実にくだらない。

 何がって、サザンオールスターズ桑田佳祐による紫綬褒章&天皇陛下侮辱事件である。

 くだらなさ過ぎてろくに注目していなかったため、予備知識も曖昧だったので、インターネット上の百科事典ウィキペディアから事件の概要を引用いてみよう。

 2014年12月31日、年越しライブ『ひつじだよ!全員集合!』にて、同年11月3日に秋の叙勲にて受賞した紫綬褒章を披露した際に、今上天皇のものまねをし、褒章をジーンズのポケットから取り出し、その直後に客に向けてオークションを意識し、「5000円から行きましょう」と冗談を述べたところ、ネット上で「天皇陛下を侮辱している」「不敬だ」といった批判が寄せられ、これに合わせた抗議デモも発生した。年が明けて2015年1月15日にアミューズは桑田との連名で前述の発言に対する謝罪文を発表し、桑田本人も同年1月17日放送の「桑田佳祐のやさしい夜遊び」の冒頭にて謝罪を行った


 くっだらねー。何が一番くだらないかといえば、たかが芸人風情のヤンチャな猿芝居ごときに「不敬だ」などとイチャモンつけるケツの穴の小さな阿呆がいて、しかもそのせいでエテ公ごときが公共の電波を使って謝罪に追い込まれたということがである。そんなくだらんことでお猿さん一匹を寄ってたかっていじめるような連中は、保守の風上にもおけぬ。

 私は芸能に疎いんで、桑田がヒトラーのちょび髭をつけて「ピースとハイライト」という歌を歌い安倍政権を揶揄したと言われる昨年末のNHK紅白歌合戦なんぞ見ていないが、そんな私でさえネットで検索すれば10秒もかからずこんな情報に行きつくことができる。

 「マイクを性器に見立ててマスターベーションを思わせるパフォーマンスは定番となっており、「イエローマン」や「BOHBO No.5 」のプロモーションビデオでも確認できる」

 「放送禁止用語を狙って作詞するケースも多い。特に、近年のライブでは、客席に向けての「ヤらせろ!!」や、「乳首見せろ!」「パンツ脱げ!」などの、セクハラ発言は恒例で、テレビ番組に出演の際に放送禁止用語を言ってしまうこともある」


 こんな人物に勲章なんぞを与えたら一体どのような扱いをされるか、想像できぬ人間の方が間抜けというものだ。桑田に紫綬褒章を与えるよう働きかけた人物が誰かは知らぬが、私がネットで数秒で調べられる程度のことは、当然事前に心得ていたことであろう。そして何より、陛下ご自身が桑田のそうしたヤンチャな経歴なんぞ十分ご承知の上で紫綬褒章を与えたに違いない。陛下のお人柄からすれば、今回の騒動もお笑いになられてお許しになることは疑いあるまい。

 それを陛下の大御心を勝手に悪用し、「桑田のパフォーマンスをオレは気に食わん!」と言えば済むものを「不敬だ!」などと騒ぎ立てるヤカラは、ジュゴンの心とやらを勝手に代弁し原告に仕立て訴訟を起こす卑劣なサヨク連中と同類であると言わざるを得ない。

 1月25日付のJ-CASTニュースによると、ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の後藤正文がある種の軽薄さを売りにしていたサザンがここまで謝らないといけないのは、いかにも弾力がなさすぎでしょう、日本社会」と苦言を呈したそうであるが、これは「日本社会」全体の傾向ではなく、一部のサヨク的で狭量な似非保守クレーマーによる愚行に過ぎぬということを、保守陣営は積極的に説くべきであろう。

 さて、このくだらぬ騒動の中でまたもや馬脚を現したのが、サヨク連中である。サヨクによる「不敬」騒動と言えば、週刊金曜日が引き起こした「女性&癌患者差別事件」である。

 これは、06年11月に週刊金曜日が日比谷公会堂で教育基本法改正反対などを訴える集会「ちょっと待った! 教育基本法改悪 共謀罪憲法改悪 緊急市民集会」を主催した際に、矢崎泰久等サヨク連中が陛下の前立腺癌を揶揄し「前立腺が悪くてあっちの方が立たない」だの、「美智子皇后」役に「ヒサヒト」と名付けたサルの人形を渡し、「男の子が生まれたからお前なんかイーラナイ!」と放り投げた事件である。もはや「不敬事件」などと言えるようなものではない。人権だの反差別だのと偉そうに喚いているサヨク連中の本性が、ただの下劣な差別主義者であることを端的に示す事件であろう。

 そんな、反日・反天皇制のためなら平気で「ヘイトスピーチ」をするような邪悪な連中であるから、当然今回の騒動でもサザン桑田を「言論の自由」の名のもとに擁護し、桑田を謝罪に追い込んだ連中を「言論の自由の弾圧」だとして騒ぎ立てることに忙しい。

 そんなお偉いおサヨク様たちであるが、今年1月にフランスのパリで発生した、イスラムテロリストによる政治週刊誌襲撃テロについては呆れた二枚舌を弄している。イスラム教を揶揄する風刺画がきっかけとなり引き起こされたこの凶事について、サザン騒動で「表現の自由」を偉そうに喚き立てて来たお歴々がなんと、「イスラム教を冒涜するような奴らが襲われても仕方がない」などと「言論の自由」を踏みにじる凶暴なことを平気で主張し出したのだ。

 「反ヘイト」を唱えながら常日頃「ネトウヨ」や書店等を襲撃するなどしているサヨクテロ組織「しばき隊」に至っては、ツイッターにおいて「在日の人が怒って桜井誠を惨殺しても「まあしょうがないか」みたいな気分になる」と、テロリストを擁護する始末だ。この連中は普段からやかましく「日本は欧米のような反差別法が無い遅れた国だ」などと喚き立てているので、テロを賛美した言動によりすでに50名以上が逮捕されているおフランスを見習い、我が国も彼らサヨク連中を彼ら自身の望み通りに逮捕できるよう法整備を進めていこうではないか。それこそが、このくだらぬ騒動から得られる数少ない知見と言えよう。