシア介入疑惑を捜査するロバート・ムラー特別検察官のチームから事情聴取を受けるのを「楽しみにしている」と述べた。

トランプ大統領は、自分の弁護士たちの承諾を条件としつつ、事情聴取が今後2、3週間のうちに行われるとの見通しを示し、「可能な限り早くできればすごくいい」と語った。

トランプ氏は以前、ムラー氏らに事情聴取される「可能性は低い」と述べていた。

ロシアが大統領選でトランプ氏を勝たせようと介入したとの疑惑をめぐる捜査について、トランプ氏は「魔女狩り」、「でっちあげ」だと繰り返してきた。

ホワイトハウスでトランプ氏は記者団に対し、宣誓下で特別検察官による事情聴取を受ける準備が「完全に」できていると主張し、「結託なんて全くない、(司法)妨害なんて全くない」と話した。

米国の各情報機関はすでに、ロシアがトランプ氏を大統領選で勝利させようと介入したと結論付けているが、ロシアは否定している。

事情聴取はどのような形をとるのか

トランプ大統領の弁護士たちはムラー氏の捜査チームと共に、事情聴取の実施そのものと、どのような形になるのかについて協議してきた。

聴取は面会か、あるいは書面を介して、もしくは両方の組み合わせになる可能性もある。

実施時期についてトランプ大統領は、「きのうは2、3週間という話だった」と語った。

ムラー氏が公正な対応をすると思うか問われたトランプ氏は、「そのうち分かる。(中略)そうだといいね」と話した。

トランプ大統領のそのほかの発言

トランプ氏は記者団に、大統領選の対立候補だったヒラリー・クリントン氏は、国務長官時代の私用電子メールサーバーの使用問題について、宣誓下での事情聴取を受ける準備ができていなかったと述べた。

また、トランプ氏が昨年5月にコーミー長官を解任した後、長官代行となったアンドリュー・マケイブ副長官に、大統領選で誰に投票したのか尋ねたのは事実かという質問に対し、トランプ氏は「聞いていないと思う」と述べ、記憶がないとした上で、「何がそんなにおおごとなのか分からない」と語った。

米紙ワシントン・ポストによると、マケイブ氏はトランプ氏と大統領執務室で面会した際に受けた質問について、「憂慮すべきこと」だと語った。マケイブ氏はトランプ氏に投票しなかったと答えたという。

ムラー氏はトランプ氏がコーミー氏を解任したことが司法妨害に当たる可能性について捜査しているとみられている。

捜査の最近の動き

ジェフ・セッションズ司法長官は先週、数時間にわたって事情聴取を受けた。トランプ政権の閣僚メンバーが聴取を受けたのはセッションズが初めてだとみられている。

ムラー氏の捜査によって4人が起訴されている。マイケル・フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)は先月、キスリャク大使との接触についてFBIに偽証した罪を認めた

大統領選でトランプ氏陣営の選対本部長だったポール・マナフォート被告は昨年10月、司法省や財務省の公務妨害やウクライナとの関与をめぐるマネーロンダリング(資金洗浄)の共謀など12件の罪状で起訴された

マナフォート被告とつながりのあるロビイストのリック・ゲイツ被告も、マネーロンダリングの共謀で起訴された。

トランプ氏陣営で外交顧問を務めていたジョージ・パパドプロス被告は昨年10月、FBIへの偽証の罪を認めた。

(英語記事 Trump 'looking forward' to interview by special counsel