検索ワード:BBC/714件ヒットしました

  • Thumbnail

    記事

    【ロヒンギャ危機】アウンサンスーチー氏の言い分、どこまで本当か

    導者アウンサンスーチー氏は19日に初めて、ラカイン州の武力衝突と難民危機について公の場で言及した。 BBC東南アジア特派員のジョナサン・ヘッド記者は、ミャンマーとバングラデシュの国境の両側からロヒンギャ問題の取材を続けている。ヘッド記者がスーチー氏の主張がどこまで本当かを点検した。 ○ スーチー氏 「今月5日以降は武力衝突や強制排除作戦は行われていない」 今月7日、私はアレル・タン・ジョーで行われた政府主催のマスコミ視察ツアーに参加した。その際、遠くから自動小銃の音が聞こえ、4本の太い煙が立ち昇っていたのを目撃した。複数の村が焼かれていたとうかがわれる。 その後、同じ日に、ロヒンギャのガウドゥタールヤ村が、複数の武装警官の目の前でラカイン族の仏教徒によって焼かれた。村の近くには警察署がある。 バングラデシュからは、ナフ川の向こう岸で複数の煙が立ち昇っているのが見えた。煙の規模からして、村が焼かれていたとしてもおかしくない。 アウンサンスーチー氏は、これを「強制排除」作戦とは呼ばないのかもしれない。しかし、この川岸付近の地域でミャンマー軍と警察が非常に多く見られることから、少なくとも当局の暗黙の了解がなかったとは考えにくい。 ○ アウンサンスーチー氏 「宗教、人種、政治的立場を問わず、この国の法に背き、国際社会が認める人権を侵害するすべての人物に、対処する」 ミャンマー軍は70年以上にわたり人権侵害を重ねてきたが、ラカイン州だけでなく、国内で武力衝突が続く多数の地域で、軍人が処分を受けたという記録はほとんどない。 それが今になって処分されるようになるとは考えにくい。ミャンマー軍は、約40万人のロヒンギャが避難したのは、武装勢力「アラカン・ロヒンギャ救世軍」(ARSA)の襲撃に関与したからだと主張している。 マウンドーで取材した1人の大佐は、多くのロヒンギャ難民がレイプされたという訴えについて、事実であるはずがないと私に話した。自分の部下は強姦などするには戦闘で手一杯だし、ロヒンギャの女性はそれには魅力がなさすぎるからと。 ○ スーチー氏 「ラカイン州に住むすべての人は、分け隔てなく教育と医療を受ける機会がある」 これはまったく事実と異なる。ロヒンギャは長年にわたり、差別され、様々な制約を受けてきた。当局の許可がなければ移動できず、結婚すらできない。許可を得るためには往々にして、賄賂を支払う必要がある。 ラカイン州で2012年に起きた暴力沙汰を機に、ロヒンギャへの規制は強化された。 ミャンマー国内の難民キャンプにいる多くのロヒンギャは、特別な許可がない限りそこから離れられず、その地域に縛られている。そして特別許可はなかなか得られない。 そのキャンプにいて、5年間も教育を受けられない生徒たちを私は知っている。 私は4年前、ラカイン州ラテダウン南部にある、ロヒンギャのアーナウピーン村を訪れた。そこでは周辺のラカイン族仏教徒たちはロヒンギャを非常に敵視しており、ロヒンギャはたとえ病気やけがの治療が目的でも村を出られなかった。 今月18日、私はバングラデシュでガウドゥタールヤ村から来たアブドルマジドさんに話を聞いた。私自身、その村が焼かれるのをこの目で目撃した。 アブドルマジドさんは私に、「5年前から、仕事のためでも村の外に出らなかった」と話した。 (英語記事 Rohingya crisis: Are Suu Kyi's Rohingya claims correct?)

  • Thumbnail

    記事

    トランプ氏、初の国連演説 「ヘイトスピーチ」と批判も

    。 スウェーデンのマルゴット・ワルストローム外相は、両腕を組んでトランプ氏の演説を聞いていた。外相はBBCに対して、「あの場所であの時に、あの聴衆を前に、あのような演説をすべきではなかった」と批判した。 ベネズエラを支援するボリビアのエボ・モラレス大統領は、「トランプのような億万長者が社会主義を攻撃するのは意外ではない。我々は今後も思想のため現実的な闘いを続ける」とツイートした。 エマニュエル・マクロン仏大統領は、トランプ氏の後に国連総会で演説し、イランとの核開発合意を評価。「撤回するのは深刻な間違いだ」と釘を刺した。 一方で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イランとの合意は修正もしくは全面撤回が必要だとトランプ氏に合意。中東地域でイランの影響力が拡大していると警告した。 (英語記事 Trump's first UN speech met with criticism from some leaders)

  • Thumbnail

    記事

    メキシコでM7.1の大地震 死者200人以上

    く続き、多くの市民が屋外へ避難した。 メキシコシティの英国際学校で教えるジェニファー・スワドルさんはBBCに、教室の一部が崩壊したと話した。 「最初は小さな振動だったが、あっという間に教室全体が揺れだした」 「私たちが外へ出ようとするその時、教室の外壁が崩れ落ちて、がれきの山ができた。運よく、まったく信じられないけれど、誰もけがをしなかった。でもそれはもう恐ろしかった」 メキシコシティは世界でも特に人口密度の高い都市のひとつで、首都圏には2000万人以上が住んでいる。 (英語記事 Mexico: Strong earthquake topples buildings, killing scores)

  • Thumbnail

    記事

    国連らしくないトランプ氏の国連演説 反応は

    2017年09月20日 9:00 公開 ドナルド・トランプ米大統領は19日、ニューヨークで開かれている国連総会に出席し、初めて演説をした。「ならずもの独裁国家」とイランなどを名指しし、やむを得ない場合は北朝鮮を「完全に破壊する」と述べるなどした内容は、国連総会での首脳演説としては異例だった。国連本部でトランプ氏の演説を聞いた各国の記者や代表の反応を、いくつか集めた。

  • Thumbnail

    記事

    トランプ版「悪の枢軸」の顔ぶれは

    2017年09月20日 9:00 公開 2002年の一般教書演説で当時のジョージ・W・ブッシュ米大統領は連邦議会を前に、イラン、イラク、北朝鮮を「悪の枢軸」と呼んだ。対してドナルド・トランプ米大統領は19日、国連総会の一般討論演説で「少数のならず者国家」が「この惑星にとって災いだ」と非難し、北朝鮮、イラン、シリア、ベネズエラを名指しした。

  • Thumbnail

    記事

    【ロヒンギャ危機】 アウンサンスーチー氏、国際社会の「せんさく」恐れず

    強く非難 ロヒンギャ危機 「まったく事情が分かっていないのか」 ミャンマーの首都ネピドーで取材するBBCのジョナ・フィッシャー記者は、アウンサンスーチー氏の演説について、「まったく事情が分かっていないのか、あるいはわざと現実から目を背けているかのどちらかだ」と述べている。 政府がラカイン州で暮らすロヒンギャの生活環境を改善したという主張は疑わしいと、フィッシャー記者は指摘。ビルマ系国民と同等の医療や教育の機会は与えられていないという。 また身元が確認できれば帰還を求めるというスーチー氏の言い分についても、身元を立証する公的書類の裏付けがあるロヒンギャはほとんどいないため、実現は疑わしいと記者は話す。 バングラデシュで取材するジョナサン・ヘッド記者は、今月5日以降に強制排除作戦は実施されていないというスーチー氏の主張に反論。5日以降にも、村が焼かれているのを目撃したとヘッド記者は指摘する。 現地への通行は制限されているが、政府主催のマスコミ視察ツアーに参加したBBCの取材チームは、目の前でロヒンギャの村が燃えているのを目撃。ロヒンギャが自分たちの村に火をつけているという公式説明とは異なる証言を、現地で得ている。 なぜ危機が起きたのか ミャンマー政府はロヒンギャをバングラデシュからの不法移民だとみなし、市民権や機会均等を認めていない。国の大半を占めるビルマ人の多くは、ロヒンギャを嫌悪し見下している。 そのロヒンギャが多く住むラカイン州では数年前から不安定な情勢が続き、散発的に暴力事件も発生している。今回の危機はロヒンギャの武装勢力が8月25日に警察施設を襲撃し、12人が死亡したのをきっかけに発生した。襲撃は、新しく組織された「アラカン・ロヒンギャ救世軍」(ARSA)によるものだと言われている。 8月25日の警察拠点襲撃に応える形で、治安部隊がロヒンギャの集落を次々と摘発。国連のザイド・フセイン人権高等弁務官は11日、ミャンマー軍の対応は「明らかに過剰」で、「典型的な民族浄化の事例だ」と非難した。 強硬な摘発を逃れるため、ロヒンギャは大挙してバングラデシュへ逃れるようになり、その大勢が村を焼かれ、軍に迫害されたと証言している。 スーチー氏はこれまでに、ロヒンギャ危機は「巨大な偽情報の氷山」のようだと反発し、偽ニュースがテロリストに有利になるような偽情報を煽っていると批判していた。 (英語記事 Rohingya crisis: Suu Kyi does not fear global 'scrutiny')

  • Thumbnail

    記事

    ドイツ連邦議会選 メルケル氏が楽勝しなかった場合どうなる

    2017年09月19日 15:41 公開 ポール・カービー記者、BBCニュース 世論調査が正しければ、アンゲラ・メルケル氏は今後さらに4年、ドイツ首脳の座に留まることになるだろう。しかし今月24日に行われるドイツの連邦議会選は、欧州でも特に重要なポストに人を選ぶだけにとどまらない。ドイツの選挙の影響は、実に広範囲にわたる。 今回の総選挙では、第2次世界大戦後初めて、右派の国家主義団体を含む6つの政党が連邦議会に議席を得る見込みだ。 何がそんなに重要なのか? メルケル政権は2015年、90万人近くの移民や難民に国の門戸を開いた。今回はその後初の国政選挙だ。 保守派のメルケル首相は国民に対して、何とかできるはずだと約束したし、実際その通りになった。しかし政治的には、少なくとも一時的には、メルケル氏率いるキリスト教民主同盟(CDU)は打撃を受けた。そしてそのメルケル氏は、首相4期目を目指している。 ドイツ政治は大きな変化の渦中にある。政界は分裂しつつあり、反移民・反イスラムを掲げる「ドイツのための選択肢」(AfD)は、今のところ無議席だが、選挙の結果、第3政党の座を確保するかもしれないのだ。 今のところ、AfDは州議会レベルの議席しか持たない。そして、極右的な発言を重ねる候補者を数人抱えている。 前回選挙では4つの政党が連邦議会に議席を得た(上図)。CDUと、姉妹政党のバイエルン・キリスト教社会同盟(CSU)は一つの党として数える。次の連邦議会では候補を立てる34政党のうち、6政党が初議席を得るかもしれない。二大政党以外で8%以上の支持率を得ているのは、緑の党、左翼党、AfD、それにリベラルな市場開放型の自由民主党(FDP)だ。 今回の選挙は他の欧州諸国にとっても大切だ。ドイツは欧州連合で、支配的な影響力を持つ。ドイツの経済規模がその理由の一端だ。またどの国よりもEU予算への拠出額が多い。 移民危機は今でも主要争点なのか 移民危機の問題は、紛れもなく大きな争点だ。関連する移民制度や難民受け入れ、移民がドイツ社会になじんで定着できるかどうか、難民申請不可となった移民の強制送還など、様々な論点と共に、主要争点だ。 最有力の対立候補、社会民主党(SPD)のマルティン・シュルツ氏とメルケル氏が議論した一度きりのテレビ討論では、移民問題が話題を独占してしまったと、独ニュースサイト「フォーカス」は不満だった。「本当に、難民以外に問題はないのか?」と。 それでもメルケル氏の支持率は移民の議論にはあまり影響を受けていない。最初はシリア難民に門戸を開いたが、その後政府は強硬路線を取り始めた。2015年の大みそかから新年にかけて、ドイツ西部のケルンで主に北アフリカ出身の男たちが複数の女性を集団暴行した事件を受け、国外退去を進めると約束した。 それでもメルケル氏の支持率は、移民論争にはあまり影響を受けていない。最初はシリア難民に門戸を開いたものの、政府はその後、強硬路線を取り始めた。2015年の大みそかから新年にかけて、ドイツ西部のケルンで主に北アフリカ出身の男たちが複数の女性を集団暴行した事件を受け、国外退去を進めると約束した。 重要な争点はほかにもある。社会格差、社会福祉と貧困が最たるもので、国内治安や教育も重要だ。だからこそシュルツ氏は、賃金の公正、学校の改善、安定的な年金の支給などを、有権者の耳目を集めようとしている。 たとえば意外なことに、2014年の時点で、ドイツの教育にかける公共支出はEU平均を下回っていた。 ブレグジットは選挙戦でほとんど話題にならず、テレビ討論会でも全く言及がなかった。 メルケル氏勝利は確実か まだそうとは言い切れない。世論調査がなんと言おうと、有権者の実に46%が投票先を決めていない、数百万もの浮動票があるのだからと、シュルツ氏は言う。 しかしシュルツ氏率いるSPDは世論調査で、メルケル氏のCDU/CSUにいまだに約14ポイントの遅れを取っているし、浮動票が全てSPDに回る可能性は低い。 シュルツ氏はテレビ討論会でメルケル氏に大きな失点を与えられず、2度目の討論実施を強く懇願したものの、応じてもらえなかった。 SPDは過去4年間、メルケル氏の大連立政権に少数党として参加していた。これも、シュルツ氏の足を引っ張っている。 聞き入れてもらえていない。シュルツ氏の問題の一端は、SPDがこれまでの4年間、メルケル氏のの従属的パートナー だということだ。 シュルツ氏にとって唯一の望みは、選挙直前に支持率が急伸することだ。 一方でメルケル氏にとっては、独経済の好調ぶりも安心材料のひとつだ。国内総生産(GDP)は伸び、税収が歳出を上回っている。 政権は変わるのか シュルツ氏はすでに、CDU主導の大連立復活は拒否したようだ。代替案はほかにある。 メルケル氏にとっては、次のような選択肢がある――。 黒黄連立――CDUのイメージカラーは黒。企業寄りでリベラルな復活FDPは黄色だ。黒黄連立は2009年から、2013年総選挙でFDPが惨敗するまで、ドイツの連立与党だった。この組み合わせを再現するには、両党に十分な議席数が必要だが、可能性としては最も高いかもしれない。 黒赤連立――CDUとSPDが連立すれば、3度目となる。黒赤連立は2005~2009年および2013~2017年に、政権を担った。 ジャマイカ連立――CDU、FDP、緑の党のイメージカラーが組み合わさると、ジャマイカ国旗の色になる。理想的な組み合わせではないにせよ、ドイツ北部のシュレスビヒ・ホルシュタイン州ですでに、この連立が実現している。 もしSPDのシュルツ党首にチャンスがあるとするならば――、 恐らく緑の党と左翼党など、2党の支援が必要となる可能性が高い。ただしSPDと左翼党は不仲だ。 最もカラフルで、最もあり得ない選択肢は、SPD、FDP、緑の党からなる、赤・黄・緑の「信号連立」だ。 政策の上でCDUの大きな譲歩を確保しつつ、自分たちのプライドを飲み込むことが、シュルツ氏にとっては最善策と言えるだろう。 注目候補は 二大政党に挑む新たなスター候補は、どういう顔ぶれか。 2013年選挙の惨敗で野に下ったFDPは、38歳のカリスマ党首、クリスチャン・リントナー氏に率いられて復活してきた。新党首は教育を重視し、「デジタル第一」を推進する。 FDPが政権に返り咲くとすれば、アレクサンドル・グラーフ ・ラムスドルフ氏も、政府ポストを狙うはずだ。 左派寄りの緑の党を率いるのは、中道派のカトリン・ゲーリング=エカルト氏とジェム・オズデミル氏だ。オズデミル氏はメルケル氏に、対トルコ強硬策を進言してきた。一方のゲーリング=エカルト氏はプロテスタント教会で、複数の役職を務めてきた。 左翼党を代表するのは、ザーラ・バーゲンクネヒト氏とディートマー・バーチュ氏。右派国家主義的政党のAfDを率いるのはアリス・バイデル氏とアレクサンドル・ガウラント氏だ。最新の世論調査は、最大12%の得票率を示唆している。 AfDはどのくらい右翼なのか? ジグマー・ガブリエル外相は「第2次世界大戦が終わって以来、初めて国会議事堂に真のナチが足を踏み入れる」可能性について懸念を示している。それは単なる選挙のレトリックなのだろうか? AfDは強硬な反移民政策を掲げている。特に反イスラム的だ。ミナレット(モスクの尖塔)の禁止を呼びかけ、イスラム教はドイツ文化と相容れないと主張している。数名の候補は極右的な発言をしたとされている。 共同党首アレクサンドル・ガウラント氏は、国民は自分たちの歴史を取り戻すべきだと主張する。「2度の世界大戦でドイツ兵士が成し遂げたことを、私たちは誇る権利がある」というのが、その主張内容だ。ガラウント氏はさらに、アイダン・オズオウズ統合担当相を、両親の母国トルコに「投げ捨てる」べきとも発言している。そして昨年には、黒人のドイツ人サッカー選手の近くに住むのはごめんだとも発言している。 選挙戦中に、筆頭候補アリス・バイデル氏がアラブ人や、ロマ族とシンティ族をさげすむ内容の2013年のメールが流出した。バイデル氏はこれを「フェイクニュース」だと一蹴した。 同党候補のフラウケ・ペトリー氏は2016年、ドイツへの不法入国を防ぐため「必要があれば」移民は銃殺すべきだと提案している。 誰が誰に投票できる? ドイツでは、18歳以上の国民が4年に一度、連邦議会選挙に投票する。小選挙区と比例代表の併用制だ。 推定約6150万人が2回投票する。1回目は299選挙区における直接投票。2回目は16州ごとの政党リストの中から、政党を選んで投票する。連邦議会で議席を得るには、政党は得票率5%を獲得するか、最初の投票で3つの選挙区を勝ち抜く必要がある。 2回目投票の名簿には別に299議席が用意されている。さらにその上、2回目投票の比例配分に見合うよう、議席が増設されることもある。前回の連邦議会選挙では、630人が議席を得た。 今回の選挙では合計4828人が出馬している。29%は女性だ。候補者の半数に女性を擁立したのは、緑の党と左翼党のみだった。最高齢の候補者は89歳で、最年少は18歳だ。 (英語記事 German election: Why this vote matters)

  • Thumbnail

    記事

    北朝鮮、制裁は核開発を加速させるのみと

    2017年09月19日 12:01 公開 北朝鮮は18日、国際社会の制裁が増えれば、自分たちの核開発計画は加速するのみだと表明した。国営・朝鮮中央通信(KCNA)が、外務省コメントとして伝えた。 北朝鮮外務省は、「米国とその属国たちは、朝鮮民主主義人民共和国に制裁と圧力を加える動きを強めているが、核保有国の完成へ向けた我々のペースは増すばかりだ」と述べた。 声明はさらに、国連安全保障理事会が11日に可決した追加制裁は、自分たちの国の人民と体制と政府の「物理的な撲滅」を目的としていると批判し、「最も凶暴かつ非道徳的で非人道的な敵対行為だ」と呼んだ。 北朝鮮の6回目で最大の核実験を受けて安保理が決定した追加制裁は、北朝鮮への石油関連輸出を制限し、繊維製品輸入を禁止することで外貨獲得源を断つという内容のもの。 「圧力の最大化」で米中合意 一方で、米中両首脳は国連制裁の徹底実施を通じて北朝鮮への「圧力を最大化」していく意向を、あらためて示した。 ホワイトハウスによると、ドナルド・トランプ大統領と習近平国家主席は18日に電話で会談し、安保理決議の「精力的な履行を通じて北朝鮮への圧力を最大化していく」と約束しあったという。 しかし、北朝鮮の貿易手段は残されているため、追加制裁の有効性を疑問視する声もある。 米ブルームバーグ通信によると、北朝鮮の昨年の経済成長率は3.9%で、同盟国・中国との取引による部分がかなりあるという。 米政府は中国とロシアに北朝鮮に対する姿勢強化を再三求めているが、中ロ両国は、米国はこれ以上脅しを繰り返さない方がいいと釘を刺している。 ニューヨークで開かれている国連総会のため訪米している中ロ外相は、国連総会とは別に個別会談し、北朝鮮危機は外交で解決すべきだとあらためて呼び掛けた。ロシア外務省が声明で発表した。 各国が軍事演習 韓国国防省は、米韓両軍は18日、北朝鮮との国境付近で空中合同演習を実施。「北朝鮮の核とミサイルの脅威に対する、米韓同盟の抑止力を示す」ことが目的だったと説明した。 ロイター通信によると、韓国の宋永武国防相は国会に対して、米韓合同演習は「このところ月に2~3回」の頻度で実施していると説明した。 また、ジェームズ・マティス米国防長官は、ソウルを甚大な危機にさらすことのない軍事的オプションも検討していると述べたが、詳細には触れなかった。 一方で、中国とロシアは朝鮮半島の北東にあるウラジオストク沖で合同の海軍演習を開始。潜水艦からの救助や対潜水艦作戦などの内容を含む演習は、朝鮮半島危機とは直接、結び付けられていない。 さらに、スペイン政府は18日、北朝鮮大使を国外追放にする方針を明らかにした。ペルー、メキシコも同様の方針を示しており、クウェートも検討しているとされている。米政府は諸外国に、北朝鮮との関係を断つよう呼びかけている。 (英語記事 North Korea says sanctions will accelerate nuclear programme)

  • Thumbnail

    記事

    世界に衝撃を与えたイエメンの男児 あれから1年

    2017年09月19日 9:00 公開 BBCが昨年9月に伝えたイエメンの幼いサリーム君の姿は、内戦で飢えて苦しむイエメンの子供たちを象徴するものとなった。あれから1年たって、サリーム君は今どうしているのか。

  • Thumbnail

    記事

    米国が北朝鮮と戦争したら…専門家2人が展開を予測

    2017年09月19日 9:00 公開 北朝鮮の核実験や中距離弾道ミサイル発射を受けて、ドナルド・トランプ米大統領が国連総会で必要とあれば「北朝鮮を完全に破壊する」と発言するなど、朝鮮半島情勢は緊張の一途をたどっている。では実際に戦争になった場合、米軍と朝鮮人民軍はどう動くのか。元在韓米軍の退役陸軍大佐で現在は米ジョージタウン大学に所属するデイビッド・マックスウェル氏と、元国防総省分析官で現在はテキサス州のアンジェロ州立大学で教えるブルース・ベクトル氏に話を聞いた。

  • Thumbnail

    記事

    ルーマニアのカムガールたち 欧州セックスチャット業界の内側

    2017年09月18日 16:37 公開 リンダ・プレスリー、BBCニュース、ブカレスト ウェブカメラを使ったライブチャットは、世界のポルノ・ビジネスで最大の急成長を遂げている分野だ。ルーマニアでは何千人もの女性が、スタジオや自宅で「カムガール」になる。利用客の大半が北米や西欧からログインしてくる、24時間年中無休の市場だ。 ルーマニアの首都ブカレスト中心部に建つ高層アパートの前の歩道で、若い女性の一団がたばこを吸いながら談笑している。それ自体は何の変哲もない光景だが、降り注ぐ朝日を浴びて際立つのは厚化粧と超ハイヒールの靴、肌を出した光沢のある服。道行く女性たちの、無難なサマードレス姿とは対照的だ。 ビルの2階と3階に入っているのは「スタジオ20」。ぴかぴかの白い廊下に沿って40の部屋があり、壁には女性たちの華やかなヌード写真が張ってある。ドアが閉まっていれば営業中だ。室内の女性はウェブカメラ越しに、外国人客とライブで直接つながっている。女性が部屋に一人でいる限り、違法性は全くない。このバーチャル交際とサイバーセックスの世界では、カメラの前にいる女性を「モデル」、見る側の男性を「会員」と呼ぶ。 8号室がラナさん(31)の仕事場だ。円形ベッドがどんと据えられ、クッションがいくつか載っている。衣装だんすにはラナさんの服が入っている。 「ドレスか下着姿、革の服を選ぶことが多いかな」と、ラナさんは話す。 部屋の隅にはコンピューターの大画面と高価なカメラが置かれている。その向こうには、プロカメラマン用の照明器具。ラナさんに、専用の成人サイトを通して何十人かの視線が一斉に注がれることもある。だが会員が一対一の「二人きり」になろうと誘ってくるまで、ラナさんには一銭の利益もない。 1日8時間の勤務で、月収は4000ユーロ(約52万円)近く。ルーマニアの平均賃金に比べると10倍近い額だ。雇い主のスタジオ20がラナさんのライブチャットから得る収益も、同じく4000ユーロ。さらに収益ピラミッドの頂点に立つ配信サイトのライブジャスミンには、その2倍に当たる8000ユーロが入る。同社はスタジオ20のコンテンツを流し、会員のクレジットカードに課金する業務を担当している。 ライブジャスミンは世界最大のライブチャット・サイトだ。毎日3500~4000万人がアクセスし、常時2000人のモデルがオンラインで迎える。ライブチャット業界が昨年1年で計20~30億ドル(約2200~3300億円)の利益を生み出したという推計も、なるほどとうなずける。 ラナさんは大学を出て不動産業界で働いていたが、2008年の世界経済危機で国全体が不況に陥った時期にライブチャットへ足を踏み入れた。初めてカメラの前に立った日のことは、今でも覚えている。 「部屋の中には私一人なのに、周りに何百人もいるみたいで。次々飛んでくる話の内容やリクエストについていけなくて、かなりショックを受けました。でもそのうちに、どの客が金払いがよさそうか見当がつくようになった。無料タイムに全員の相手をして時間をむだにするなんてことは、なくなりました」 ではウェブカメラ越しの一対一、二人きりの時間になると何が起きるのか。 「会話が中心です。時には、何かの役を演じることもあって、たまに少しヌードやマスターベーションも含まれます」 やりたくないことを無理強いしようとする客も時々いるが、主導権を握るのはラナさんだ。 「リードするのは女性のほう。自分は強いんだと力がわきます」 ここで重要なのは、有料の客を1分でも長くオンラインに引き止めておくことだ。 スタジオ20の広報担当、アンドラ・キルノジェアヌさんは「かわいくてセクシーだけだと、もってせいぜいが10分。その先は、話題の材料がなければ客を引き止められない」と強調する。 そのためスタジオ20では、心理学と英語の講師を一人ずつ雇っている。北米や欧州の客が大半なので、モデルたちは会話できないとならない。 しかし英語講師のアンドレアさんが教える内容は、語学のスキルをはるかに超えている。 「例えばフェチについて。フェチとは何か、なぜ人はフェチになるのかを教えます。フロイトの精神分析や、心理学もたくさん勉強します。それから、仕草や身のこなしについての本も。女性には才色兼備が求められるので」 地理の知識も重要だ。会員の住む場所について話ができるように。 「そのほか、エキゾチックな場所の知識も必要です」とアンドレアさんは言う。「一部の人が考えるような、セックスだけの商売ではない。普通のカップルのオンライン・チャットみたいに、モデルは会員と話さなくてはならない。話題が多ければ、お互いにとって居心地が良くなります」 スタジオ20は、スタジオのウェブカメラを使う世界最大規模のチェーンだ。ルーマニアにある9店のうち、一つの店には同性愛者向けの「カムボーイ」もいる。このほかコロンビアのカリ、ハンガリーのブダペスト、米ロサンゼルスにもスタジオがある。 モデルが全員スタジオで働くわけではなく、少数ながら在宅勤務の女性もいる。二つの大学の学位を持つサンディ・ベルさんはその一人だ。インテリアデザイナーとしての収入を補うためにこの仕事をして、1日に約100ユーロ稼ぐ。スタジオに所属せず、サイト運営会社と直接やり取りする利点の一つは、会員が払う料金のうち自分の取り分が多くなることだ。 「ほとんどのお客は頭のおかしい人ではなく、いい人ばかり」と、サンディ・ベルさんは言う。「自分の名前を呼んでくれというリクエストもあれば、ストリップダンスをしながら自分と話をしてほしいというリクエストも。お客には何でも正直に話すことにしています。私に恋人がいることも、現実世界で客とセックスはしないことも、先方は承知しています」 サンディ・ベルさんとパートナーの男性は、ブカレスト郊外の高層マンションで一緒に暮らしている。男性はサンディ・ベルさんの仕事を知っているが、両親には知らせていない。この業界ではたとえスタジオのオーナーでも、家族や友人に職業を隠すケースが珍しくない。ブカレストでBBCの取材に応じた人たちがカメラネームを使い、姓を明かそうとしなかったのも同じ理由からだ。 一方で、性風俗業界で働く人の多くは、自分の身の安全に不安を抱いているが、サンディ・ベルさんは違う。 「お客は私をどうすることもできないでしょう? 相手の男性が一線を越えたり、私に失礼な態度を取ったりしたら、こちらがマウスをクリックするだけでストップできる。サイト管理者に伝えて相手のIPアドレスからのアクセスを拒否してもらえば、その相手はたとえニックネームを変えても、二度とログインできない。とにかく相手は何千キロも離れた所にいるので、体を触られることはない。だれにも触られたりしません。ネットにつなぐのも、そこで仕事をするのも一人。売春とは全く無縁の仕事です」 サンディ・ベルさんは被害者なのだろうか。本人は違うと主張するが、しかしフェミニズム活動家のイリーナ・イリセイさんに言わせれば、問題は見かけよりも複雑だ。 「この仕事を仕方なくやっている女性たちはどうでしょう。本人の意思で選んだのでしょうか。恐らくだれかに心を操られていたり、経済的に不安定だったりするからやっているのでは。こういう要因が全て入り交じっていると思われます」 イリセイさんの説によれば、ルーマニアでは十代の妊娠率が高く、高等教育を受けても3割が就職できないといった状況も、セックスカム産業に拍車をかける要因になっている。 一方でライブチャット業界も、若い女性たちを全力で勧誘している。 「大学構内にも広告が出ている」と、イリセイさんは指摘する。「学生たちにはフェイスブック上で直接、求人のメッセージが届く。スタジオはすっかり企業然としていて、ほかの分野の新人向け職種と少しも違わない。若い女性の地位向上や自立、スキルの獲得といったうたい文句が並び、友人を誘えば賞金がもらえるという特典まで書かれています」 ラナさんはライブチャットの仕事で、娘を一人で育てられるだけの収入を得てきた。今では「国の利益になること」に投資しようかと考える余裕もできた。今後2年のうちにはこの仕事を辞めるつもりだ。 だがラナさんのように自由な選択ができない女性もいる。自分は風俗業界からの脱走者だ、と話すのはオアナさん(28)だ。16歳の未成年だった頃、ボーイフレンドに説得されてライブチャットに出るようになった。 「ただ話をすればいい、それだけだと言っていた。ところが部屋には彼もいて、2人でポルノを演じました」 男女が一緒にウェブカムに出る行為は、ルーマニアの法律で禁止されている。しかし、オアナさんが話すようなやりかたで、どれだけ法律違反が横行しているか、把握するのは不可能だ。オアナさんはその後ドイツで売春婦として働いたが、ついに勇気を出してブカレストへ戻り、新たな生活に踏み出した。今では、若い女性の性労働を防ぐ仕事に取り組んでいる。自分の経験を話して、ライブチャットの危険性を知ってもらおうと説得する仕事だ。 「カメラの前にいるだけでお金が稼げると思っている女の子たちもいます。でもそこで自分がすること全てに心がむしばまれ、次は売春に足を踏み入れることになる。私には今だから分かります」 しかしラナさんの考えは違う。 「自分の頭脳を売るのです、体ではなくて。私は演技みたいな、ショーのようなものだと思っています。だれにでも向く仕事というわけじゃない。数週間とか数日でやめてしまう子もたくさんいる。体を売っているという考え方をするからです。この仕事で大事なのは心の持ち方。私ははっきり線を引いているから、食い物にされている気は全くしません」 スタジオ20のキルノジェアヌさんも同様に、危ない仕事、心理的なダメージを及ぼす仕事ではないと反論する。 「心理的ダメージがあるのはむしろ、最低賃金でオフィスに12時間縛り付けられる仕事の方です」と、キルノジェアヌさんは言う。 だがモデルの多くは、自分の職業を隠したがる。このこと自体が、何かを表しているのではないだろうか。ラナさんやサンディ・ベルさんが自分の資格やほかの職業で豊かな生活ができるとしたら、それでもニューヨークやフランクフルトやロンドンにいる客のために服を脱ぐという、今の仕事を選んだだろうか。 (英語記事 Cam-girls: Inside the Romanian sexcam industry)

  • Thumbnail

    記事

    刃物持った性的少数者の学生、警察が射殺 米アトランタ

    2017年09月18日 15:49 公開 米ジョージア州アトランタのジョージア工科大学構内で16日、武器を持っていたとされるLGBT(性的少数者)の学生活動家が、警察に射殺される事件があった。 調べによると、「刃物と銃を持った人物」が大学構内にいると通報を受けた警察が、コンピューター工学専攻の学生、スカウト・シュルツさん(21)と対決する形になった。シュルツさんは、開閉式の刃物を手にしていたが、通報と異なり銃は持っていなかったようだという。またナイフの刃は出ていなかったという情報もある。 学生が現場で撮影した映像では、複数の警官がシュルツさんにナイフを手放すよう命じているが、シュルツさんはこれを拒否。「撃て!」と言いながら警官たちに近づいて行くシュルツさんに、1人の警官が発砲した。 ジョージア州の捜査当局によると、シュルツさんは運ばれた先の病院で死亡した。ジョージア工科大学警察の警官にけがはなかった。発砲した警官の名前は公表されていない。 シュルツさんの母親リンさんによると、シュルツさんは「スコット・シュルツ」として生まれたが、後に「スカウト」と改名。自分は性的に男性でも女性でもないと自認していたという。様々な健康上の問題があり、うつの症状で苦しみ、2年前には自殺未遂もしていたという。 リンさんは地元紙アトランタ・ジャーナル・コンスティテューションに対して、警察は発砲するべきでなかったと批判。「辛子スプレーや麻酔銃など、死なせない手段をなぜ使わなかったのか」。 同紙によると、リベラルな政治活動に参加し、ジョージア工科大学の性的少数者団体「プライド・アライアンス」の会長を務めていた。 同団体はフェイスブックで、「今回の出来事をみんな深く悲しんでいる」と声明を発表。「(They)は2年前からプライド・アライアンスの活動の中心にいた。もっと色々なイベントをやるよう、我々にはっぱをかけていた」と書いた。 女性でも男性でもない性自認のシュルツさんは、「he」や「she」と言う性別を限定する代名詞の代わりに、「they」と呼ばれることを望んでいたという。 (英語記事 Armed LGBT student Scout Schultz shot dead by Atlanta police)

  • Thumbnail

    記事

    【ロヒンギャ危機】 ミャンマー国軍司令官、ロヒンギャ「過激派」のせいだと

    ャの村を燃やし、民間人を攻撃して、国から追い出そうとしていると話している。 ラカイン州で取材していたBBCニュースのスタッフも、燃えるロヒンギャの村を目撃している。 国連のアントニオ・グテーレス事務総長は17日、ミャンマーの事実上の指導者アウンサンスーチー氏に対して、状況が「とんでもない状態」になる前に軍の摘発をやめさせるには、「今が最後のチャンス」だと呼びかけた。「そうしなければ、将来的に取り返しのつかないことになる」。 BBC番組「ハードトーク」に出演した事務総長は、ミャンマーでは依然として軍部が最大の権限を維持しているのは明らかだと指摘した。 スーチー氏は19日からの国連総会一般討論に欠席する方針。ロヒンギャ危機は「巨大な偽情報の氷山」のようだと反発し、偽ニュースがテロリストに有利になるような偽情報を煽っていると批判している。 バングラデシュ政府はこのほど、ミャンマーから避難してきた40万人以上のロヒンギャについて、移動を制限する方針を表明。さらに、コックス・バザール市の近くに最大40万人収容可能な避難所を建設するつもりだと明らかにした。 独自の国家を持たない少数者ロヒンギャは、ミャンマーでかねてから不法移民として扱われ、迫害されてきた。 (英語記事 Rohingya 'extremists' trying to build stronghold - Myanmar army)

  • Thumbnail

    記事

    韓国への脱北者、人数13%減

    2017年09月18日 12:57 公開 韓国統一省は17日、北朝鮮から韓国へ逃れる脱北者の数が、前年同期比で12.7%減ったと示す統計を明らかにした。 聯合ニュースが伝えた統一省統計によると、今年1月から8月にかけて780人が北朝鮮から韓国に脱北した。今年の脱北者の56.9%は労働者や農業関係者で、兵士や政府職員は3.5%のみという。 脱北者の大多数は中国経由。韓国政府は、人数が減ったのは北朝鮮による監視強化と、北朝鮮と中国による中朝国境警備強化が原因だろうとみている。 統計について与党政治家は、脱北者のほとんどは貧困生活からの脱出を求めているものの、北朝鮮で安定した暮らしをしている人もいると述べている。 韓国によると、朝鮮戦争が1953年に終結して以来、3万人以上が北朝鮮から韓国に逃れたという。 脱北者の数とは別に、AFP通信はクウェートが北朝鮮大使の国外追放を決めたと伝えた。正式確認はまだだが、クウェート政府は国内の北朝鮮外交使節の規模を減らす方針という。 湾岸諸国で北朝鮮が大使館を置くのはクウェートのみで、2000~2500人の北朝鮮労働者がクウェートで働いている。湾岸諸国ではさらに数千人単位で、北朝鮮労働者が働いているとみられている。 北朝鮮の核実験をめぐる今月11日の国連追加制裁は、出稼ぎ労働者の就労を禁止。米政府は各国に、北朝鮮との商取引停止を呼びかけている。 (英語記事 North Korea: South Korea sees fall in defectors)

  • Thumbnail

    記事

    トランプ氏、パリ協定「残留もあり得る」=米国務長官

    2017年09月18日 11:49 公開 ドナルド・トランプ米大統領が気候変動対策の国際的取り決め「パリ協定」離脱を決めた問題で、レックス・ティラーソン米国務長官が17日、条件次第では協定に残留する可能性もあり得ると述べた。この数時間前にはホワイトハウスが、協定離脱の方針に「変更はない」と強調していた。 17日朝放送の米CBS番組「フェイス・ザ・ネイション」に出演したティラーソン国務長官は、「公平だと我々が思える条件を設定できれば」、米国は協定に残留すると述べた。 ティラーソン長官は、「ちゃんとした条件が整っていれば、諸外国と関わり続けるための条件を模索する用意があると大統領は話している。これは大変な課題だと誰もが同意しているので」と話した。 トランプ政権が協定残留を検討していると16日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルが報道したのを受けて、ホワイトハウスはすでに、離脱方針に変更はないと表明していた。 欧州連合(EU)のミゲル・アリアス・カネーテ欧州委員(気候問題・エネルギー担当)は、環境担当大臣会合に出席後、トランプ政権関係者がパリ協定の再交渉はしないが、「現行協定のもとで関与し続けられる条件を検討する」意向を示したと話していた。 「これまでのトランプ大統領の発言とはかなり異なる発言だった」とカネーテ委員は述べていた。 トランプ大統領は今年6月、「米国を守る厳正な責任」の一環として、パリ協定から離脱すると発表。協定が中国やインドに有利に働き、米国経済に打撃を与えていると非難していた。 トランプ氏は当時、パリ協定の内容を修正して再加盟するため交渉するか、「米国に公平な真新しい取り決め」を追求すると話していた。 一方で、ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官は16日、「パリ協定について米国の姿勢に変化はない。大統領がしきりに明確にした通り、米国は自分たちにもっと有利な条件で再加入できない限り、離脱する方針だ」と、残留を否定した。 H・R・マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は17日にABC番組「ジス・ウィーク」に出演した際、「(大統領は)米国にとってより良い取引ができるならば後日、再加入する可能性を残したまでだ」と述べ、国務長官よりは大統領報道官に近い見解を述べた。 しかし、協定内容が米国にとって以前より有利になったとしても、協定そのものに大反対しているトランプ支持者たちは納得しないとみられる。 2015年のパリ協定で米国など188カ国は、世界の気温上昇を産業革命前から2度より「かなり低く」抑えることを目標とし、さらに上昇幅を1.5度まで抑えるべく努力すると合意した。 トランプ政権の離脱決定については、米国が世界的な問題に対する指導的立場を放棄したに等しいと批判する声もある。 (英語記事 Paris climate deal: Trump open to staying in, Tillerson says)

  • Thumbnail

    記事

    トランプ氏の支持者たちが心配する米国の価値とは

    いた。「米国の価値観を守るため」集会に参加した人たちに、どういう価値が危険にさらされていると思うか、BBCが尋ねた。

  • Thumbnail

    記事

    ロンドン地下鉄爆発 2人目逮捕

    バー港の出国区域で逮捕され、ロンドン市内の警察署に移送されている。 アンバー・ラッド内相は17日朝、BBC番組に出演し、2人目を逮捕したことからも、地下鉄攻撃は「一匹狼」の単独犯行ではないようだと述べた。 事件については過激派勢力のいわゆる「イスラム国」(IS)が犯行声明を出しているが、ラッド内相はISが背景にいると示す「証拠はない」と話すと共に、捜査を進めるなかで容疑者たちが「どのように過激主義に洗脳されたか、できる限り解明していきたい」付け足した。 ISの関与については、ロンドン警視庁のマーク・ロウリー副総監も16日、事件と関わっているいないにかかわらずISが犯行声明を出すのは「まったくいつものこと」だと述べていた。 テロ警戒態勢は爆破事件でいったん、攻撃を受けて最高レベルの「危機的」に引き上げられていたが、2人目の逮捕後、2番目の「深刻」に戻された。 ロンドン南郊サリー州のサンバリー・オン・テムズでは16日、民家の家宅捜索が始まり、周辺住民も一時避難させられた。この民家に、ドーバー港で逮捕された18歳が住んでいたとみられる。 近隣住民によると、捜索対象の民家は、ロナルド・ジョーンズ(88)とペネロピー・ジョーンズ(71)夫妻の自宅。夫妻は数十年前から、身寄りのない子供や若者を保護し、支援する活動を続けており、2010年にはエリザベス女王から大英帝国勲章(MBE)を授与されている。 夫妻の友人によると、最近では18歳と22歳の若者が夫妻の家に身を寄せていたという。 防犯カメラ映像も 捜査当局は、ウィンブルドン発東方面行きの地下鉄車両に爆発物を置いた人物の防犯カメラ映像を入手していることが、BBCの取材で分かった。爆発装置にはタイマーがついていたとされるが、BBCのフランク・ガードナー治安担当編集委員は、爆弾が「部分的に作動しなかった」可能性があると指摘する。 もし犯人の想定通りに爆発していたら、近くにいた多数が死亡し、車両内の大勢が重傷を負っていたはずだとガードナー編集委員はみている。 ロンドン警視庁は、情報提供を広く呼びかけており、現場で写真や動画を撮影した人は、ukpoliceimageappeal.co.ukにアップロードするか、対テロ・ホットライン(0800-789-321)に電話するよう求めている。 メイ首相、トランプ米大統領に不快感 パーソンズ・グリーン駅での爆発を受けて、ドナルド・トランプ米大統領は間もなく、「スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)に把握されていた負け犬テロリスト」による犯行だとツイートした。しかしテリーザ・メイ英首相はこれを受けて、「進行中の捜査について誰かが推測で物を言うことは、決して役に立たない」と不快感を示した。 ラッド内相も、緊急治安閣議(COBRA)に出席後、当局が事件関係者を事前に把握していたと言うには「はるかに時期尚早」で、「捜査は進行中だ」と強調した。 ロンドン警視庁のクレシダ・ディック警視総監は、地下鉄に乗り、テムズ川南岸のサウスバンクでパトロールにあたる警官たちに合流。「ロンドンはこれまでもひどい攻撃を受けても立ち止まらなかったし、今回の攻撃でも止まったりしない」と述べた (英語記事 Parsons Green: Armed police search house over Tube bombing)

  • Thumbnail

    記事

    駆け落ちしようとした10代男女を電気ショックで処刑か パキスタンで

    ち計画を家族が知り、部族の長老たちが殺害を命令したという。 パキスタンの首都イスラマバードで取材するBBCのM・イリアス・カーン記者は、いわゆる「名誉殺人」で電気ショックによる処刑が行われたのは、パキスタンではほぼ前例がないと指摘する。BBCは2010年に、インドのデリーで同様の処刑が行われた疑いを報道している。 カラチでは死亡した2人の父親を含む4人が逮捕された。警察は「ジルガ」と呼ばれる長老会議の長の行方を追っている。 地域の警察を率いるラオ・アンワール氏は報道各社に対し、当局は「情報提供者」の協力で2人の殺害と埋葬の事実を知ったと説明した。 アンワール氏によると、掘り出された遺体の腕や胸、足に感電死させられたとみられる跡が見つかったという。 パキスタンの英字紙ドーンによると、カラチ市民病院の外科医、カラル・アハメド・アッバシ医師は、「両方の遺体に電気ショックと拷問の跡があった」と語った。 人権擁護団体は、パキスタンでいわゆる「名誉殺人」の事例が増加していると指摘する。犠牲者の大半を占める女性は、家族の許可なしに男性と付き合ったり婚約することができない。 今回の事件では、パキスタン北西部の部族地域モーマンドに住むパシュトゥン人のサフィ部族の人々が関与していたとみられている。 事件を先週9日に最初に報じた地元メディア「ザ・ニュース」のジア・ウル・レハマン記者はBBCに対し、部族の伝統に基づき2人の家族は結婚に合意していたと語った。 「合意では、2人は結婚し、名誉の代償として、少年の家族から2人の女性を少女の家族の男性2人と結婚させることになっていた。しかし、合意承認のために8月15日に開かれた長老会議はこれを拒否し、2人を見せしめのため殺害するよう命じた」 アマン・マルワト警察官はBBCに対し、逮捕された親族が「2人は薬物を投与された後、ベッドに縛り付けられて電気ショックを与えられたと証言した」と述べた。 マルワト警察官によると、バフト・ジャンさんは8月14日に家から忍び出て、レフマンさんを近くの家で待っていたが数時間後に家族によって発見されたという。 「少女は15日に殺され、少年は翌日殺された」 長老会議のメンバーには取材できていない。その多くは隠れているとみられる。家族のコメントは得られていない。 人権団体「パキスタン人権委員会」が昨年4月に発表した報告書によると、2015年のパキスタンでは1100人近い女性が家族の名誉が損なわれたと考える親族に殺害されたという。 (英語記事 Pakistan 'honour killing': Karachi teen lovers 'were electrocuted')

  • Thumbnail

    記事

    【ロヒンギャ危機】 ミャンマーの強硬派仏教僧に話を聞く

    2017年09月15日 16:09 公開 ファーガル・キーン記者 BBCニュース 保守派仏教徒団体「マバタ」の僧侶たちは、海外メディアをほとんど信用していない。 マンダレーのマバタ僧院を訪れた我々が近づくと、指導者アシン・ウィラトゥ師は頭を覆い、我々のカメラを遮るように傘を広げた。 強硬な国家主義運動の関係者がジャーナリストに敵対心をむき出しにするのは、普遍的な特徴だ。 そしてマバタの世界観において、真実はただ一つ。仏教徒は、暴れるイスラム教の被害者なのだ。 アウンサンスーチー政権から活動を禁止されて半年、マバタの僧侶たちは今でも自分たちの排外的な主義主張を積極的に推し進めている。私はマンダレーにあるキム・ウィン・ミン・ジー僧院で、8人の高僧に話を聞く機会を与えられた。 法律を守るムスリム(イスラム教徒)については何の問題もない――。エインダル・サッカ・ビウィンタ師はこう話した。しかし、イスラム教徒がインドに侵入した時はどうか。住民を無理やりイスラム教に改宗させたではないかと。 この世界観では、37万人以上のロヒンギャがバングラデシュへ逃れるに至った苛烈な弾圧も、イスラム教徒に侵略される仏教徒の長い闘いという文脈の一部になる。 マバタは今年7月までに、政府のヘイトスピーチ取り締まりで解散させられたはずだった。 ラカイン州での出来事について、スーチー氏の姿勢をマバタはどう思っているのか。尋ねてみると、高僧の一人は避難民のことを、ロヒンギャにとって侮辱的な表現を使って「ベンガル人」と呼んだ。 「このベンガル人問題に関して、アウンサンスーチーさんの立ち位置は正しいし、発言も正しい。なので大いに歓迎する。スーチーさんがこういう姿勢だからと、フェイスブックで嘘をついて批判したり、フォトショップ加工した画像で侮辱する人もいる。国の指導者を侮辱するのは本当に不快だ」 マバタの僧侶にこうして支持されても、スーチー氏はありがたくないだろう。しかしマバタの言葉には重みがある。マバタは自分たちの方針のもとに大衆の支持を動員できるし、政府の解散命令など鼻で笑っているように見える。 ミャンマー国民の大半は、ロヒンギャを支持しないし、同情もしていない。 スーチー氏が率いる与党・国民民主連盟(NLD)のマンダレー支部で、治安担当報道官から聞いた話が実に印象深く、状況をありありと伝えていた。ミャ・アウン・モー氏は、真の被害者はラカイン州の仏教徒だと考えているのだ。 「私たちミャンマーのラカイン族が、ラカインにいるテロリストに襲われている。このことを、ぜひお伝えしたい。同胞の民族について、強調したい。ムスリムのことなど知らない。大事なのは同胞の仏教徒だけだ。それをお伝えしたいのです」 普遍的人権の擁護に尽力しているはずの政党を代表する人間が、こう発言したのだ。 スーチー氏が軍の強硬策を非難したり、軍の自制を求めるなどすれば、この地で支持する人はほとんどいないはずだ。軍部はこのことをよく理解しているし、今のスーチー氏が国際的に孤立してしまった状況を喜ぶに違いない軍幹部もいる。 ラカイン州ではまさに今、人権と人道の危機が起きている。軍の強硬策が終わるまでには、数日というよりは数週間かかるだろう。 しかし、ラカイン州が露呈した軍の実力と国家主義的な仏教徒の問題は、この国の将来に大きく影を落とす課題をむき出しにした。 (英語記事 Rohingya crisis: Meeting Myanmar's hardline Buddhist monks)

  • Thumbnail

    記事

    【ロヒンギャ危機】 実際アウンサンスーチー氏にはどの程度の力があるのか

    2017年09月15日 14:57 公開 ジョナサン・ヘッド BBC東南アジア特派員 ミャンマー治安部隊の残酷な摘発から逃れようと、西部ラカイン州から多数のロヒンギャが国外に脱出している。それについて、ノーベル賞受賞者で実質的指導者のアウンサンスーチー氏は、テロに対する正当な行動だと政府を擁護しており、スーチー氏への国際的な非難が高まっている。こうした状況で、スーチー氏は20日から始まる国連総会の一般討論を欠席する予定だと明らかになったが、そもそもスーチー氏は実際、国内でどれほどの実権を持っているのだろうか。 アウンサンスーチー氏の正式な肩書は「国家顧問」だ。ミャンマー憲法には、外国籍の配偶者や子供を持つ者の大統領就任を禁じる条項がある。そもそもスーチー氏を念頭において作られたこの禁止条項のため、スーチー氏は現行憲法では大統領になれない。そのため新しい「国家顧問」という役職を、スーチー氏は自ら新設したのだ。 スーチー氏はミャンマーで、圧倒的に人気の高い政治家だ。2015年の総選挙では、国民民主連盟(NLD)を率いて圧勝した。党内と内閣の重要決定のほとんどは、スーチー氏によるもので、外務大臣の地位にも就いている。 ティン・チョー大統領は事実上、スーチー氏に従う立場だ。 ミャンマーでは1962年以降、軍部が様々に形を変えながら政権を掌握し続けた。現行憲法は、その軍事政権が制定したもので、信頼性が疑わしい2008年の国民投票で承認された。当時、NLDもスーチー氏も、この憲法を認めなかった。 軍事政権が掲げていた「規律ある民主主義」において憲法は、軍が指導的立場を維持するための鍵となる要素だった。この憲法の下、軍人は議会で4分の1の議席を保障されている。 軍は、内務省、国防省、国境省という3つの重要省庁を掌握している。よって、警察も軍部の統制下にある。 民主政府を停止できるなど強力な権限を持つ国家防衛安全保障会議(NDSC)についても、メンバー11人のうち、6人は軍が指名する。 上位の文民役職にも多くの軍出身者が就いている。さらに、軍は今でも経済界に大きく関わっている。国防支出は医療予算と教育予算の合計より大きい、国家予算の14%を占める。 軍部とスーチー氏は20年以上にわたり、激しく対立を続けた。同氏は15年間、自宅軟禁されていたほどだ。 総選挙後のアウンサンスーチー氏と軍部は、協力し合う方法を探る必要があった。スーチー氏には国民の信任があり、将軍たちは実権を握っていた。 依然として重要な問題については、意見が対立していた。スーチー氏が望む憲法改正しかり。ミャンマー国境付近で70年前から政府と戦ってきた、さまざまな少数民族武装勢力との和平交渉の進捗しかり。 だが経済改革や成長の必要性、急激に変化する緊張が高まる社会に安定をもたらす必要性については、軍部もスーチー氏も同意見だった(社会の安定について、スーチー氏は「法の支配」という言葉を好んで使う)。 高まる敵意 しかしロヒンギャ問題については、スーチー氏は慎重にことを進める必要がある。ミャンマー世論は、ロヒンギャにほとんど同情していないからだ。 ミャンマー人の多くは、ロヒンギャはミャンマー国民ではなく、バングラデシュからの不法移民だという政府の公式見解に同意している。多くのロヒンギャの家族は何世代も前からミャンマーにいるにもかかわらず。 昨年10月と今年8月に武装勢力の「アラカン・ロヒンギャ救世軍」(ARSA)が複数の警察施設を襲撃したことで、世論の敵意はいっそう高まった。 ラカイン州では、地元の仏教徒の敵対心は、ますます強い。仏教徒がベンガル人と呼ぶロヒンギャと、仏教徒の間の紛争のきっかけは、何十年も前にさかのぼる。 仏教を信仰するラカイン族の多くは、自分たちがいずれは少数派になり、そうすれば自分固有のアイデンティティーが破壊されると懸念している。同州地元議会は、ラカイン民族党(ANP)が圧倒的多数で支配する。スーチー氏率いるNLDが支配していない、数少ない地方議会の1つだ。 警察や軍の間でも、仏教徒への共感は強い。警察官の半数近くは仏教徒のラカイン族だ。 バングラデシュとの国境沿いにあるラカイン州北部では軍が実権を握っており、人の往来は厳しく管理されている。 加えて、強力な軍部のトップ、ミン・アウン・フライン国軍司令官は、ロヒンギャにほとんど同情していないと言明している。 独立メディア フライン将軍は現地で進行中の「掃討」作戦を、1942年にまでさかのぼる問題を終えるために必要なものだと話す。当時は、旧日本軍と英国軍の戦闘で前線が目まぐるしく変わり、ロヒンギャと仏教徒ラカイン族の間で悲惨な争いがあった。 軍は現在、戦いの相手は外国から資金提供を得ているテロ組織だと認識しており、国民の大半も同じ見方だ。 加えて軍部はロヒンギャに対して、他の紛争地域で駆使したのと同じ「4つの分断」戦略を実行しているようだ。食糧・資金・情報・徴兵について反政府勢力の地域的連携を断ち、反政府勢力を支援しているらしいコミュニティーを兵士が破壊し、恐怖に陥れる戦略だ。 メディアも要因の一つだ。ミャンマーでこの5年の間に最も大きく変わったことの中には、新しい独立系メディアの相次ぐ出現と、インターネット利用の激増が含まれる。10年前のミャンマーは、固定電話回線すらほとんどない国だった。 道徳的権威は? しかしバングラデシュ国内で何が起きているか、あるいはロヒンギャがいかに苦しんでいるかを伝えるメディアは、ほとんどない。その代わりに多くのメディアは、ラカイン州で住む場所を失った仏教徒やヒンズー教徒について詳しく伝えてきた。 ミャンマーではソーシャルメディアも人気だが、その分だけ偽情報やヘイトスピーチがたちまち拡散した。 つまりアウンサンスーチー氏はラカイン州で起きている事態ついて、実際にはほとんど権限を持っていないのだ。そしてロヒンギャ支援を表明しようものなら、ほぼ確実に仏教徒の国家主義者たちの怒りを買うはずだ。 スーチー氏の道徳的権威をもって、ロヒンギャに対する一般市民の偏見を変えられるかは分からない。スーチー氏は、ここは賭けに打って出るべきではないと計算したのだろう。彼女は一度こうと決めたら、非常に頑固なことで知られている。 ラカイン州における軍部の行動について、もしアウンサンスーチー氏が批判しやめさせようとした場合、軍部に排除されてしまう危険はあるだろうか。軍部にその力はある。今の状況では、国民の支持もある程度は得られるかもしれない。 しかし、現在のNLDと軍との権力分割の取り決めはおおむね、軍が2003年に民主化への7段階の行程表を発表した当時から意図していた内容だった。これは念頭におく価値がある。 行程表は発表当時は見せかけに過ぎないと、相手にされなかった。しかし結局、それから14年の間にミャンマーで起きた政治的展開は、行程表にぴったり沿って実現した。2015年総選挙で軍系の政党が大敗しても尚、軍は未だに国内で最強の存在だ。 ただしこれまで違い今の軍部には、アウンサンスーチー氏という隠れ蓑がいる。おかげで軍の行動について国際社会は、軍部ではなくスーチー氏に徹底的な非難を浴びせているのだ。 (英語記事 Rohingya crisis: How much power does Aung San Suu Kyi really have?)

  • Thumbnail

    記事

    ソプラノ歌手のキリ・テ・カナワさん、歌手引退を表明 BBCラジオに語る

    2017年09月15日 13:39 公開 レベッカ・ジョーンズ芸術担当記者、BBCニュース オペラ界で最も有名な歌手の一人、デイム・キリ・テ・カナワが歌手活動からの引退を表明した。BBCの「ラジオ4」で語った。 半世紀以上にわたって活躍してきたデイム・キリは1年前から舞台で歌うのをやめていたが、発表はしていなかったと話す。 「自分の声を聴きたくない」とデイム・キリは語った。「もう過去のことです。若い歌い手を教えていて、美しく、若く、新鮮な声を聴くと、それに自分の声を合わせてみたいとは思わない」。 世界各国の主要な歌劇場やコンサートホールすべてに出演しているデイム・キリは、1971年にロンドンのコベント・ガーデンで上演されたモーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」で伯爵夫人に抜擢(ばってき)され、名前を知られるようになった。テ・カナワさんは当時、ほぼ無名だった。 「本当に信じられないようなキャリアを得た」とニュージーランド出身のデイム・キリは話す。しかし、自分自身で「これが最後に歌う音」だと決めることに強いこだわりがあったという。 ただし、「自分の中でさよならが言える」までに5年かかった。「時間をかけて決めたんです」とデイム・キリは語った。 最後の公演となったのは、昨年10月に豪メルボルン近郊のバララットで開かれたコンサートだった。「舞台に出る前、自分にこう言ったんです。これでおしまい。そしてそれが最後になりました」。 ニュージーランドの先住民マオリの血をひくデイム・キリは、今ではシャワーを浴びている時でも歌わないと言うが、後悔していないし、また歌いたいと思うこともないという。「これほどまでの経験ができた。素晴らしい思い出です」。 デイム・キリがクラシック音楽家として、ほかにあまり例がないほどの名声を得たのは紛れもない。1981年のチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式でヘンデルのアリア「輝かしいセラフィムに」を歌った際には、世界で6億人が視聴した。 「この歌を歌うよう2、3カ月前に言われたんです」。デイム・キリは当時を振り返る。「何カ月も自分の中だけに留めておかなくちゃならなくて、誰にも言えないって想像つきます?」。 しかし、ウェールズ公妃(ダイアナ妃)が1997年に死去した後、デイム・キリはこのアリアを二度と歌わなかった。「歌いたいと思わなかった」とデイム・キリは話す。「彼女が亡くなった時、この歌は永遠にしまっておくべきだと感じた」。 当時から曲自体、聴いていないという。「彼女への敬意というのか。彼女の死や、亡くなった時のこと全てがとても悲惨で、再び聴きたいと思わなかった」。 デイム・キリは、ラグビー・ワールドカップ(W杯)のテーマ曲「ワールド・イン・ユニオン」を1991年に開催された大会で、初めて歌った歌手としても知られる。2013年には、英ITVテレビのドラマシリーズ「ダウントンアビー」にゲスト出演した。 デイム・キリが今一番力を入れていると話すのが、自身の財団を通じて行う、オペラ界の将来のスターたちとデイム・キリが呼ぶ歌手たちの育成だ。 デイム・キリは今月、クラシック音楽誌「グラモフォン」の生涯業績賞を受賞。デイム・キリは「とても、とても特別だ」と語った。 それでもなお、デイム・キリは、過去にこだわるのは「身勝手」だと感じている。そして、自分のキャリアを実際振り返った時も完全に満足したことはないと強調する。 「望み通りの100%の完璧さに到達したことはない。舞台から降りて、『うまくいった』と思ったことがないんです。どこかミスがあったといつも思う。ずっと公演全体の自分の出来を分析していました」 しかし、デイム・キリは苦笑いしなからこう付け加えた。「努力はし続けましたよ」。 (英語記事 Dame Kiri Te Kanawa: I won't sing in public again)

  • Thumbnail

    記事

    【ロヒンギャ危機】 衛星写真が組織的な焼き討ち示すと人権団体

    2017年09月15日 13:15 公開 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは14日、ミャンマーのムスリム(イスラム教徒)系少数派ロヒンギャが住む集落に対する「組織的」な焼き討ちを示すとみられる衛星写真を公表した。 アムネスティは衛星写真について、ミャンマーの治安部隊がロヒンギャを国から追い出そうとしている証拠だと述べた。 ミャンマー軍は、戦闘の相手は武装勢力で市民は標的にしていないと説明している。 先月末に衝突が始まって以来、隣国バングラデシュに避難したロヒンギャの数は約38万9000人に上る。ロヒンギャはミャンマーで「不法移民」として扱われ、長らく迫害の対象になってきた。 ミャンマー政府によると、西部ラカイン州にある複数のロヒンギャ集落の少なくとも30%から、住民がいなくなった。 ロヒンギャは数世代にわたってミャンマーに居住しているが、国籍を与えられていない。ロヒンギャの扱いをめぐり、ミャンマーに対して国際的に強い批判が集まっている。 訪英中のレックス・ティラーソン米国務長官は14日、ミャンマーの民主主義が「決定的瞬間」に直面していると述べ、「民族を問わず、人のしかるべき扱い方というものがある。誰もが了解しているこのことのため、国際社会が発言するのが重要だ」と語った。「この暴力は終わらなくてはならない。この迫害は終わらなくてはならない」。 これに先立つ13日、国連のアントニオ・グテレス事務総長は、ロヒンギャが人道上破滅的な状況に置かれていると指摘し、ロヒンギャの村への攻撃は容認できないと述べた。国連安全保障理事会は、暴力停止に向けた緊急措置を呼びかけた。 アムネスティは、3週間にわたるロヒンギャの村々を標的にした「巧妙に計画された組織的な焼き討ち」を示す新たな証拠が、火災探知データや衛星写真、写真や映像に加え、目撃者への聞き取り調査から得られたと述べた。 アムネスティで危機対応担当ディレクターを務めるティラナ・ハッサン氏は、「証拠に反論の余地はない。ミャンマーの治安部隊はロヒンギャの人々をミャンマーから追い出そうと標的にして、ラカイン州北部を火の海にしている。これが民族浄化なのは確かだ」と語った。 アムネスティは、治安部隊が村を包囲した後、逃げ出した人々に向かって発砲し、彼らの家々に火をつけていると主張。「人道に対する罪」だと非難した。 アムネスティによると、8月25日に反体制勢力「アラカン・ロヒンギャ救世軍」(ARSA)が複数の警察施設を襲撃したことを機に、ミャンマー軍が軍事行動を始めて以来、少なくとも80件の大きな火災が探知されたという。アムネスティは、1カ月の間に同じ規模の火災が探知されたことは、過去4年間なかったと指摘した。 アムネスティはさらに、仏教徒が多いラカイン州でロヒンギャ武装勢力が民家に放火しているという、信頼できる情報も得たと明らかにした。情報の内容は確認できていないという。 当局の説明 ミャンマーの国連大使はラカイン州での暴力の責任はロヒンギャ武装勢力にあると主張し、ミャンマーはこのような残虐行為を決して容認しないと語った。 ミャンマー政府のザウ・ハティ報道官は、家を失った人はラカイン州に設置した臨時キャンプに避難するよう呼びかけたが、すでにバングラデシュに逃げた全員の帰国は認められないと述べた。 ミャンマー軍のトップ、ミン・アウン・フライン国軍司令官は13日、ロヒンギャをバングラデシュからの不法移民だとするミャンマーの主張に基づき、「真実を隠すことで、『ロヒンギャ』という言葉を受け入れ認めることはできない」と語った。「ラカインの民族(仏教徒)は、先祖代々住んでいる土着の人々だ」。 ラカイン州に176カ所あるロヒンギャの村のうち、30%以上が住民がいない状態になっているとミャンマー政府は認めている。 暴力行為はアムネスティの報告書が出る前にも伝えられており、村の焼き討ちには治安部隊が関与していると避難したロヒンギャの人たちが証言している。 40万人近いロヒンギャが避難した今回の危機以前に、すでにバングラデシュに数十万人のロヒンギャが避難していると国連は指摘する。 ミャンマー国内にも、難民キャンプで生活しているロヒンギャが存在する。 ロヒンギャとはどんな人々か ミャンマー国内には少なくとも100万人のロヒンギャが生活している。大多数はイスラム教徒だが、一部はヒンズー教徒。元々バングラデシュとインドの西ベンガル州に住んでいたが、多くはミャンマー国内に数百年にわたって居住してきた。 ミャンマーの法律はロヒンギャを「国家の民族」と認めておらず、実質的に国籍を得られなくなっている。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(HRW)は、ロヒンギャを国を持たない主要な民族に挙げている。 HRWは、「過去の暴力の波によって難民化した人々は、移動が制限され基本的な医療サービスを受けられずにおり、深刻な人道状況に置かれている」と述べた。 バングラデシュのシェイク・ハシナ首相はミャンマーがロヒンギャ難民の帰国を受け入れるよう訴えた。 (英語記事 Rohingya crisis: Satellite images of Myanmar village burning)

  • Thumbnail

    記事

    北朝鮮、ミサイル発射 北海道上空通過 グアム到達可能か

    2017年09月15日 9:04 公開 韓国や日本政府によると、北朝鮮は日本時間15日午前6時57分ごろ、平壌近くの順安(スナン)地区から北東方向へミサイルを発射した。日本政府によると、ミサイルは北海道上空を通過し、午前7時16分ごろ襟裳岬の東約2200キロの太平洋上に落下したと推定される。日米の要請を受けて、国連安保理は15日に緊急会合を開く予定となった。 韓国軍によると、ミサイルは高度約770キロに達し、飛行距離は3700キロとみられる。韓国軍は、米軍と共にミサイルの種類や発射の詳細を分析していると述べた。 米太平洋軍は初期の分析結果として、中距離弾道ミサイル1発を発射したという見解を示した。 北朝鮮は8月29日にも、「火星12型」の中距離弾道ミサイルを発射。ミサイルは今回と同じようなコースで日本上空を越え、太平洋に着水した。北朝鮮はこれを、太平洋における軍事行動の「第一歩だ」と表明していた。この際のミサイルは最高高度約550キロで飛行距離は2700キロだったとされる。今回のミサイルは、高度も飛行距離も伸ばしたことになる。 北朝鮮は再三、米領グアム付近にミサイルを発射すると警告している。グアムは平壌から約3400キロにあり、今回のミサイルの飛行距離ならグアムに到達可能だと、複数の専門家が指摘している。 聯合通信によると、今回の発射を受けて、韓国軍は弾道ミサイル発射訓練を実施した。日韓両政府はそれぞれ、緊急の国家安全保障会議を招集した。 日本の菅義偉官房長官は首相官邸で緊急の記者会見を行い、北朝鮮に「厳重に抗議を行い、日本国民の強い憤りを伝え、最も強い言葉で断固非難した」と述べた。日本の領域への落下物は確認されておらず、航空機や船舶への被害情報も寄せられていないという。 訪問先のインドから帰国した安倍晋三首相は、首相官邸で記者団を前に、「国際社会の強い意志を踏みにじり、このような暴挙に出たことは断じて容認できません」と述べ、「安保理に緊急会合を要請します。国際社会で団結して一致して、明確なメッセージを発しなければなりません」、「北朝鮮がこの道をさらに進めば明るい未来はないと、そのことを北朝鮮に理解させなければなりません」と強調した。 レックス・ティラーソン米国務長官は、北朝鮮を非難するとともに、北朝鮮経済を支える中ロの責任も指摘。「北朝鮮の石油のほとんどを提供しているのは中国。北朝鮮の強制労働を最も活用しているのはロシアだ。中国とロシアは、こうした無謀なミサイル発射を容認しないと示すため、独自の直接行動をとらなくてはならない」と対応を求めた。 北朝鮮については、今月3日の核実験を受けて、国連安全保障理事会が11日に追加制裁を採択したばかり。しかし、北朝鮮は14日、制裁に反発して「日本を沈め」、「アメリカを廃墟にし」、「国連を破壊する」と声明を発している。 日米の要請を受けて、国連安保理は15日に緊急会合を開く予定となった。 (英語記事 North Korea 'fires missile from Pyongyang')

  • Thumbnail

    記事

    どちらもひとりぼっちだった……2匹の子トラが対面し

    2017年09月15日 9:00 公開 米ワシントンのスミソニアン国立動物園で生まれた絶滅危惧種のスマトラトラの子供は、母親に育児放棄されてしまった。カリフォルニア州のサンディエゴ動物園サファリパークにいるベンガルトラの子供は、8月にメキシコ国境から密輸されそうになっていたのを、税関に発見され保護された。スマトラトラの子供は生後約9週間。ベンガルトラの子供は生後約7週間だ。動物園関係者は、2匹は一緒に育った方が良いのではないかと考え、サンディエゴで9月11日に初めて対面させてみた。すると2匹は……。

  • Thumbnail

    記事

    【ロヒンギャ危機】 危機的なのは自分たちだとなぜ仏教徒は

    2017年09月15日 9:00 公開 ミャンマー軍や警察による強硬な摘発から逃れようと、西部ラカイン州から40万人近い少数民族ロヒンギャが国外に避難している状況を、国連は「典型的な民族浄化」だと非難している。しかしミャンマー国内では、ロヒンギャの窮状に同情する声は少ない。むしろ脅威にさらされているのは自分たち仏教徒だと反発する僧侶たちもいる。

  • Thumbnail

    記事

    「そういう気分じゃない」ようになるのは女性の方が 同居相手とのセックス

    2017年09月14日 17:21 公開 パートナーと同居している女性は、男性よりもセックスに関心がなくなりがち――。セックスに対する英国人の態度を調べた研究で、こうした統計が明らかになった。 英医師会誌(BMJ)に13日掲載された、英サザンプトン大学とユニバーシティ・コレッジ・ロンドンの研究チームによる論文によると、男女ともに年齢が高くなるにつれて性的情熱は減退していくものの、長く続く関係でセックスへの関心を失いやすいのは女性の方だった。 1人以上の性的パートナー(同性・異性を問わず)がいると昨年答えた16~74歳の男性4839人と女性6669人を対象に調査した結果、男女共に全般的に、健康状態や心の触れ合いに問題があると、性的欲求は低下する傾向にあるという。 研究チームは、性欲の問題を解消するには、単に投薬で治療しようとするのではなく、その人の全般的な状態を見る必要があると指摘する。 「痛くて惨め」 セックス・セラピストのアマンダ・メイジャーさんは、セックスに関心がなくなること自体は必ずしも異常ではないし、性行為による何をどう必要とするかが変化するのは、男女とも様々な理由があると話す。 「セックスは自然で普通のことだという人もいれば、ただ痛くて惨めなだけだという人もいる」 調査対象となった男性の15%と女性の34%が、前年に3カ月以上にわたり、セックスに興味を失ったと答えている。 年齢的には、男性は35~44歳でセックスに関心を持たなくなるケースが最も多く、女性では55~64歳だった。 しかし研究チームは、女性にとって更年期が性欲減退に関係するという証拠は得られていないと指摘する。 一方で女性にとっては、家に子供がいることが何より、性欲を損なう要因だった。 心身の健康不良のほか、性行為中のコミュニケーションや感情的な結びつきが欠けていると、男女共にセックスに関心を持てなくなることも分かったという。 「英国の性行動とライフスタイルに関する全国調査」では、パートナーと「いつでもセックスについて話しやすい」状態にあると答えた人が、セックスに関心がないと答える割合は比較的低かった。それに対して、性行為に困難が伴うパートナーのいる人や、あまり幸せな関係ではないと答えた人ほど、何らかの段階でセックスへの関心を失ったことがあると答えていた。 女性の間では、「セックスへの関心の度合いがパートナーと食い違っている」、さらには「性的な好き嫌いが食い違っている」場合も、性欲減退に影響していた。 サザンプトン大学のシンシア・グレアム教授(性・生殖医療)は、今回の研究によって、男女の性欲減退の背景や治療法について理解が高まったと話す。 「性欲の問題はホリスティック(全体的)に、具体的な関係のあり方をベースに、かつ性別に応じて、状況を把握する必要がある。そして、治療が必要な場合もそうやって治療する必要がある。今回の研究で、そのことが浮き彫りになった」 薬を飲めばそれだけで何とかなる問題ではないと、グレアム教授は補足した。 「抗うつ剤だけでは済まない。その先を見るのが大事だ」 米食品医薬品局(FDA)は2015年8月に、初の女性向け性欲高進薬「フリバンセリン」を承認している。 アマンダ・メイジャーさんは、「セックスはとても個人的なことで、人にその内容を話すのは恥ずかしいこともある。けれども多くの場合、性生活を改善する最良の方法は話しをすることだったりする」 性欲回復のための5つのヒント 先送りして問題をこじらせるより、早め早めに口に出して相談する。問題を無視すると別の問題を引き起こすこともあり、自分の中に不満がたまっていく。口にしにくい場合は、なぜ問題について話したくないのか、理由を探ってみる。 手を握ったり、静かに言葉を交わしたり、優しく相手に触れたり、なでさすったりと、セックスそのもの以外の愛情表現を試してみる。 相手に自分の気持ちや意見が伝わらないと思えば、セックスへの意欲の障害になる。なので、パートナーを大事に尊重していると、相手にきちんと伝える必要がある。 セックス・セラピストや心理カウンセラー、ふだんから診てもらっている総合診療医などにも相談する リラックスする。セックスレスでも、お互いに納得してそうなったなら、仲良しのままでいるカップルは多い。 (英語記事 Women 'more likely to lose interest in sex than men')

  • Thumbnail

    記事

    世界最年長のパンダが37歳で死ぬ 中国福建省

    2017年09月14日 17:05 公開 飼育されているパンダの中で最年長だったジャイアントパンダが13日、37歳で死んだ。中国福建省の海峡パンダ研究交流センターが明らかにした。 メスの「巴斯(バス)」は人間の年齢に置き換えると100歳を超えていた。 パンダは中国を象徴する動物で、手厚く保護されている。しかし、1950年代後半から続けられてきた保護政策の結果、頭数は増加。国際自然保護連合(IUCN)は昨年9月、パンダを「絶滅危惧種」から緊急度が1段階低い「危急種」に分類し直した。 バスは救助された場所の谷にちなんだ名前で、推定4、5歳から飼育施設で生活していた。 中国の国営テレビは14日に、海峡パンダ研究交流センターが行った追悼イベントを生中継した。 海峡パンダ研究交流センターの担当者によると、バスはアジア競技大会が中国で初めて開催された1990年大会のマスコットのモデルだった。 (英語記事 World's oldest captive panda Basi dies in China)

  • Thumbnail

    記事

    米民主党、若い不法移民保護で大統領と合意と 政権側は一部反論

    2017年09月14日 15:08 公開 子供のころに親と米国に不法入国した移民たちを保護する政策をめぐり、野党・民主党の有力議員2人は13日、ドナルド・トランプ米大統領と合意に達したと述べた。一方、ホワイトハウスはメキシコとの国境での壁建設は合意に含まれていないとする民主党の説明を否定した。 民主党上下院のナンシー・ペロシ院内総務とチャック・シューマー院内総務は、若い不法移民を保護する制度、DACAの対象者保護で合意したとしたほか、国境の安全を守る政策パッケージでも合意ができたと述べた。ただし、トランプ氏が公約にしているメキシコとの国境での壁建設は除外されたとした。 しかしホワイトハウスは、壁建設は除外されていないと反論している。 トランプ大統領は今月4日、バラク・オバマ前大統領が導入したDACA制度を破棄すると発表した上で、議会がDACAの代替策を半年以内にまとめるよう求めた。 DACAはいわゆる「ドリーマー」と呼ばれる子供の時に不法入国した移民が強制送還されないようにする制度で、2012年に導入された。80万人に上る制度の対象者は、就職や就学の暫定的な許可を得ることができる。 ホワイトハウスで開かれた夕食会の後、ペロシ、シューマー両氏は共同文書で、「DACAによる保護を早急に法制化し、壁を除く、双方が受け入れられる国境の安全をめぐる政策パッケージをまとめることで合意した」と述べた。 民主党議員らは、国境の壁建設への支出を含むいかなる法案も通さないと繰り返し表明している。 夕食会に関するホワイトハウスの発表文はより抑制された内容で、税制改革や国境の安全、DACAが話し合われた「建設的なワーキングディナー」だったと説明した。 サラ・サンダース大統領報道官はその後、「DACAや国境の安全が話し合われたものの、国境の壁を除外すると合意していないのは確かだ」とツイッターでコメントし、ペロシ氏らの説明に反論した。 シューマー議員のスタッフはこれに対し、「大統領は国境の壁建設を推進すると明確にしたが、今回の合意には含まれない」とさらに反論した。 移民をめぐる法案は上下院で多数を占める与党・共和党の支持が必要。 先週には、トランプ大統領が民主党議員らと連邦政府の債務上限の引き上げと12月8日までの継続予算で合意し、共和党議員らが面食らう一件があった。 (英語記事 Trump and Democrats 'reach deal' over Daca Dreamers)

  • Thumbnail

    記事

    マレーシア・クアラルンプールの宗教学校で火災 少なくとも24人死亡

    2017年09月14日 13:45 公開 マレーシアの首都クアラルンプールにある宗教学校で14日早朝、火災が発生し少なくとも24人の死亡が確認された。 犠牲者たちは、窓に金属製の格子が取り付けられた部屋から逃げ遅れたとみられる。 クアラルンプール消防庁のヒルジン・ドラマン長官はAFP通信に対し、「国内では過去20年で最悪の火災の一つだと思う」と語った。 警察によると、火災が起きた学校「タフィーズ・ダルル・クラン・イティファキヤハ」では13~17歳の男子生徒が学んでいた。 イスラム教の聖典コーランを学ぶタフィーズと呼ばれる学校では、生徒の多くが学校で生活している。 火災の通報があったのは現地時間午前5時40分(日本時間6時40分)ごろ。警察によると火は学校の寮から出たとみられる。 インターネット上で拡散されている火事の様子を撮影した写真や動画からは、生徒たちが寝ていた学校の2階全体が火に包まれていたのが分かる。 当局によると消防車が数分内に現場に到着し、火は1時間以内に消し止められたという。 寮の出入り口は一つのみで、警察は多くの犠牲者が逃げ遅れて死亡したとみている。 多くの生徒が病院に運ばれたもようで、一部は煙を吸って負傷したという。 ナジブ・ラザク首相はツイッターで、被災者に対するお見舞いを述べた。 連邦直轄領省のロガ・バラ・モハン副大臣はAFP通信に対し、「将来の災害を防げるように」、早急に捜査が進められるべきだと語った。「遺族にお悔やみを申し上げたい。多くの犠牲者を出しており首都で近年起きた火災で最悪なものの一つだ」。 マレーシア当局者の間では、規制が及んでいない宗教学校の安全対策への懸念が指摘されていた。 地元メディアによると、宗教学校で2015年以降、29件以上の火災が発生している。 (英語記事 Kuala Lumpur school fire kills students and teachers)

  • Thumbnail

    記事

    「これはいったいなに?」 ハリケーン後の海岸で牙の生き物

    洋の水深30~90メートルにいる。 デサイさんは当時、ハリケーンの被害を確認する砂浜を調べていた。 BBCに対してデサイさんは「まったく予想外でした。いつも海辺にいるものではないので。深海から打ち上げられた生物かもしれないと思った」と話した。 「目にしてまず、これはなんだろうと好奇心がわいた。いったい何なのか、正体が知りたかった」 多くの科学者がツイッターを利用していると知っていたので、画像を投稿したのだとデサイさん。ほどなくして友人が反応し、タイ博士に連絡した。 「たくさんの科学者や研究者をフォローしているんです。すばらしいコミュニティーで、とても参考になる。特に世界について何か知りたかったり、動物や植物の種類を特定したい時は」 デサイさんはこのウミヘビを浜辺に残した。「あとは自然の成り行きに任せます」。 (英語記事 Fanged creature found on Texas beach after Hurricane Harvey)

  • Thumbnail

    記事

    米フロリダ州の老人ホームで8人死亡 ハリケーンで停電

    2017年09月14日 12:18 公開 大型ハリケーン「イルマ」の襲来によって大規模な停電が起きた米フロリダ州で13日、老人ホームの入居者8人が死亡した。施設では停電が数日にわたり続いていた。 警察は同日、ハリケーン襲来後空調が止まっていた同施設の入居者115人を避難させた。 フロリダ州ブロワード郡のバーバラ・シャリーフ郡長は、郡内のハリウッド市にある「ハリウッドヒルズ・リハビリテーションセンター」で3人が死亡し、5人が病院に運ばれたものの死亡したと述べた。 フロリダ州やジョージア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州では今も、イルマの影響で住民約1000万人が住む地域で停電している。 死者20人以上を出したイルマは、勢力が5段階で4番目に強い「カテゴリー4」の状態で、フロリダ州南部に現地時間の10日朝に上陸。翌11日には熱帯低気圧に勢力を弱めた。 イルマはこれに先立ち通過したカリブ海諸国にも深刻な被害をもたらし、40人近くが死亡した。 ハリウッド市警のトーマス・サンチェス署長は、老人ホームは現在立ち入り禁止になっており、警察が刑事捜査を行っていると語った。市当局者によるとフロリダ州司法省の捜査官も現場に入っている。 <イルマの経路と被災したカリブ海の島々> サンチェス署長は、老人ホームで死者が出たことについて「嵐による停電が関係しているかもしれない」と述べ、警官が市内にあるほかの42のサービス付き住宅や介護施設を点検していると付け加えた。 フロリダ州のリック・スコット知事も、サービス付き住宅や介護施設の入居者の安全確認を行うよう緊急援助隊に指示した。同知事は「事態の深刻度は計り知れない」と語った。 ハリウッド市の発表文によると、消防隊が13日朝にハリウッドヒルズ・リハビリテーションセンターに到着した際、「さまざまな状態の治療を必要とする」高齢者数人を発見し、「すぐに手当てを始めた」という。 施設の食堂で働くジーン・リンドーさんは、地元紙マイアミ・ヘラルドに対し、施設の発電機で料理は可能だったものの、空調は動かせなかったと語った。 消防隊は施設で「さまざまな状態の治療を必要とする」高齢者数人を発見した 米国立気象局(NWS)によると、ハリウッド市の気温は12日に32度に達していた。 当局の記録によると、ハリウッドヒルズ・リハビリテーションセンターは近年、電力設備や発電機、警報設備の不備で連邦規制違反が指摘されていた。 フロリダ州ヘルスケア協会は老人ホームで死亡者が出たことについて、「ハリケーン・イルマによる全体の悲劇の深刻な一部分」だと述べた。 引退生活を送る場所として人気のあるフロリダ州には老人ホームが680カ所以上あり、約7万3000人が入居している。同協会によると、このうち推計150カ所が現在、停電もしくは一部が停電しているという。 さらに、サービス付き高齢者住宅には9万2000人が入居している。 しかし、高温が続くなか電気の復旧が遅れており、同州内に住む高齢者360万人の体調への懸念が高まっている。 ヘルスケア協会は、「最も助けを必要としている施設」を優先させるため当局と協力していると語った。 地元メディアによると、フロリダ州南部マイアミデード郡のカーロス・ヒメネス郡長は、高齢者住宅27施設に氷を提供していることを明らかにした。 フロリダ州ペンブロークパインズでは、13日午後の時点で大規模な高齢者施設の半数以上が停電しており、入居者はエレベーターを使えず部屋から出られない状態になっている。 ペンブロークパインズ警察のアマンダ・コンウェル報道官はマイアミ・ヘラルド紙に対し、警官たちが現場に到着していると述べた。コンウェル報道官は、高齢者施設「センチュリー・ビレッジ」では1万5000人の住民の一部が脆弱な状態にあり、「彼らの状況を心配している」と語った。 フロリダ州フォートマイヤーズにある知的障害者の施設「ケープ・コーラル・ショアズ」ではイルマ襲来後3日間にわたって停電が続いている。 AP通信は、発電機が原因の一酸化炭素中毒で同州内で少なくとも6人が死亡したと報じた。 フロリダ州ではイルマによる被害規模の把握が進められている。当局はキーズ諸島で約25%の住宅が倒壊し、65%が大きく損壊したとみている。 ドナルド・トランプ米大統領は被害が大きかった同州の町、ネイプルズとフォートマイヤーズを14日に訪問する予定となっている。 (英語記事 Irma: Eight dead at Florida nursing home left without power)

  • Thumbnail

    記事

    市民は「まさに地獄」状態 ISとの戦い続くシリア・ラッカ

    人の市民がISの狙撃手と地雷原によって「地獄そのもの」の状態で閉じ込められており、その半数は子供だとBBCのクエンティン・サマビル記者は説明する。

  • Thumbnail

    記事

    ゲイ権利の先駆者イーディ・ウィンザーさん死去

    2017年09月13日 18:26 公開 同性愛者の権利を求めて活動したイーディス・ウィンザーさんが12日、亡くなった。88歳だった。ウィンザーさんは同性間の結婚を求めて戦い、米国における歴史的な判決をもたらした。 妻のジュディス・ケイセン・ウィンザーさんが、米紙ニューヨーク・タイムズに対しウィンザーさんの死亡を確認した。 ウィンザーさんが起こした裁判で最高裁は2013年、結婚防衛法を無効とする判決を下し、同性婚のカップルは初めて連邦政府により認知された。 ウィンザーさんは、前妻のシーア・スパイヤーさんが亡くなった際に、連邦遺産税として36万3053ドル(約4000万円)の支払いを求められたため、米国政府を訴えていた。 2人は44年間連れ添っており、2007年にカナダで結婚もしていた。 「イーディ」として知られるウィンザーさんは、婚姻は男女間のものと定義した法律の条項により、婚姻関係にある人が受けられる税控除を自身は受けられず、違憲だと訴えた。 2013年の歴史的判決で、米最高裁判所はウィンザーさんの訴えを受け入れ、これが判例となり、同性婚の権利を広げる判決が相次いた。 2015年には最高裁が、同性婚を合法とする同じく極めて重要な判決を下した。 ウィンザーさんはニューヨークで亡くなったが、死因は明らかにされていない。AP通信によると、心臓の問題に何年も苦しんでいたという。 「世界は自由、正義、平等を求めて戦う小さくとも不屈の戦士を失った」とジュディス・ケイセン・ウィンザーさんは語った。 「イーディは私の人生の光だった。彼女はLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア・自問自答中)の人たちの光であり続けるでしょう。彼女はLGBTQコミュニティーを愛し、彼らも彼女を愛していました」とケイセン・ウィンザーさんは付け加えた。 米国のビル・クリントン元大統領とバラク・オバマ前大統領も哀悼の意を表した。 オバマ氏は文書で、「平等を求める米国の長い旅は、数えきれない程の小さくも粘り強い行動によって導かれ、正しい意見を述べる不屈の意志を持つ静かな英雄たちによって支えられてきた」と述べた。 「イーディ・ウィンザーさんほど小柄な人はあまりいない。そしてアメリカにこれほど大きな変革をもたらした人も少ない」 ビル・クリントン元大統領は、「自分の権利を主張しながら、イーディは何百万もの米国人と彼らの権利をも擁護した」とツイートした。 ニューヨークのビル・デブラシオ市長もツイッターへの投稿で、「倫理観」に「ガツンと衝撃を与えた」ウィンザーさんの貢献を称賛した。 ウィンザーさんは1929年、フィラデルフィアでユダヤ系ロシア人移民の家庭に生まれた。 生まれたときの名前はイーディス・シュレインだった。 テンプル大学で勉強し、1950年に卒業した後、きょうだいの友人であるソウル・ウィンザーさんと結婚した。 夫婦は1年も経たないうちに離婚し、ウィンザーさんはニューヨークに移った。ニューヨークでは、コンピューター・プログラマーとして大手IT企業のIBMで働いた。 その後、長年のパートナーとなるスパイヤーさんと出会う。2人はゲイとレズビアンの権利を擁護する活動家グループに入り、数多くの行進やパレードに参加した。 スパイヤーさんは2009年、心臓病の合併症で亡くなった。スパイヤーさんの死をきっかけにウィンザーさんと米政府の間で法廷論争が巻き起こり、公民権運動の草分けとしてのウィンザーさんの地位が確立されることにつながった。 (英語記事 Edie Windsor: Gay rights trailblazer dies aged 88)

  • Thumbnail

    記事

    スーチー氏、国連総会を欠席へ ロヒンギャ対応への批判高まるなか

    ラカイン州を訪れることは厳しく規制されているが、政府が手配した現地取材に参加した数少ない記者の一人、BBCのジョナサン・ヘッド記者は、ムスリムたちの村が焼き討ちにあっても警察が止めに入らない様子を伝えている。 ゼイド・ラアド・アル・フセイン国連人権高等弁務官は11日に、ミャンマー情勢について「民族浄化の典型的な例」だと述べたが、ミャンマー政府は発言を激しく非難した。 多くのロヒンギャ難民が押し寄せている隣国バングラデシュのシェイク・ハシナ首相は、ミャンマーが難民の帰還を受け入れるよう求めた。同首相は、「私個人のメッセージは非常に明確だ。彼ら(ミャンマー政府)は今の状況を人道的な見地から考えるべきだ。子供たちや女性など人々は苦しんでいるからだ」と述べた。 「これらの人々はミャンマーの人々だ。100年あるいはそれ以上住んできた。彼らが自分の国の国民でないと、どうして言えるのか」 (英語記事 Myanmar's Aung San Suu Kyi to miss UN General Assembly debate)

  • Thumbnail

    記事

    プールにサメ 保護された若いサメ、海へ帰る

    2017年09月13日 16:39 公開 オーストラリアの海辺に打ち上げられた若いサメが、人間のプールでしばし過ごした後、海に返された。 「フラッフィー」と名付けられた体長1.5メートルのホホジロザメは11日午後、シドニー北郊のマンリー・ビーチでもがいているところを発見保護され、近くの公営塩水プールへ運ばれた。 さらにサメは水族館へ移動し、スタッフに「フラッフィー」とあだ名をつけられた。 一晩を水族館で過ごした後、12日には海に戻された。 「フラッフィー」が、マンリー・ビーチに近い海辺のフェアリー・バウアー塩水プールに運ばれた時、現場に居合わせたアレックス・マーティニュクさんは、「5人がプールで泳いでいたけれど、(サメを見るや)すぐに水から上がっていた」と話した。 「どうやってサメがプールに入ったのか、みんな不思議で、跳びこんできたんだろうと話し合っていた」 サメの体にはかすり傷のような浅い傷がいくつかあったという。 マンリー海洋生物保護センターのロビー・マクラケッンさんは12日、オーストラリア放送協会(ABC)に対し、発見直後のサメはストレス状態にあったと指摘。「休ませて回復させた後、野生に戻すのが、最善の方法だ」と話していた。 (英語記事 Sydney aquarium to release shark after pool-aided rescue)

  • Thumbnail

    記事

    欧州各国、ハリケーン「イルマ」被災地への復旧支援を強化

    、被害が広範にわたった英領バージン諸島とアンギラ島を訪問する予定。バージン諸島のトルトラ島で取材するBBCのローラ・ビッカー、ポール・ブレイク両記者は、多くの建物が倒壊し、住民たちはがれきの中で食事を用意したり、家財の掃除をしたりしていると語った。 現地では約1000人の英軍兵士たちが支援物資の配布に当たっており、当局者は今後数日中に兵士や支援物資がさらに到着する予定だと述べた。 <バージン諸島のトルトラ島の状況>(中央のカーソルを動かしてハリケーン襲来前と比較) オランダのウィレム・アレクサンダー国王は死者4人を出した同国領の島々を訪問している。同国王は11日はセント・マーティン島のオランダ領部分シント・マールテンで宿泊。その後もほかの島々への訪問を続ける。 ウィレム・アレクサンダー国王は12日、オランダのラジオ局に対し「本物の戦争や自然災害を見てきたが、このようなのは初めて見た」と語った。「どこを向いても破壊が広がっている。崩壊状態だ」。 <タークス・カイコス諸島の状況>(中央のカーソルを動かしてハリケーン襲来前と比較) イルマはカリブ海諸島のほか、キューバやバーブーダ島、米領のプエルトリコやバージン諸島にも被害をもたらしている。 米国本土では先週末以来、勢力の強さが5段階中4番目の「カテゴリー4」の状態で襲来したイルマに関連して12人の死亡が報告されている。海抜の低いフロリダ州キーズ諸島では特に被害が大きかった。 ドナルド・トランプ米大統領は、14日にフロリダ州を訪問する予定。同州では依然として6割の住宅が停電している。 イルマがさらに北上しジョージア州に向かうなか、国立ハリケーンセンターは11日、イルマが勢力を弱め熱帯低気圧に変わったと発表した。 (英語記事 Hurricane Irma: France, UK and Netherlands step up response)

  • Thumbnail

    記事

    北朝鮮、米国に「最大の痛み」を警告 制裁強化受け

    な解決」をあらためて求め、「中国は(朝鮮)半島が戦争と大混乱に陥るのを絶対許さない」と付け加えた。 BBCのキャリー・グレイシー中国編集長は、中国政府はきわどい線上を進んでいる状態だと説明する。北朝鮮への不快感を十分表し、共犯だと米国に責められずに済む厳しい制裁を求める一方で、北朝鮮の存続を脅かすほど強力な制裁は避けたいというのが、中国の意向だとグレイシー編集長は言う。 ロシアと中国は、北朝鮮による核・弾道ミサイル実験と米韓の合同軍事訓練の同時停止をあらためて提案しているほか、北朝鮮が核兵器開発を放棄する代わりに地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の配備を中止するよう求めている。 中国は、高性能レーダーが搭載されたTHAADが同国など近隣国の安全保障への脅威になると考えている。 米国側のヘイリー国連大使は先週、中ロの提案を「侮辱的」だとして拒否した。 (英語記事 North Korea threatens US with 'greatest pain' after UN sanctions)

  • Thumbnail

    記事

    最新iPhoneXに触ってみた 自分の顔に合わせて絵文字が

    (テン)を発表した。価格は米国で999ドル(日本では11万2800円)から。その価値があるかどうか、BBCのデイブ・リー記者が実際に手に取ってみた。

  • Thumbnail

    記事

    あなたも実は北朝鮮製の服を持っている?

    鮮の繊維産業とはどの程度の規模なのか。そしてもしかすると、自分も北朝鮮製の服を持っていたりするのか。BBCのアジア・ビジネス担当編集委員、カリシュマ・バスワニ記者が検討する。

  • Thumbnail

    記事

    脂肪の山の化け物 ロンドンの下水道に

    2017年09月13日 9:00 公開 ロンドン東部で、重さ130トン、長さ250メートルの脂肪の山が、下水道を詰まらせているのが発見された。「fatberg(脂肪の山)」と呼ばれるかたまりは、台所の流しから捨てられた油脂や、水洗トイレで下水道に流されたウェットティッシュ、おむつ、コンドームなどが寄せ集まってできたもので、水道事業者テムズ・ウォーターが撮影した。取り除くには3週間はかかるという。(映像提供:テムズ・ウォーター)

  • Thumbnail

    記事

    ロヒンギャ危機 辛うじて持ち出せたもの、失ったもの

    ンプは早々に溢れかえり、さらに押し寄せる人たちは野宿したり、にわか仕立てのテントなどで過ごしている。BBCのシャル・ヤダフ記者とネハ・シャルマ記者は、非公式の難民キャプを訪れ、わずかの間に何を持ち出し、何をおいてくるしかなかったのか、ロヒンギャ難民に尋ねた。

  • Thumbnail

    記事

    アップルの新製品発表 顔認証や無線充電を2分で説明

    2017年09月13日 9:00 公開 米アップルは12日、iPhone発表10周年記念モデルの新型iPhone X(テン)をはじめ、新製品や既存製品のアップグレード内容を発表した。顔を使う認証や利用者の顔の表情に対応する動く絵文字、無線充電、新しいアップルTV、アップル・ウォッチの注目ポイントなどについて、専門家たちの反応と共に紹介する。

  • Thumbnail

    記事

    カタルーニャ独立支持派が大規模デモ 住民投票控えるスペイン・バルセロナで

    2017年09月12日 18:20 公開 スペイン北東部カタルーニャ地方の独立を問う住民投票を3週間後に控え、独立支持派は11日、主要都市バルセロナで大規模デモを行った。 「ディアダ」と呼ばれるカタルーニャ地方の記念日となっている11日、バルセロナの街路は赤と黄色の旗で埋め尽くされた。 来月1日に予定されている住民投票を、スペイン政府は違法だとしている。 独立派寄りのカタルーニャ自治州の議会は今月、住民投票で独立が支持された場合にはスペインから分離・独立する法律を可決した。 世論調査によると、投票が実際に行われれば結果は接戦になる見通し。 カタルーニャ地方には独自の言語や習慣があり、大幅な自治権限がすでに与えられている。 しかし、スペインで最も富裕な地方の一つであるカタルーニャでは、中央政府に持っていかれる税収が多すぎると感じる住民が多数いる。 11日のデモ参加者の数の推計にはばらつきがある。デモ主催者が100万人を超えたとした一方、地元メディアはスペイン政府関係者の話として、主催者の推計よりも大幅に少なかったと報じた。 2008年世界金融危機後の失業率の高止まりなど、低迷するスペイン経済の問題も独立を支持する空気を後押ししている。 スペイン治安警察は最近、住民投票を準備していたとして、複数のカタルーニャ地方の印刷所で強制捜査を行った。 11日のデモに合わせ、カタルーニャ地方の各地から多数の住民がバルセロナに集まった。デモ参加者を運ぶため2000台近くのバスが貸し切られた。 バルセロナ警察は11日夕、ツイッターで「約100万人が(デモに)参加した」と述べた。 多くの人はバルセロナの旗と同じ色のTシャツを着てデモに参加した。スペインの憲法裁判所は住民投票実施法を一時停止させているが、デモ参加者たちは住民投票が実施されることへの強い期待を語った。 世論調査では、カタルーニャ地方住民の過半数が、意見対立が続いてきた独立問題に決着をつける住民投票の実施を支持している。 ローラ・アルベルクさん(25)はAFP通信に対し、「今は21世紀で、住民投票を違法だとする憲法は40年前のもの。時代は変化している」と語った。 アナ・コメリャスさん(20)は、「時間がたち、人々はスペインに残り続けるのは自分たちを傷つけることだと思うようになった」と話した。 (英語記事 Catalan independence rally: Thousands gather in Barcelona)

  • Thumbnail

    記事

    サルの自撮り写真の著作権めぐる訴訟、写真家が勝訴

    2017年09月12日 17:32 公開 インドネシアのジャングルでマカクザルが写真家のカメラを取り上げて撮った自撮り写真について、2年におよぶ著作権訴訟が、写真家の勝訴で決着した。米国の裁判所は動物愛護団体の控訴を退けた。 問題の写真は2011年にマカクザルの「ナルト」が、英南西部モンマスシャー在住の写真家デイビッド・スレーター氏のカメラを使って撮影したとされる。動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」が著作権はナルトにあると主張し、訴訟を起こしていた。 2年に及ぶ裁判の結果、連邦第9巡回区のサンフランシスコ控訴裁判所は、サルには著作権保護が適用されないと判断。PETAが11日に上訴を断念したことから、写真家の勝訴が確定した。 PETAとスレーター氏は共同発表文で、写真の著作権収入の4分の1が「ナルトの生息地や生活を守ることに取り組む」登録慈善団体に寄付されると明らかにした。 PETAの弁護士ジェフ・カー氏は、「人間がどうすれば動物を搾取できるかではなく、動物たち自身のために動物の基本的権利を拡大する必要がある。PETAの画期的な訴訟をきっかけに、動物の基本権について、大々的な国際的議論が起きた」と語った。 スレーター氏は、写真が撮られる状況を作りだすために自分が多大な努力を払ったことから、自分が著作権を主張する正当性は十二分にあると主張。さらに、自分が自然保護活動家で、写真に関心が集まったことがすでにインドネシアの動物たちを助けたと強調していた。 訴訟は「ナルト対デイビッド・スレーター」と呼ばれているが、写真をどのサルが撮影したかをめぐっても意見が対立している。PETAは「ナルト」と呼ばれる雌のサルだとしたが、スレーター氏は別の雄のサルだったと主張した。 PETAとスレーター氏は共同発表文で、訴訟が「法的権利を人間以外の動物へ拡大することについて、重要かつ先進的な議論を巻き起こした」と述べた。 (英語記事 Photographer wins 'monkey selfie' legal fight)

  • Thumbnail

    記事

    ミャンマー・ロヒンギャ危機 避難民が地雷で相次ぎ負傷

    恐れ隣国バングラデシュに避難するなか、ミャンマー軍が置いたとみられる地雷で大勢が相次ぎ負傷している。BBCが現地で避難民などから話を聞いた。 バングラデシュの病院で治療中の15歳少年は、地雷で両足を失った。同じ病院にいた女性は、家族と共に銃撃から逃げていた際に地雷を踏んだと話した。誰が地雷を設置していたのかはどちらの事例でも分かっていない。 先月下旬にムスリム武装勢力が複数の警察施設を襲撃したことを機にした今回の衝突で、30万人以上のロヒンギャがミャンマーから避難。ミャンマー軍は市民を標的にしてないと述べている。 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは10日、ロヒンギャの避難民が通る国境地点に当局が地雷を敷設していると非難した。 ミャンマー軍関係者はロイター通信に対し、地雷は1990年代に国境沿いに設置されたもので、その後、軍は地雷の撤去に取り組んできたと述べた。さらに、最近新しく敷設した地雷はないと説明した。 一方で、BBCが取材した病院の医師たちは、地雷による負傷者が大勢来ていると語った。 前述のアジズ・ハケ君(15)は、病院に運ばれて来た時には両脚が完全に損傷していた。母親によると、別の病院で手当てを受けているハケ君のきょうだいも同じ状態だという。 母親はBBCに対し、「あまりにひどいけがで、死んだも同然だ」と話した。「この子たちはアッラー(神)に召された方がいい。こんなに苦しんでいるのだから」。 地雷で負傷した50歳の女性サベクル・ナハルさんは、地元で住民たちが軍の標的にされたため避難したと話す。3人の息子と一緒に国境を超えようとした時に地雷を踏んだと言う。 ナハルさんは「砲撃を受け、銃撃され、地雷を置かれた」と話した。 8月25日にムスリム武装勢力がラカイン州内の警察施設を襲撃した際には、治安当局者12人が死亡。襲撃をきっかけに始まった治安当局による大規模な取り締まりに対して、各国の非難が集まっている。 ゼイド・ラアド・アル・フセイン国連人権高等弁務官は11日、ミャンマー情勢について「民族浄化の典型的な例」だと述べた。 ミャンマーから非難したロヒンギャの人々は、当局が彼らを追い出そうと、村々を焼き市民を襲ったと語った。 仏教徒が多数を占めるラカイン州で少数派のロヒンギャは、大多数がイスラム教徒。独自の国家を持たないロヒンギャは長年、彼らを不法移民だと考えるミャンマー当局の迫害の対象になってきた。 隣国バングラデシュは8月末の衝突以前から、過去の暴力事件で避難したロヒンギャ数十万人を受け入れている。 既存の難民キャンプは満員状態で、新たに到着する人々は何とか場所を見つけて野宿しているという。 ミャンマーの事実上の指導者、アウンサンスーチー国家顧問兼外相に対しては、ロヒンギャを保護する努力をしていないとして非難の声が高まっている。 しかし、ミャンマー国内ではロヒンギャに対する激しい敵意が存在する。10日には、ミャンマー中部のマグウェイでロヒンギャが営む肉屋が暴徒らの襲撃を受け、警察はゴム弾を使い鎮圧を図った。暴徒の一人はAFP通信に対し、ラカイン州で起きていることへの報復だと語った。 (英語記事 Rohingya crisis: Civilians 'maimed by landmines')

  • Thumbnail

    記事

    米フロリダ州の3分の2世帯が停電 ハリケーン「イルマ」

    2017年09月12日 11:44 公開 ハリケーン「イルマ」に直撃された米フロリダ州では11日の時点で、州内全世帯の3分の2に当たる約650万世帯が、停電しているという。米フロリダ州当局が明らかにした。電力復活のための作業は進んでいるが、多くの地区が孤立している。州内では少なくともに4人がハリケーンの影響で死亡したという。 一時、最大級の「カテゴリー5」にまで発達したハリケーン「イルマ」は、カリブ海各地で37人が死亡する甚大な被害をもたらした後、「カテゴリー4」の大型ハリケーンの状態で10日にフロリダ州に上陸。南端のフロリダキーズ列島や半島南部の西岸地区を直撃した。11日には熱帯性暴風雨に勢力を弱めて、北へ抜けた。 米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、11日午後(日本時間12日未明)の時点で、嵐の中心はジョージア州南部に到達した。 ホワイトハウスのトム・ボサート国土安全保障顧問は、フロリダキーズの住民が自宅に戻れるようになるまでには、まだしばらくかかるだろうと述べた。 「キーズが一般市民の帰還に適した状態になるには、何週間もかかると思う」とボサート氏は話した。 キーズ列島を空中視察したリック・スコット州知事は、「州内全域で電線が切れている。通行不可な道路もあるので、修復作業を進める間、皆さんにはじっと我慢してもらいたい」と述べた。 キーズ列島を本土と結ぶ42の橋は、安全性を点検するため、通行不可となっており、住民は孤立している。約1万人の住民があえて避難せず、嵐をしのごうとしたとされる。 主要都市マイアミでは、最悪の被害は免れたものの、市内の相当部分が冠水。市当局によると、強い風で電線が切断し、72%の世帯が停電している。 マイアミから約200キロ北西で、メキシコ湾岸沿いにあるネイプルズの町では、郊外住宅地の大半が破壊され浸水している。 ドナルド・トランプ米大統領は、ハリケーンを「大きな化け物」と呼び、連邦政府の災害予算措置を承認した。 住民への影響は マイアミのレストラン経営者デミ・ロマスさんはロイター通信の取材に、35階の自宅マンションから電話で答え、「建物が常に揺れている感じがする」と話した。 カリブ海各地で少なくとも37人が死亡したのに加え、フロリダ州では警官2人を含む計4人が「イルマ」の影響とされる自動車事故で死亡した。 「イルマ」接近に備えて、フロリダ州は住民630万人に避難を呼びかけた。 11日には2つの国際空港が閉鎖され、マイアミなどでは夜間外出禁止令が出された。マイアミでは13人が、混乱に乗じた店舗窃盗の疑いで逮捕された。 「イルマ」の南方で発達していたハリケーン「ホセ」は、西大西洋上で勢力を弱めつつある。イスパニオーラ島、バハマ諸島、タークス・カイコス諸島が今週中にも高潮の影響を受けると予想されている。 (英語記事 Hurricane Irma: Two-thirds of Florida without power)

  • Thumbnail

    記事

    国連安保理、北朝鮮への制裁決議を全会一致で採択

    2017年09月12日 11:10 公開 国連安全保障理事会は11日、6回目かつ過去最大の核実験を実施した北朝鮮に対する新たな制裁決議を全会一致で採択した。厳しい制裁に慎重な姿勢を示してきた中国やロシアも賛成に回った。 米国がまとめた制裁決議案には、石炭や鉛、海産物の輸出禁止が含まれる。 北朝鮮は水爆の開発に成功したと主張し、米国を攻撃すると繰り返し脅してきた。国連安保理はすでに、北朝鮮による兵器開発の抑止を目的とした経済制裁を実施している。 今回の制裁決議案には当初、北朝鮮への石油輸出の全面禁止や最高指導者の金正恩・朝鮮労働党委員長の資産凍結を含む厳しい内容が含まれていたが、米国が譲歩した。 採択された決議には、北朝鮮からの繊維製品の輸出禁止が含まれ、同国の核開発計画を進めるのに必要な資金源が標的になっている。 安保理による北朝鮮への制裁決議は9回目となる。 中国の劉結一国連大使は、今回の決議を北朝鮮が「真剣に受け止める」よう求めた一方、すべての関係国に「冷静さ」を保つよう呼びかけた。 北朝鮮による核・弾道ミサイル実験と米韓の合同軍事訓練の同時停止を、中国と共に提案しているロシアのワシーリー・ネベンジャ国連大使は、中ロ案を「軽視するのは大きな過ち」だと述べた。 ドナルド・トランプ米大統領は今月、北朝鮮と経済的取引をするすべての国との貿易を停止すると警告した。 国連が8月に採択した経済制裁には、石炭を含む北朝鮮からの輸出品の禁止が盛り込まれた。禁輸対象の規模は10億ドル(約1090億円)で、同国の輸出のおよそ3分の1を占める。 北朝鮮は、国連安保理決議によって、すべての核・ミサイル開発が禁じられている。 (英語記事 North Korea slapped with new UN sanctions)

  • Thumbnail

    記事

    もう自分はアメリカ人になっただろうか? ソマリア内戦を逃れた青年

    て映画のおかげだった」と話す。そのアブディさんが内戦を逃れて、遂に米国で暮らし始めて3年。今の心境をBBCが尋ねた。

  • Thumbnail

    記事

    島全体が破壊……「イルマ」の進路をたどる

    大きな被害をもたらした。島全体が破壊されたというバーブーダ島から、フロリダ州まで、各地で状況を伝えたBBC特派員たちの報告をまとめた。

  • Thumbnail

    記事

    くしゃみで民主的投票? アフリカのリカオン

    2017年09月12日 9:00 公開 アフリカの野生犬リカオンは、くしゃみによって民主的に「投票」し、群れとしての合意形成を図るらしい。米英豪の研究チームが、ボツワナの保護区で絶滅危惧種のリカオンの群れを観察したところ、新しい場所に移動した群れが狩りを始めるか決める際には、「集会」を開き、くしゃみで同意の意思表示をしていると分かったという。英スワンジー大学のアンドリュー・キング博士は、くしゃみを通じて、群れとしての合意形成に必要な「定足数」を確認しているのだと説明する。研究には、豪ニューサウスウェールズ大学、米ブラウン大学の研究者も参加。論文は英王立協会B紀要に発表される。