検索ワード:BBC/470件ヒットしました

  • Thumbnail

    記事

    消息不明の潜水艦が「故障の報告」=アルゼンチン海軍

    2017年11月21日 14:27 公開 今月15日から消息を絶っているアルゼンチン海軍の潜水艦「サンフアン」が司令部と最後に交信した際に、機械的な故障が報告されていたことが明らかになった。 乗務員44人を乗せたサンフアンはアルゼンチン沖430キロの海域で姿を消した。 ガブリエル・ガレアッシ海軍大佐は、「艦船は水面に上昇し、故障を報告した」と語った。 アルゼンチン海軍は、20日に音波探知機が拾った「雑音」は潜水艦からではないことが判明したと述べた。潜水艦の捜索が開始されて以来、後で関連が否定されるのは今回が2回目。 ブエノスアイレスの南マルデルプラタにある海軍基地を統括するガレアッシ大佐によると、故障の報告は搭載された電池の「ショート」に関連したものだったという。 乗組員の1人のきょうだいは地元メディアに対し、潜水艦が連絡を絶つ前、乗組員から電池のトラブルが起きているとのメッセージを受け取ったと語った。 潜水艦の機械的な故障について当局者が言及したのは今回が初めてだが、ガレアッシ大佐は同様の故障は珍しくなく、こうした故障が危険な事態につながることは稀だと説明した。 ガレアッシ大佐は、「艦船には予備システムが多数あり、故障が起きれば一つのシステムからもう一つに移行することが可能だ」と語った。 大佐は、サンフアンが20日までの任務の予定を切り上げマルデルプラタに直接向かうよう指示を受けていたと明らかにした。 地元メディアの報道によると、サンフアンの艦長は故障を報告した後、もう一度連絡を取り、潜水艦は完璧な健康状態の乗組員44人と共にマルデルプラタに向かっていると語ったという。 アルゼンチン海軍は20日、18日に探知された信号はサンフアンの衛星電話からのものではなかったと発表した。1回4~36秒の複数回にわたる電話信号は、乗組員たちが存命な証拠だとされ期待が生じていた。 <サンフアンに関する基本情報:ドイツで1983年に建造。全長は66メートルで、最高速度は時速45キロ> 南大西洋で大規模な捜索活動が現在も続けられている。水中での救助に使われる特殊な装置が米国から到着したほか、捜索に参加する船や飛行機も追加された。折からの強風や高波が捜索を困難にしている。 サンフアンは南米の最南端近くにあるウシュアイアで定期的な任務を行った後、マルデルプラタに向かっていた。 (英語記事 Argentina navy: Missing sub 'had called to report breakdown')

  • Thumbnail

    記事

    元ウィンブルドン優勝者のヤナ・ノボトナさん死去 49歳

    最高齢の四大大会初優勝者となった。 「まるで自分が優勝したみたいだった」 2015年にノボトナさんはBBCワールドサービスの「スポーティング・ウィットネス」でのインタビューで、1993年の決勝について振り返った。 「(敗退した)翌日は、悲しくて落ち込んでいたけれど、新聞を見ると一面にケント公爵夫人と私の写真が載っていた。一瞬、まるで私が優勝したみたいな気持ちになって、素晴らしい気分だった。そのときの新聞はまだ持っている。美しい写真で、プロテニスの人間的な一面を表していたと思う。多くの人が私のことを、負けたことよりもあの写真で記憶してくれた」 「あの1993年の決勝が、自分にとって一番誇らしいと言ったら良くない。リードしていたのに負けてしまったので。でも私にとって、とても大切な試合だった。あのおかげで、選手として、そして人間として上達できたかもしれない。あの試合のおかげで、キャリアは充実したのかもしれないし、何もかもやり直せるならそうする。ただし、その代わり、今度はウィンブルドンで3回優勝する」 <解説> ラッセル・フラーBBCテニス担当編集委員 ヤナ・ノボトナさんのテニスキャリアを表す決定的な映像は、1993年のウィンブルドン選手権で準優勝のトロフィーをもらう際、ケント公爵夫人の肩を文字通り借りて泣いた姿だろう。 名選手のシュテフィ・グラフさんとの初の決勝戦では、一時は優位に立っていた。しかし女王の座を射止められず、ノボトナさんは再び決勝に挑んだ。 1997年の決勝ではマルチナ・ヒンギスさんが強すぎた。しかし公爵夫人が予想した通り、3度目の正直で再び決勝に舞い戻ってきた。 天性のサーブ・アンド・ボレーの選手で足も速かった。また、グランドスラムで16のタイトルを獲得するなど、素晴らしいダブルス選手でもあった。シングルスの世界ランキングは最高2位、そしてダブルスは1位まで上り詰めた。フェド杯ではチェコを優勝に導き、オリンピックでも、シングルスとダブルス両方で母国にメダルをもたらした。 近年では、BBCのウィンブルドン実況チームの1人として、実に魅力的だった。ヤナさんは決してこれみよがしな話し方はしなかったものの、テニスへの愛は自然と輝いていた。 ヤナさんは本当に穏やかに話すので、常にマイクの音量レベルを調整する必要があった。しかしヤナさんは、生まれながらのセンターコートの人だった。センターコートでプレイし、センターコートについて語ることのできる人だった。言葉を慎重に選びながらも、語る内容には重みがあった。 相次ぐ追悼 ウィンブルドン大会の公式アカウントはツイッターで、「オールイングランド・クラブは、ヤナ・ノボトナさんが亡くなったと知り、深く悲しんでいる。あらゆる意味で本物のチャンピオンで、1998年の勝利は人々の記憶に長く残るだろう。ウィンブルドンの全員が、彼女の家族と友人たちに思いを寄せている」と書いた。 全豪オープンのアカウントは、「勇敢に闘った、ヤナ・ノボトナ。どうか安らかに眠れますように。全豪オープンダブルスで4回タイトルを獲得した世界トップクラスの選手だった」とツイートした。 グランドスラム大会で18回タイトルを獲得し、1993年のウィンブルドン準決勝でノボトナさんに敗れたマルチナ・ナブラチロワさんは、「テニス界はヤナ・ノボトナが亡くなり、とても悲しんでいる。すごく残念で言葉にできない。ヤナは本物の友達で、素晴らしい女性だった」とツイートした。 元世界ランキング1位でグランドスラム18回優勝のクリス・エバートさんはツイッターで、「テニス界にとって悲しい損失だけれども、彼女と深い友情で結ばれていた私たちにとってはとてつもない喪失。誠実な名誉の女性だった。安らかに、ヤナ」と書いた。 グランドスラムの女子ダブルスで21回優勝した元プロテニス選手パム・シュライバーさんは、「ヤナは運動能力が高いと同じくらい優しくて、競争心と同じくらい聡明だった。こんなに早くいってしまうなんて、信じられない。彼女の笑顔は、これからもずっと若いまま」とツイートした。 英国の元プロテニス選手ジョー・デュリーさんは、「なんて悲しいこと。彼女の家族と友人たちに思いを寄せている。コート上ではすごいファイトで、最高なユーモアのセンスのある人だった」と投稿した。 ノボトナさん同様、グランドスラム大会唯一の勝利をウィンブルドンで成し遂げたマリオン・バルトリさんは、「あなたは内も外も素晴らしく、優しく、美しい女性としてずっと記憶に残る。あなたとコートで素晴らしい時を共有できて幸運だった。あなたの経験と助言にとても助けられた。安らかに、ヤナ。WTAの選手たちは、あなたのことを一生忘れない」とツイートした。 同じチェコ出身の元プロテニス選手イベタ・ベネソバさんは、「安らかに、ヤナ・ノボトナ。子供の頃から、そしてこれからも、ずっと私のヒーローこんなに早く去ってしまうなんて。とても悲しい」とツイッターに書いた。 同じくチェコ出身のルーシー・サファロバ選手はインスタグラムに、「このひどいニュースに今でもショックを受けている。あなたは私たちにとって素晴らしい伝説的選手で、偉大な人としてずっと記憶に残る。安らかに、ヤナ・ノボトナ」と投稿した。 (英語記事 Jana Novotna: Former Wimbledon champion dies at age of 49)

  • Thumbnail

    記事

    「私は14歳の子供だった」 米上院議員候補をわいせつ行為で糾弾の女性 

    2017年11月21日 12:55 公開 米アラバマ州で上院補選に共和党から立候補しているロイ・ムーア元判事(70)について、自分は14歳の時にわいせつ行為をされたと名乗り出ている女性が、米メディアの取材に対して、相手の自宅で被害に遭ったと話した。 リー・コーフマン氏はNBCニュースに対して、事件は1979年のことで、当時32歳の地方検事だったムーア氏に「誘惑された」と話した。 アラバマ州最高裁の元判事で強硬なキリスト教保守派のムーア氏は、ジェフ・セッションズ氏が上院議員から司法長官に転身したことを受けての補選に出馬。スティーブ・バノン前大統領首席戦略官に擁立され、9月の予備選ではドナルド・トランプ米大統領が支持した候補を押さえて勝利し、共和党候補となった。米紙ワシント・ポスト報道で、コーフマン氏を含む複数の女性への性的暴行疑惑が明らかになると、共和党主流派はムーア候補の支持を撤回している。 ムーア候補はすべての疑惑を否定している。 コーフマン氏は当初、ワシントン・ポストに対して、1979年にアラバマ州エトワ郡の裁判所前でムーア氏に声をかけられたと話した。当時は両親の離婚裁判の最中で、親権をめぐる審理の開始前に母親とベンチに座っていたところ、当時は地区検事だったムーア氏が、審理内容を14歳の子供が耳にしなくて済むよう、外で一緒に待っていてあげると申し出てきたという。その数日後、ムーア氏はコーフマン氏を彼女の自宅近くで車に乗せ、自宅に連れて行き、わいせつ行為をされたと同紙は伝えた。 コーフマン氏はNBC番組「トゥデイ」に出演し、「デートとは呼べないと思います。会っただけだと。14歳の当時、私はまだ誰ともデートしていなかったので」と話した。 「14歳の自分は、そういうことを自分で選べる状態ではなかった。家を曲がった角で(ムーア氏と)会った。母親は知らなかった。それで家に連れていかれた。そうやって2度目に家に連れていかれたとき、向こうは応接間の床に毛布を何枚かしいて、そこで要するに私を『誘惑』した、そう言えるのでしょう」 コーフマン氏によると、ムーア氏は下着姿になってからわいせつ行為におよび、彼女に自分の体を触らせようとしたという。 「その時点で私は身を引いて、こんなことはしたくないと言い、服を着ました。彼は私を家まで送っていった」 「私は大人の世界で遊ぼうとしていた14歳で、向こうは32歳だった」 アラバマ州で若年者が性行為に同意できる年齢は16歳。 補選の投票日は12月12日。17日に発表された世論調査によると、ムーア候補の支持率は42%で、元連邦検事の民主党候補、ダグ・ジョーンズ氏(63)の47%に水を開けられていた。 南部アラバマ州は伝統的に保守系が強い共和党の地盤。同州では1992年を最後に、民主党の上院議員候補は当選していない。しかし、ムーア氏への疑惑に反発する複数の地元紙は、民主党候補を支持するという異例の動きに出ている。 アラバマ州の地元ニュースサイト「Al.com」は19日、「アラバマの有権者はロイ・ムーアを拒絶しなくてはならない」という社説を掲載。「ロイ・ムーアへの投票は、虐待で苦しんでいるアラバマ住民に最悪のメッセージとなる。『自分に何があったか話してもアラバマはお前を信じない』と言うに等しい。あるいは『信じるが、そんなことどうでもいい』と伝えるに等しい」と書いた。 一方で、20日には大統領顧問のケリーアン・コンウェイ氏がフォックス・ニュースに出演中、ムーア候補が当選すれば政権が推進する税制改革案の成立が容易になり、暴行疑惑よりもその方が重要だと示唆した。 司会者に「つまり、ロイ・ムーアに投票しろと?」と聞き直されると、コンウェイ氏は「この税制法案を成立させるために上院の票が欲しいという話だ」と答えた。 上院引退を発表し、ドナルド・トランプ氏を非難した共和党のジェフ・フレーク上院議員は18日、共和党関係者に「もし共和党がロイ・ムーアとドナルド・トランプの党になってしまったら、もうおしまいだ」と話している音声がマイクに拾われた。これを受けてトランプ氏は、「みんなが一番大好きな大統領の悪口を(わざと)マイクに拾われた」、「もうおしまいなのはお前だ」とツイッターで罵倒した。 (英語記事 Senate candidate Roy Moore's accuser: I was a 14-year-old child)

  • Thumbnail

    記事

    「夫人の権力奪取許した」ジンバブエ与党、ムガベ大統領弾劾手続きへ

    2017年11月21日 12:20 公開 ジンバブエのロバート・ムガベ大統領が退陣要求を拒否していることをめぐり、与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)は21日にムガベ氏の弾劾手続きを開始する構えをみせている。ムガベ氏が夫人のグレース・ムガベ氏に権力の奪取を許したことが、弾劾の理由だとしている。 弾劾動議は21日に議会に提出される予定。 ZANU-PFの幹部ポール・マングワナ氏は、手続きは2日で完了する可能性があり、ムガベ氏は23日にも解任されるかもしれないと語った。 ZANU-PFはムガベ氏に対し、20日正午までに辞任しなければ弾劾手続きを始めると警告していた。 一方、軍指導部はムガベ氏の今後に関する「計画」を策定したとし、2週間前に解任されたエマーソン・ムナンガグワ第1副大統領が近く帰国すると述べた。 グレース夫人とムナンガグワ氏は2人ともムガベ氏の後継者として有力視されていたが、ムナンガグワ氏はムガベ氏によって解任されたことから、ムガベ氏はグレース夫人を後継に据えたい意向だとみられるようになり、軍の介入を招いた。 コンスタンティノ・チウェンガ国軍司令官は、ムガベ氏はムナンガグワ氏と連絡を取っており、2人は近く面会すると明らかにした。 ムガベ氏に対する弾劾理由 ジンバブエ憲法は弾劾に当たる事例として、「重大な不正行為」、「憲法違反」、「憲法の順守、支持、擁護を怠る行為」、「不能」を挙げている。 与党の会合を終えたマングワナ氏は、「主な問責事由は、彼(ムガベ氏)が、妻が政権を支配する権限を持たないのに憲法に基づく権力を奪取するのを許したことだ。しかし、彼女(グレース氏)は公の集会で公務員や副大統領を罵った。彼らは軍を侮辱した。これらが問責事由だ」と語った。 マングワナ氏はさらに、「彼はジンバブエ憲法の適用を拒否した。特に、地方議会の選挙を行ったのに現在も任命されていない。彼は高齢で、政権運営に必要な身体能力を失っている」と述べた。 「彼は頑固な男だ。人々の声は聞こえているのに、耳を傾けようとしない」 今後の展開 弾劾手続きは21日に開始される予定で、上下両院で採決が取られる。両院は弾劾の事由を調べる合同委員会を指名する必要がある。 合同委員会は弾劾に相当すると判断し、上下院で3分の2以上の賛成票が得られれば、弾劾が成立する。 マングワナ氏は、「あした動議が提出される予定だ。(中略)問責事由はかなり明白なので、水曜日(22日)には議会で採決が行えるだろう」と語った。 野党「民主変革運動(MDC)」のツァンギライ派は過去にムガベ大統領を弾劾しようとしたことがあるが、失敗している。しかし今回は、上下両院で大幅な多数を占める与党が賛成する見通しで、大統領の弾劾が成立する可能性が高い。 弾劾が成立すれば、ムガベ氏は武力によってではなく合法的に退陣させられたと軍は主張することができる。ムガベ氏の後継には、現在副大統領のフェレケゼラ・ムフォコ氏が指名されることになる。 しかし、ムフォコ氏はグレース夫人の支持者として知られており、軍は20日にZANU-PFの党首に指名されたムナンガグワ氏が新大統領としてより望ましいと考えている。 なぜこのような状況になったのか ムナンガグワ氏が2週間前に解任された際、ムガベ大統領が妻を後継に据えようとしていると判断した軍は強く反発した。 ジンバブエ経済が深刻な危機に直面するなか、ムガベ大統領への支持は弱まりつつあった。 軍の兵士たちは先週、国営放送局を占拠し、大統領を自宅軟禁したが、軍がクーデターを起こしたとの見方を否定していた。 ムガベ大統領は、首都ハラレ近くの「青い屋根」と呼ばれる自邸に軟禁されていた。 (英語記事 Zimbabwe latest: Mugabe 'let wife Grace usurp power')

  • Thumbnail

    記事

    米トランプ政権、北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定へ

    。 <解説> 「象徴的」なトランプ政権の動き――バーバラ・プレット・アッシャー米国務省担当特派員、BBCニュース トランプ大統領の決定によって、北朝鮮は再び米国の独裁国家ブラックリストに名を連ねることになった。 米政府は北朝鮮を外交的に、そして経済的に孤立させようとしている。今回の動きもその方針の一環だ。テロ支援国家に再指定したことで、米国による追加制裁が可能になる。ただし、北朝鮮は国際社会からすでに重い制裁を受けているだけに、専門家の多くは今回の措置を、中身のあるものというよりは象徴的なものと位置付けている。 この再指定によってむしろ、北朝鮮の核開発をやめさせるのが難しくなったという専門家もいるが、その可能性はそもそもほとんどなかった。北朝鮮はこれまでも何がどうなろうと核開発は断行する姿勢を貫いてきたのだから。 (英語記事 Trump declares North Korea 'sponsor of terror')

  • Thumbnail

    記事

    「地球は平ら」 確信する人たちの会議が米国で

    2017年11月21日 9:00 公開 米ノースカロライナ州で今月9日、「地球は平ら国際会議」初の年次総会が開かれた。地球は球形ではなく、丸くて平らな円形だと信じる数百人が参加した。

  • Thumbnail

    記事

    英女王夫妻と同じ 結婚70年のお祝い

    2017年11月21日 9:00 公開 エリザベス英女王とフィリップ殿下は20日、結婚70年の記念日を祝った。1947年11月20日に結婚した時、当時のエリザベス王女は21歳、フィリップ・マウントバッテン海軍大尉は26歳だった。エリザベス女王は今回、自分たちと同じ年に結婚した英南西部のベティとジム・ワイアットさん夫妻に、お祝いのカードを送った。

  • Thumbnail

    記事

    ドイツの連立協議が決裂 FDP離脱

    をめぐる深い対立があるもよう。 最も激しい対立点はシリア難民に家族の呼び寄せを許可するかどうかだと、BBCのジェニー・ヒル記者は指摘する。ヒル記者によると、AfDの躍進が念頭にある保守派CDU・CSUは、いわゆる家族再会について慎重な姿勢を取っており、呼び寄せが可能になるまでの時間を延長したい考えだという。 第2党のドイツ社会民主党(SPD)は連立に再び加わる考えはないと表明している。 (英語記事 Germany coalition: Talks collapse as FDP pulls out)

  • Thumbnail

    記事

    北朝鮮の「潜水艦発射弾道ミサイル開発計画」 衛星写真で

    しい。しかし軍縮問題に詳しい英シンクタンク国際戦略研究所(IISS)のマーク・フィッツパトリック氏はBBCの取材に対し、北朝鮮がSLBMを配備すれば、核攻撃態勢の破壊を狙う先制攻撃に直面した際、反撃のための第2撃能力を手にすることになると説明した。 またフィッツパトリック氏は「ミサイル開発の速度という点では、北朝鮮はこれまで専門家を何度も驚かせ、その予想を超えてきた」と加えた。 海中の潜水艦からのミサイル発射には、きわめて特殊な課題が伴う。北朝鮮はの発射実験はこれまでのところ、潜水可能な試験艇を使ったものに留まっており、海上ミサイル計画の展開は実戦レベルに遠く及ばない。 しかしこの開発計画から、北朝鮮が戦略的に何を目指しているのかを測ることができる。北朝鮮は核兵器を当面手放すつもりはないと、あらためて示すものだ。 (英語記事 Images show North Korea's 'submarine ballistic missile programme')

  • Thumbnail

    記事

    モロッコで食料支援に群衆が殺到 少なくとも15人死亡

    2017年11月20日 11:53 公開 モロッコ中部シディブラアラムで19日 、配給の食糧に大勢が殺到し、少なくとも15人が死亡し、数人がけがをした。現地の民間慈善団体が、食糧の配っていた。 一部報道によると、群衆が殺到するなか、最大40人が負傷。現地メディアによると、死傷者の大半は女性とお年寄りだという。 ソーシャルメディアに投稿された写真には、地面に並べられた女性たちの遺体が写っている。 シディブラアラムの市場での食糧配給は毎年恒例の行事で、今年は例年よりも多くの人が詰めかけたと目撃した人たちは地元メディアに話している。シディブラアラムは人口8000人強の貧しい町。 匿名希望の男性はAFP通信に対し、「今年は多くの人がいた。数百人はいた」と話した。男性によると、「大勢が強く押し合って、柵を倒した」。負傷者はマラケシュの病院に運ばれたという。 モロッコ内務省は、国王ムハンマド6世が現地当局に被害者支援を命じたと発表。国王が医療費と葬儀費用全額を個人的に負担すると明らかにした。 近くにいた人が混乱の前に撮影した映像では、大勢の人が屋外市場に集まり、配給を待っている様子が見える。映像の内容の真偽は未確認。 何が混乱のきっかけとなったのかは、まだ分かっていない。 (英語記事 Morocco food stampede kills 15 and wounds many)

  • Thumbnail

    記事

    ジンバブエのムガベ大統領がテレビ演説、続投表明

    (軍)の作戦の実行方法について賛否はあるだろうが、最高司令官の私は彼らの懸念を理解する」と述べた。 BBCのファーガル・キーン・アフリカ編集長は、ムガベ大統領は辞任に同意していたものの、後に翻意したようだと語った。 ジンバブエの今後は? 与党ZANU-PFは20日にムナンガグワ氏を新たな党首及び2018年の総選挙での候補に指名した。同時に、グレース・ムガベ氏ら多数の党幹部を除名処分にした。 党首から解任されたムガベ氏が、どのような法で来月の党大会を主催するのかは不明。 党の役職が正式に決定されるのは党大会で、ムナンガグワ氏はその時点で国の指導者に就任する可能性がある。 治安当局のトップを務めていたムナンガグワ氏は抜け目のない人物とみられていることから「ワニ」というあだ名が付けられている。ムナンガグワ氏は副大統領を解任された後、国外に逃亡していたが、その後、国内に戻っているとの情報がある。 ジンバブエ国内で大きな影響力がある退役軍人会のクリス・ムツバングワ会長は、これまでのムガベ氏支持を撤回し、辞任を要求している。同会長はAFP通信に対し、さらなる抗議活動を呼びかけると語った。 ムツバングワ会長は、「あの演説はまったく現実を踏まえていなかった。弾劾を推し進め、人々に(抗議活動のため)街中に戻るよう呼びかけている」と語った。 大統領の弾劾には、ジンバブエの上下両院で3分の2以上の同意が必要。議会は21日に再招集される予定となっている。 野党「民主変革運動(MDC)」のツァンギライ派は過去にムガベ大統領を弾劾しようとしたことがあるが、失敗している。しかし今回は、上下両院で大幅な多数を占める与党が大統領の弾劾に賛成する見通し。 野党を率いるモーガン・ツァンギライ氏は大統領の演説に「当惑」している語った。 ツァンギライ氏はロイター通信に対し、「彼(ムガベ氏)は駆け引きをしようとしている。国全体の期待を裏切った」と述べた。 ムガベ氏はジンバブエが英国から独立した1980年以来、国家指導者の地位にある。 (英語記事 Zimbabwe's Robert Mugabe vows to stay on despite party pressure)

  • Thumbnail

    記事

    米大統領の「違法」な核攻撃命令は拒否する=米戦略軍司令官

    2017年11月20日 11:26 公開 米軍の核戦略トップのジョン・ハイテン米戦略軍司令官(空軍大将)は18日、大統領が核攻撃を命令しても、「違法」な命令ならば拒否すると発言した。カナダ・ハリファックスの国際安全保障会議で発言した。 ハイテン大将は自分は戦略軍司令官として大統領に助言する立場にあり、大統領が違法な核兵器使用を命令した場合は、合法な代替案を提言する、その内容は大統領に納得してもらえるはずだと述べた。 ハイテン司令官は、「我々はこうしたことについて、よく考えている。この責任を抱えている以上、どうしたら考えずにいられるのか」と発言した。 「私は大統領に助言する。大統領は私に、どうしろと指示するだろう。その内容がもし違法なら、どうなると思いますか。私は『大統領、それは違法です』と言うはずだ。そうしたら大統領はなんと言うと思いますか。大統領は『何が合法なのか』と聞いてくる。そうすれば我々は複数の選択肢を提示する。どういう状況にせよ、対応するため、複数の能力を組み合わせて。そういう仕組みになっている」 「それほど複雑なことではない」と司令官は述べた。 核攻撃の合法性について問われると、司令官は米軍の武力紛争法規を長年研究してきたと説明。核攻撃を実施する前に大統領が検討しなくてはならない必須要件が、法的に明示されていると強調した。 米軍の武力紛争法規は、核兵器による威圧もしくは使用は国際法で禁止されていないが、核兵器の使用は「武力紛争に適用される関連法の要件にかなうものとはとても思えない」という国際司法裁判所の判例を引用している。 司令官はさらに、「違法な命令を実行すれば、刑務所に行くかもしれない。一生、刑務所に行く可能性もある」と指摘した。 ハイテン司令官の発言に先立ち、米上院外交委員会では14日、大統領の核攻撃命令権限について専門家を招いて議論した。複数の議員が、ドナルド・トランプ大統領が野放図に核攻撃を命令する危険性を憂慮した。一方で、法律家に邪魔されることなく攻撃命令を下す大統領権限が確保されなくてはならないと主張する議員もいた。大統領の核兵器使用命令権限について、議会が議論するのは41年ぶり。 上院議員も専門家も、国の防衛について大統領が全権限を持つという点では一致している。しかし「差し迫った攻撃」の決定的な定義がないため、大統領は完全に自分の好きなようにできるわけでもないという指摘もある。 トランプ氏は8月、「北朝鮮はこれ以上、米国を脅さない方がいい。世界が見たこともない炎と激怒で対抗する」と繰り返した。 またトランプ氏は9月にはツイッターで、北朝鮮が現在のような主張を続けるならば、体制は「長く続かない」とツイート。北朝鮮は「宣戦布告」だと反発していた。 10月には政界引退を表明している共和党重鎮で、上院外交委員会委員長のボブ・コーカー議員が、トランプ大統領が米国を「第3次世界大戦への道」に巻き込みかねないと警告している。 トランプ氏はハイテン司令官の発言に、表立って言及していない。 (英語記事 US nuclear chief would resist 'illegal' presidential strike order)

  • Thumbnail

    記事

    「希望の扉」が開き国境で結婚……そしてすぐに別れ

    2017年11月20日 9:00 公開 数カ月に一度、米国の国境管理当局はメキシコと米国の国境を部分的に開く。米国に暮らすメキシコ人が故郷の家族と、ビザなしで数分間、再会できるようにするためのはからいだ。「希望の扉」を呼ばれるこの門が開いた18日、米サンディエゴ在住のブライアン・ヒューストンさんと、メキシコ・ティファーナ在住のエベリア・レイエスさんが、国境地帯で結婚した。ブライアンさんは、「愛に国境はない」と示すためだと話す。米国には不法移民が1100万人いる。その多くはメキシコ出身で、強制送還の懸念から帰国することができない。

  • Thumbnail

    記事

    ミス・イラクとミス・イスラエルの自撮りに賛否両論

    2017年11月17日 18:53 公開 シェリー・ライダー、ナダ・ラシュワン、ベリ・サジワリ(BBC UGC・ソーシャルニュース、BBCモニタリング) 2017年ミス・ユニバース世界大会の出場者がラスベガスに集まるなか、多くの人が一緒に写真に納まる様子を見るのは驚きではない。 とは言っても、ミス・イラクのサラ・イーダンさんが、同じコンテスト出場者でミス・イスラエルのアダル・ガンデルスマンさんと一緒に撮った自撮り写真を投稿した時、ソーシャルメディアでこれほどの賛否両論の反応があるとは、思いもしなかっただろう。 ガンデルスマンさんも、イーダンさんのことを「素晴らしい」とコメントして同じような写真を自身のインスタグラム・アカウントに投稿した。この投稿は、3000近い「いいね」を集めた。 ガンデルスマンさんのフェイスブック・ページには、他の出場者が写った写真が多く投稿されているが、イーダンさんとのこの1枚は人の心に触れると同時に神経にも触れている。 イラクで育ち、音楽を学ぶために米国に渡ったイーダンさんは、45年ぶりに国を代表してミス・ユニバースに出場するイラク人女性に自分がなれることがいかに光栄かとフェイスブックに書いた。 イスラエルとイラク間には国交がないことを考えると、2人が一緒に写った写真が「みんなの趣向に合っているわけじゃない」と、ユーチューバーのサブリナ・ベノーイさんなど一部の人が指摘した。 イスラエルの行為を非難するアラブ人社会では、怒りを表明する人もいた。 米国に拠点を置く大学教授のアサード・アブカリル氏は、「イラクの美人コンテスト優勝者は、占領と残忍さの美人コンテスト優勝者と満足そうにポーズを取っている」とツイートした。 しかしイラクの活動家@Alaaさんは、次のようにツイートした。「イスラエル人がアラブ人やムスリムと一緒に写真に写っているからと言って、人道問題や和平問題への(イスラエル外相の)残念な政策に対する合意を反映しているわけではない」。 こうした批判に対して、イーダンさんはインスタグラムに声明を発表。写真撮影会でミス・イスラエルがイーダンさんのところにやってきて、お互いの国の人々に和平が訪れるよう望むと述べたと語った。 「一緒に写真を撮らないかと聞かれたので、メッセージを広めるのに喜んで力を貸すと答えた。この写真の狙いは、世界平和への願いを表現することだ」 イーダンさんは、この写真がイスラエルへの支援を意味するものではないと加えた。 「この写真が、パレスチナ人に対する屈辱だと思った全ての人に謝罪したい。なぜなら投稿はそれが目的ではなく、単に和平の呼びかけと、この危機の解決に向けた希望だったから」 しかしイスラエルでは、首相府の報道官オフィル・ゲンデルマン氏はこの写真を、「この地域への希望を伝える偉大なメッセージ」と呼んで称賛した。 <オフィル・ゲンデルマン氏は、「ミス・イラクのサラ・イーダンさんとミス・イスラエルのアダル・ガンデルスマンさん(私の親類ではありません……)がミス・ユニバース美人コンテストで出会い、友達になった。そしてミス・イラクがこの写真を自身のインスタグラムに投稿した。この地域への希望を伝える、なんて偉大なメッセージだ。サラとアダル、2人とも頑張って」とツイートした> ツイッター上では、「アーモンド」さん「和平は人から始まる」と書いてさらに称賛した。 <アーモンドさんは「和平は人から始まる! 2017ミス・ユニバースのイスラエル代表のアダル・ガンデルスマンさんとイラク代表のサラ・アブダリ・イーダンさん。2015年に(イスラエルとレバノン間で)あったことと同じシナリオがまた起こる。いずれにせよ、この写真を撮ったあなたたちの勇気をとても誇りに思う」とツイートした> イスラエルのニュース・サイト「Yネット」は、「心を寄せ」ようとしたガンデルスマンさんを称賛した。 イスラエル紙「ザ・タイムズ・オブ・イスラエル」はこの投稿を「分断された中東で発せられた、共存を示す珍しいもの」と表現。シュルギム・ニュースは、ミス・イラクの王冠は剥奪されるのだろうかと疑問を投げかけている。 <英語記事 Miss Iraq and Miss Israel selfie strikes a nerve>

  • Thumbnail

    記事

    心臓手術の生存率、「午後の方が高い」=研究

    つき主要事象1件が回避可能 研究にかかわった一人、リール・パスツール研究所のバート・スタル教授はBBCニュースのウェブサイトに対し、「手術を受けるのを怖がってほしくない。命を救うものだから」と語った。 スタル教授はまた、病院の手術を午後だけにするのは不可能だと話した。 とは言うものの、スタル教授は「最もリスクの高い患者を特定できれば、その患者の手術を午後に割り当てられることで間違いなく恩恵を受けるし、それは妥当だろう」と加えた。 肥満と2型糖尿病は、術後に手術併発症のリスクが高まることが示されている。 心臓の調子が1日のうちに変動することはすでに知られている。 心臓まひや発作のリスクは朝一番が最も高く、一方で心肺機能は午後、ピークになる。 英医学研究会議・分子生物学研究所のジョン・オニール博士は、「科学的にはあまり驚くべきことではない。体内のほかの全ての細胞と同じように、心臓の細胞にも概日リズム(体内時計)があり、それが心臓の活動を制御している」と話した。 「私たちの循環器は、午後の中ごろから遅くにかけて最も循環が良くなる。プロのアスリートが通常、この時間帯に最も良い記録を打ち出すのはそのためだ」 今回の発見に対する説明としては、執刀医が午前中疲れている、あるいは特に執刀医が「朝型の人」の場合は、執刀医自身の体内時計が手術の腕前に影響する、なども考えられる。 しかしスタル教授は、フランスの研究者チームは生存率の違いが執刀医の腕前によるものではないと示すため、かなり多くの研究を行ったと述べた。 研究者たちは、患者の心臓組織の検体でも実験し、午後の方が心臓の脈が速いことを示した。 また検体のDNA分析の結果、287個の遺伝子で、1日のうちで動きが早くなったり遅くなったりする概日リズムを発見した。 その後、マウスに実験的薬物を投与し、遺伝子の一つの活動を変えようとしたところ、死亡リスクを減らすことに成功したという。 スタル教授は、「午前中の手術が合併症を起こしやすいという問題に対して、それを回避できるかもしれない方法を発見したと考えている」と述べた。 しかし、これを証明するにはさらなる研究が必要になる。 研究者たちはまた、概日リズムがほかの手術の生存率にも影響するかどうかを調査している。 英心臓病基金のマイク・ナプトン医師は、「英国では今や何千人もの人が開心術を受けている。この研究結果を他の病院でも再現できれば、緊急ではない心臓手術において、執刀医が手術の予定を上手く組めるようになるかもしれない」と話した。 (英語記事 Heart surgery survival chances 'better in the afternoon')

  • Thumbnail

    記事

    日本の鉄道会社、定刻より20秒早く出発し謝罪

    2017年11月17日 16:33 公開 日本の鉄道会社が14日、定刻より20秒早く出発したことで、謝罪した。 東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス」を運営する首都圏新都市鉄道は発表文で、「お客様には大変ご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と述べた。 同社によると、電車の出発予定は9時44分40秒だったが、9時44分20秒に出発したという。 同社の謝罪にソーシャルメディアでは、驚きの声が多数上がった。 <あるユーザーは「東京の鉄道会社が20秒早く出発したことで謝罪したのは、日本で最高なことの一つだ」とツイートした> <ある英国人男性はツイッターで、「日本で電車に乗ったことがある人はこの話を理解できるだろう。でもなぜか、これが英国で起こるとは思えない……」と投稿した> 同社は、「当該乗務員が、発車時刻を十分に確認せず、出発操作を行ってしまった」と述べ、間違いの原因は乗務員が時刻表を確認しなかったことだとした。 同社は、東京のすぐ北にある南流山駅から定刻より早く出発したことに関して、乗客から苦情はなかったとも述べた。 つくばエクスプレスは、都内東部の秋葉原駅とつくば駅間を片道45分で運行している。 世界最高水準の信頼性を誇る日本の鉄道で、電車が定刻通り出発しないことは珍しい。 東京から神戸市を結ぶ東海道新幹線は、利用者が世界でも群を抜いて多く、年間旅客輸送量は1億5000万人近くに上る。 感銘を受けた世界中の鉄道利用者たちは、自分たちの地元の鉄道運営会社に向けてこの出来事をツイートした。鉄道が頻繁に遅延する英国で、こうしたツイートは特に多く見られた。 英国のニュース・キャスター、アラステア・スチュワート氏は、「『日本の電車が20秒早く発車で謝罪』。読んだ、泣いた、また読んだ、笑った」と、英国の鉄道会社ネットワーク・レール、サウス・ウェスタン鉄道、サザン鉄道のツイッター・アカウントをメンションに入れてツイートした。 英ウォーキングの副町長で自由民主党員のウィル・フォースター氏はツイッターで、「これは、サウス・ウェスタン鉄道やその他の英国鉄道会社が絶対しない謝罪だと思う!」と述べた。 2007~10年にかけアジア開発銀行・米国代表理事だったカーティス・S・チン氏は、「ニューヨークのペンシルベニア駅を使うのはもうやめよう。日本の鉄道乗務員が20秒早く発車させて注意を受けたって」とツイートした。 (英語記事 Apology after Japanese train departs 20 seconds early)

  • Thumbnail

    記事

    米上院議員、写真に撮られた痴漢行為を謝罪

    2017年11月17日 12:53 公開 アル・フランケン米上院議員(民主党、ミネソタ州選出)は16日、同議員に「睡眠中に触られたり、コメディの寸劇のリハーサル中に『無理やり』キスされたりした」と主張していた女性に対し謝罪した。 ラジオ司会者のリアン・トゥイーデン氏によると、この2つの出来事は、フランケン氏が政界に進出する前の2006年12月、海外の駐留米軍を慰問するツアーで起こった。 フランケン上院議員は当時コメディアンとして活動しており、人気番組「サタデーナイト・ライブ」の作家でもあった。トゥイーデン氏は、あるシーンのリハーサル中にフランケン氏が「強引に」キスしてきたと述べた。 フランケン氏は、痴漢行為について謝罪した。 しかしもう1つの出来事については、フランケン上院議員は自分の記憶と違うと主張した。 「私の記憶では、その寸劇のリハーサルは全くそうじゃなかった。それでも、リアンさんには心の底から謝罪をする」とフランケン氏は声明で述べた。 「写真については、明らかにウケを狙ったものだが面白いものではなかった。するべきではなかった」 謝罪になっていないとして辞任を要求する激しい批判を受けて、フランケン氏は最初の文書から2時間もたたないうちに、前のものより長文の2つ目の文書を発表した。 トゥイーデン氏は現在、ロサンゼルスのラジオ局KABCに勤務している。KABCのウェブサイトに寄せた記事の中でトゥイーデン氏は、自身9回目となった中東への米軍慰問団ツアーで、フランケン氏の餌食になったように感じると当時を振り返った。 「フランケンが書いた台本を見たら、フランケンのキャラクターがキスしようと私によじ登ってくるという場面があった」 「何を狙っているのかうすうす感じたけど、最後の瞬間に顔を逸らすか、フランケンの口を手でふさげばいいと考えた。観客からもっと笑いを取るために」 クウェートでの舞台当日、フランケン氏はこの寸劇のリハーサルをしようと言って引かなかった。 しかしその瞬間が来たとき、フランケン氏は「私の後頭部に手を回し、唇を私の唇に押し付け、自分の舌を強引に私の口に押し込んできた」。 「あなたは間違いなく、自分がしていることを分かっていた」とトゥイーデン氏は書いた。「あなたは私の同意なしに無理やり私にキスし、寝ていた私の胸をつかみ、人にその写真を撮らせた。それを後で私が見て、恥ずかしいと思うと分かった上で」 その後、ロサンゼルスでの記者会見でトゥイーデン氏は、「フランケン氏がものすごく素早く私の口に舌を押し込んできた」状況をさらに詳しく語った。 「そして私が唯一覚えているのは、彼の唇はとてもじっとり、ぬめぬめしていたこと」と話した。 「ツアーの残りの期間、心の中で彼のことを『魚の唇』と呼んでいた」 民主党のチャック・シューマー上院院内総務は、フランケン議員を調査するよう上院倫理委員会に求めた。 シューマー氏は声明文で、「性的嫌がらせは絶対に受け入れられないし、許してはならない」と述べた。 共和党のミッチ・マコネル上院院内総務も倫理委員会による調査を要求した。 <クレア・マカスキル議員(民主党、ミズーリ州選出)はツイッターで、「アル・フランケン氏の件について、ショックを受け、懸念している。そのような振る舞いは絶対に受け入れられない。コメディーは不適切な行為の言い訳にならない。倫理委員会の調査をすべきだと考えている> フランケン議員は、「喜んで協力する」と述べ、2つ目の文書で、「私は女性に敬意を持っている。女性に敬意を持たない男性を尊敬しない」と述べた。 「自分自身の行動で、それに対する疑念を抱かせてしまったことに、恥じている」 フランケン議員は写真について、「いま見てみると、自分自身に嫌気がさす。笑えないし、完全に不適切だ」とも付け加えた。 <アラバマ州の上院補選で共和党候補であり、自身も複数の未成年を性的暴行した疑惑のあるロイ・ムーア判事は、ミッチ・マコネル院内総務が自分に対して不当に厳しく対応していると指摘しようと、「アル・フランクリンは自身の加害行動の証拠写真が出てきて、罪を認めた/ミッチ『調査しよう』/アラバマ州では、全く証拠が出ていない。疑惑は100%否定されている/ミッチ『ムーアはすぐに出馬を辞退しなければ。さもないと、追放する』」とツイートした> 「リアンさんがあの写真で侵害されたと感じるのは明らかだ」 それでもフランケン議員は、無理やり口の中に舌を入れられたとするトゥイーデン氏の証言には同意できないと述べた。 「リアンさんのリハーサルの記憶と私の記憶は違うが、女性の体験を聞いて、信じなければならない理由は理解している」 フランケン議員は、性的嫌がらせや人工妊娠中絶、男女平等賃金など女性に関する問題の力強い擁護者としてのイメージを築いてきた。 <2014年3月にフランケン議員はツイッターに、「きょう、軍での性的嫌がらせ抑止のために前進することができた。でも、被害を受けた人たちのために法の裁きをもたらすため、もっと前進できることを望んでいる」と投稿した> トゥイーデン氏は、ジャッキー・スピヤー議員(民主党、カリフォルニア州選出)が同氏の朝のラジオ番組で性的暴行被害を話したことに感化され、10年以上たってから自分も公表したと話した。 スピヤー議員は若いころ、ワシントンで議員補佐を務めていた際に性的暴行を受けたと語った。 スピヤー議員はまた、「性的嫌がらせを行っていた」現職議員を2人知っていると主張したが、名前は挙げなかった。 (英語記事 US senator Al Franken apologises for grope caught on camera)

  • Thumbnail

    記事

    ジンバブエ政変 ムガベ大統領は退陣要求受け入れず

    F)の党首になり、結果として大統領に就任するのをムガベ氏が望んでいるとみられていた。 現地で取材するBBCのアンドリュー・ハーディング記者は、もしムガベ氏が正式な形で辞任を受け入れた場合には、軍による劇的な介入の正当性を高めることになると指摘した。 ハーディング記者によると、街中で意見を聞いた人々の中にムガベ氏の続投を望む人はほぼいなかった。しかし、退陣のしかたや政権移行をめぐって何らかの合意に至るまでには時間がかかる可能性がある。 首都ハラレでの動き 大統領周辺の状況を把握するのは非常に困難だ。 地元紙ジンバブエ・ヘラルドは、大統領官邸でチウェンガ司令官や南部アフリカ開発共同体(SADC)の特使2人と面会するムガベ大統領の写真を掲載した。 面会にはムガベ大統領と長年の付き合いがあるローマ・カトリック教会のフィデリス・ムコノリ神父が仲介役として同席した。 関係筋によると、ムガベ氏は来年予定されている選挙の前に自主的に辞任することを拒否している。ムガベ氏はジンバブエの少数派白人による支配を終わらせた1980年以来、政権の中枢に居続けている。 軍指導部に近い関係筋はAFP通信に対し、「彼(ムガベ氏)は時間を稼ごうとしているのだと思う」と語った。ムガベ大統領は自分や家族の安全の保証を得ようとしているのではないかとの見方もある。 与党ZANU-PFの幹部たちは、12月の党大会でムナンガグワ氏が党のトップに指名され、大統領に就任するまでムガベ氏が名目上の立場を維持する可能性を示唆した。 近隣国の反応 南アフリカは2008年にジンバブエ経済が危機に陥った際に多数の難民を受け入れており、ジンバブエの安定を強く望んでいる。 SADCはボツワナで会合を開き、ジンバブエの危機を話し合う近隣国の首脳会議の開催を呼びかけた。AFP通信によると、SADCはジンバブエに「平和的な方法で政治問題を解決するよう」求めた。 アフリカ連合(AU)は軍による政権掌握は認めないとしている。AUのアルファ・コンデ議長(ギニア大統領)は、「軍に兵舎に戻り、憲法秩序を回復するよう促したい」と述べた。 (英語記事 Zimbabwe latest: Mugabe 'resisting calls to resign')

  • Thumbnail

    記事

    「ソーシャルメディアは武器」 サウジ女性の本当の姿

    2017年11月17日 9:00 公開 女性の自動車運転が初めて許されるなど、サウジアラビア社会の変化に関心が集まっている。首都リヤドで開催された「MiSKグローバルフォーラム」に参加した、ソーシャルメディアで多数のフォロワーがいる「インフルエンサー」のバヤンさん(25)は、「サウジアラビア、特にサウジ女性についての非常に大きな誤解がある」と話した。女性たちがソーシャルメディアを使って自分の考えを他の女性たちと共有するようになったと話すバヤンさんは、女性たちはより高い教育を受け開放的になっていると指摘した。ただし制限もあると付け加えるのも忘れなかった。

  • Thumbnail

    記事

    「ヒースローがミサイル攻撃されたら?」サウジ外相、イエメン封鎖を擁護

    2017年11月17日 9:00 公開 サウジアラビアのアデル・ジュベイル外相がBBCのインタビューに応じ、同国が内戦が続く隣国イエメンに対して行っている国境封鎖によって人道支援が妨げられているとの批判に反論した。国連は封鎖が続けば数百万人が命を落とす危険があると指摘している。ジュベイル外相はリーズ・ドゥセット記者に対し、サウジアラビアよりも多くの援助をイエメンに提供している国はないと強調した。さらに、今月4日にサウジアラビアの首都リヤドに向け弾道ミサイルが発射されたことを念頭に、「ロンドンのヒースロー空港が弾道ミサイルで攻撃されたら、あなた方はどうするのか、人々を守るために予防的な措置を取らないだろうか」と語った。

  • Thumbnail

    記事

    ジンバブエで何が起きているのか 政変の背景

    2017年11月17日 9:00 公開 アフリカ南部のジンバブエで今週、長らく政権の座にあったロバート・ムガベ大統領が軍によって自宅軟禁下に置かれた。大統領は軍の退陣要求を受け入れていない。ジンバブエで何が起きているのか。

  • Thumbnail

    記事

    氷が解けると洪水になる都市は? 米NASAが予測

    2017年11月16日 18:34 公開 ビクトリア・ギル科学担当記者、BBCニュース 米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所はこのほど、氷床や氷河のそれぞれの部分が解けた場合にどの都市が影響を受けるかを示す予測ツールを開発した。 地球の自転と重力の影響を考慮し、水がどのように地球上に「再配分」されるか予測することで分かるという。 研究者たちは、「この予測により各都市にとって、どの氷河、氷床、氷冠が特定の重要性を持つかが分かる」と語った。 米カリフォルニア州にある同研究所による今回の取り組みは、米科学誌「サイエンス・アドバンス」に掲載された。 上級科学者エリック・アイビンズ博士は「都市や国が洪水を緩和しようとすると、100年先を考えなくてはならず、保険会社がそうであるようにリスクを評価したいと考えている」と話した。 予測ツールによって、世界の各都市がどの氷床を「最も懸念すれば」よいかが判明した。 ロンドンでは、グリーンランド氷床北西部分の変化に著しく影響を受けることを示している。 ニューヨークでは、懸念すべきはグリーンランド氷床の北側全体と東側だという。 エリック・ラルール博士は3つの主要な要因が世界中の海面変化のパターンを示す「海面の指紋」に影響を与えたと指摘した。 1つ目は重力だ。 ラルール博士は「このような氷床は巨大な塊で、海に引力がかかる」と話した。 「氷が縮小すると、引力も小さくなり、海がその塊から離れていく」 この氷の「引く力と押す力の影響」のほかに、解けた氷床の下にあり、氷の圧倒的な重みで圧縮されていた地面が垂直に広がる要因がある。 揺れる地球 最後の要因は、地球の自転自体が関わっている。 ラルール博士は、「地球をこまだと考えてほしい」と話した。 「地球が回ると揺れて、表面の重さが変わると、その揺れも変わる。すると今度は、それが地球の水を再配分する」 科学者らはそれぞれの要因を計算に入れることで、都市ごとの予測ツールを作ることができた。 ラルール氏はBBCニュースに対し、「海面上昇をめぐって特定の町の世界のあらゆる氷河に対する、正確な感度を計算できる」と話した。 「それで自分の都市にとって、どの氷河や氷床、そして氷床が特定の重要性を持つかが分かる」 同チームの別の科学者、スレンドラ・アドヒカル博士は、「このような巨大で、複雑でグローバルなプロセスが自分たちにどう影響するか、みんなぜひ理解したいと考えている」 「このツールで、自分たちの都市への影響を見ることができる」 (英語記事 Nasa forecast: Which cities will flood as ice melts?)

  • Thumbnail

    記事

    釈放された米大学バスケ選手ら 空気読みトランプ氏に感謝

    2017年11月16日 17:47 公開 中国で万引きし逮捕された米大学のバスケットボール選手3人が釈放後、ドナルド・トランプ米大統領に感謝の意を表明した。トランプ氏はアジア歴訪時に3人の釈放を助けたとして、感謝の言葉を促していた。 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のリアンジェロ・ボール選手、コーディ・ライリー選手、ジェイレン・ヒル選手は記者会見し、杭州のショッピングセンターでの窃盗を認めた。 11月8日に拘留された3人は、14日に空路帰国し、ロサンゼルスに到着。自らの行いについて謝罪した。 トランプ大統領は15日朝、トランプ氏は「3人のUCLAバスケットボール選手たちはトランプ大統領ありがとうと言うだろうか? 3人には10年の刑期が待っていたところだった!」とツイートした。 トランプ氏は12日間にわたる日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンへの滞在から帰国したばかりだった。 大学1年生の選手たちは上海で試合が行われる前に逮捕され、高級ショッピングセンターで高額なサングラスを盗んだ罪に問われていた。 ホワイトハウスのジョン・ケリー首席補佐官は、トランプ氏が中国の習近平国家主席との会話でこの件について触れた際の詳細を明らかにした。 ケリー首席補佐官は米紙ニューヨーク・タイムズ紙に対し、「大統領は(中国国家主席の)習氏に『窃盗で捕まったこのどうしようもない奴らについて知っているか?』と話した」と語った。 「大統領は『過度に深刻なことではない。迅速に対応してもらえるとありがたい』と言った」 2人の世界の指導者の会話は、12日にベトナムで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の合間に交わされたという。 ケリー首席補佐官は、中国政府が3人の罪を軽くすることに合意し、釈放につながったと話した。 きまり悪そうな表情の3人は15日の記者会見で、チームメイトやコーチ、家族、大学、中国の人々に謝罪した。 ライリー選手は、「自分の犯した過ち、万引きをした責任を認める」と話した。 「これは、自分が大学をがっかりさせただけでなく、国中ををがっかりさせたと分かっている」 ライリー選手はさらに、「私たちのために時間を割いて介入してくれたトランプ大統領と米国政府に感謝する」とも話した。 ボール選手は、「まず、中国で万引きをし、申し訳なかったと言いたい。最善の判断をしていなかった」と語った。 ボール選手はさらに、「助けてくれたトランプ大統領と米国政府にも感謝したい」と述べた。 ヒル選手は、「万引きをして申し訳なかった。僕がやったことは愚かだった。他に言いようがない。自分はそんな人間ではないのに」と話した。 「僕たちを帰国させるために努力してくれた、米国政府に感謝する」とヒル選手は大統領を直接名指しせずに付け加えた。 これに先立ち、UCLAが加盟するパシフィック12カンファレンスのラリー・スコット理事は発表文で、状況が「中国当局の満足のいく形で解決」したので、3人は中国出国を許可されたと述べた。 スコット氏はまた、「解決のために尽力してくれた大統領やホワイトハウス、国務省に感謝したい」と述べた。 3人の黒人選手たちは、チームが対戦相手のジョージア工科大学に63対60で勝利を収めるなか、宿泊先のホテルに閉じ込められていた。 ツイッターでは、米国歌斉唱時にひざまずき抗議行動をするNFL選手たちの例を挙げて、トランプ氏が黒人スポーツ選手たちに以前から批判的だったと不満を述べる人たちもいた。 <ジャーナリストのダニエル・デールさんはトランプ氏のツイートを受けて、「大統領は、小さいが具体的な外交的成功を収めた……が、それを黒人選手を攻撃することに使った」とツイートした> <クリス・ジャクソンさんはツイッターで、「トランプが一ついいことをした/自分『え?すごい』/トランプが黒人選手たちに感謝するよう要求した/自分『あー』」と投稿した> (英語記事 UCLA shoplifters freed by China take hint and thank Trump)

  • Thumbnail

    記事

    「クーデターのようだ」 ジンバブエ情勢でアフリカ連合

    常に懸念」しており、「法的諸制度への完全な支持をあらためて表明する」と述べた。 ジンバブエで取材するBBCのアン・ソイ記者は、エジプトは2013年のクーデター後にAUの参加資格を停止されていることを例に挙げ、ジンバブエ軍は自分たちの行動をクーデターではないと主張することでAUとの対立を避けようとしているのではないかと指摘した。 国内で緊張が高まり、うわさが流れるなかで軍の兵士たちは14日遅くに国営放送局のZBCを占拠。シブシソ・モヨ少将がテレビ演説し、軍は大統領周辺の「犯罪者たち」を標的していると語った。モヨ少将は、「軍が政府を掌握するのではない」と主張した。 モヨ少将はさらに、ムガベ大統領とその家族は「無事で安全が保証されている」と述べた。 軍の行動を誰が指揮しているのかは不明。放送局占拠後、首都ハラレの街中には軍の車両が配置され、ムガベ大統領や多くの政府関係者が住む北部近郊では銃声が聞こえていた。 南アフリカの大統領府は声明で、「(ジェイコブ・)ズマ大統領はきょう、自宅に軟禁されているものの、無事だと語るロバート・ムガベ大統領と話した」と述べた。 ムガベ大統領やグレース夫人から直接のコメントは出ていない。グレース夫人の居場所は分かっていない。 なぜこのような状況になったのか ムガベ大統領とムナンガグワ副大統領との間の対立によって、与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)は分裂状態にあった。 グレース夫人の解任を求めたムナンガグワ副大統領が先週解任されると、13日には、コンスタンティノ・チウェンガ国軍司令官が、与党内の粛清を終わらせるため軍は行動を起こす用意があると述べた。 チウェンガ司令官とムナンガグワ副大統領は、少数派白人による支配を終わらせた1970年代の闘争で一緒に戦った仲で、盟友関係にある。 チウェンガ司令官の発言を受け、ムガベ大統領を支持するZANU-PFの青年部を率いるクドザイ・チパンガ氏は軍は「兵舎にいるべきだ」と反発していた。 しかし、公営放送ZBCは、チパンガ氏がチウェンガ司令官ら軍指導部に謝罪し、「我々はまだ若く、間違いを犯す」と語ったと報じた。 (英語記事 Zimbabwe takeover seems like a coup, African Union says)

  • Thumbnail

    記事

    ギリシャ中部で豪雨 鉄砲水で少なくとも15人死亡

    2017年11月16日 11:29 公開 ギリシャ中部で15日、夜中から降り続いた豪雨により鉄砲水が発生し、少なくとも15人が死亡、多くの家屋が損壊した。 同国首都アテネの西郊にある工業の町、マンドラやニア・ぺラモス、メガラが最も大きな被害を受けた。 死者の多くは高齢者で、家の中で遺体が発見されたとの情報がある。大量の赤い泥水が一気に流れ、道路を覆ったという。 アレクシス・チプラス首相は悲劇的な災害を受け、服喪期間を宣言した。 マンドラのイアナ・クリコウキ市長は国営放送局ERTに対し、「全てなくなった。壊滅的な災害だ」と語った。 ERTによると、少なくとも37人が病院で手当てを受けており、いまだに行方不明者もいる。 1週間にわたりギリシャの一部では悪天候が続いていたが一夜の豪雨により突発的な洪水が発生し、住民たちは備えることが出来なかったと話した。 車が水に流され、建物の壁や屋根が破壊された。浸水レベルは命に危険が及ぶほどで、多くの家が居住できない状態になった。 15日午後までに、ギリシャの消防隊は600以上の救助要請を受け、約200人の消防士と55台の消防車が合計で何万人もの人口を抱える市街地に出動したと発表した。 ニア・ぺラモスのスタブロス・ファティウ副市長はERTに対し、「水が山から落ちてきました。何百万トンもです」と話した。 「道路は完全に破壊されています。1000軒の家が浸水していますが、これは街の3分の1に相当します」 地域の副知事、イアニス・バセリオウ氏はERTに、悪天候に備えて緊急態勢を整えていたが「ナイアガラの滝が押し寄せてきて止めることができなかった」と話した。 チプラス首相は、国を挙げた服喪期間の宣言は「私たちに出来る最低限のことだ」と話した。 また、首相は被害を受けた人たちに物資と安全な避難場所を提供することを約束した。 (英語記事 Greece: Deadly floods hit Mandra, Nea Peramos and Megara)

  • Thumbnail

    記事

    ジンバブエ政変 渦中の大統領夫人

    2017年11月16日 9:00 公開 アフリカ南部のジンバブエでロバート・ムガベ大統領が軍によって軟禁された背景には、大統領の後継者をめぐる権力闘争がある。エマーソン・ムナンガグワ第1副大統領が先週解任されると、ムナンガグワ氏と対立していた大統領夫人のグレース・ムガベ氏が後継者の最有力とみられるようになった。しかし軍はグレース氏を嫌っており、今回の行動につながった。グレース夫人とはどんな人物なのか。

  • Thumbnail

    記事

    横綱日馬富士に「ビール瓶による暴行」容疑

    2017年11月15日 18:54 公開 儀礼を重んじる日本の相撲界は、横綱が仲間の力士の頭をビール瓶で殴り暴行するという新たなスキャンダルに揺れている。 暴行を認めた日馬富士(33)は、「迷惑をかけた」と謝罪。日馬富士は9回の優勝に輝くモンゴル人力士。日本相撲協会によると、被害を受けた貴ノ岩(27)は5日間入院していた。 日本のメディアによると酒席での出来事だったという。 相撲協会幹部はAFP通信に対し、正確に何が起こったかはまだ確認されていないと語った。 自身もモンゴル人の貴ノ岩は、頭蓋(ずがい)底骨折などのけがを負ったという。貴ノ岩は元横綱の貴乃花親方率いる部屋に所属しており、貴乃花親方が警察に被害届を提出したと共同通信は伝えている。 相撲協会執行部は14日、日馬富士と所属部屋の伊勢ケ浜親方を聴取した。 横綱は公の場で謝罪したが、事件の状況については言及していない。 日馬富士は記者団に対し、「貴ノ岩のけがについて、貴乃花親方、貴乃花部屋の後援会の関係者の皆さま、相撲協会、そしてうちの(伊勢ケ浜)親方に大変迷惑をかけたことを、深くおわび申し上げます」と話した。 体重137キロの日馬富士は、力士としては比較的小さい方だとみなされるものの、技術力が高く評価されている。 相撲は、古来から神社で披露された神道の儀式から始まった。このため日本の相撲ファンは力士たちに対し、厳しい規律を守り、品行方正な態度を取ることを期待する。 力士たちは勝利後、土俵で喜びを顔に出さないことを求められ、厳しい階級制度が存在する。 しかし角界が土俵外でスキャンダルや暴力沙汰の打撃を受けたのは、この一件が初めてではない。 2007年には10代の序ノ口力士が親方と複数の兄弟子から暴行を受けた後、死亡した。この元親方は傷害致死罪で懲役5年の実刑判決を受けた。 この事件が、角界の厳しい階級制度にあったいじめやしごきの風潮を明るみにした。 報道によると2016年には別の親方と力士が、元力士の男性を暴行して失明させたとして約3200万円の損害賠償の支払いを命じられた。 2010年には力士と暴力団との癒着の疑惑、さらには横綱朝青龍が東京で泥酔して暴力を振るったされる問題で現役を引退した。また翌年には八百長問題が発覚した。 (英語記事 Sumo champ Harumafuji investigated over 'bottle assault')

  • Thumbnail

    記事

    トランプ氏のアジア歴訪、注目すれば当惑

    2017年11月15日 16:53 公開 アリーム・マクブール、BBCニュース ドナルド・トランプ米大統領はまず、北朝鮮の最高指導者・金正恩氏を侮辱した。そしてその数時間後、将来的には友人になりたいと発言した。 このような相反と矛盾こそ、トランプ氏のアジア5カ国歴訪の特徴そのもので、多くのウォッチャーを混乱させた。しかし、米大統領の発言から、何が読み取れるのだろうか。 トランプ氏はおそらく帰国後には、最高のアジア旅行だったと言うだろう。 アジア地域では、確かにトランプ氏の訪問は大いに有意義だったと言う人もいるかもしれない。しかしアメリカにとっては、必ずしもそうとは言えない。 米大統領は確かに行く先々で王様のようなもてなしを受けた。ちやほやと褒めそやされるのが大好きな人だと言うのは、目にも明らかだ。特に本国では批判されまくっている今となっては、なおさらかもしれない。 外国では、トランプ氏を王侯貴族のように扱えば、礼儀正しい客人としてふるまう。それははっきりしている。人権や民主主義と言った、いやらしい、きまずい案件には、あえて触れずにいてくれた。 ただしもちろん、クマをつつけば、為政者らしいふるまいはたちまち消える。それもみんな分かっている。 北朝鮮がまたしてもトランプ氏を「老いぼれ」とからかおうものなら、大統領は挑発に反応せずにいられなかった。そして金氏を「チビでデブ」と呼んだのだ。 アジア地域の各国指導者が皆して、客を迎える主人として非の打ちどころのない行儀作法で応じたということかもしれないが、今回のトランプ氏のアジア旅行では、各国首脳がことさらに気を遣っていたという印象が強い。トランプ氏を挑発しないようにしただけでなく、むしろ正確に狙いを定めて、気を緩ませようとしたように思える。おべっかを使って。 日本の安倍晋三首相は、「2度ゴルフをするのはよほど好きなやつとしかできない」とトランプ氏について述べた。 韓国の文在寅大統領は、トランプ氏に「あなたはすでに米国を偉大にしている」と伝えた。韓国国会での演説の際には、「世界の指導者」と紹介した。 一方通行 盛大に歓待されたトランプ氏は、ベトナム国家主席の隣に立ちながら、表現の自由については話題にしなかった。活動家やブロガーの投獄についても言及しなかった。 北京では、習近平国家主席の隣に立ち、批判の言葉を一切口にしなかった。 しかし、訪中時の様子が一番、今回のアジア歴訪がどのようなものであったのかを物語っているように筆者には思える。 そう、トランプ氏は異例なほどの歓待を受けた。壮麗さと仰々しさは、ほかのどの国にもひけをとらないばかりか上回っていた。 しかし、相手を褒めそやしたのは習主席の方ではなく、客人の方だった。 トランプ氏は標準中国語で歌を歌う孫娘の動画を披露し、習氏のことを「とても特別な人」と呼び、中国の人々が習氏のことを「とても誇らしく思っている」と語った。 お返しの褒め言葉はあまりなかった。北京でトランプ氏が「世界のリーダー」と呼ばれる可能性はなかった。 トランプ氏は、習氏に一番偉いのはどちらか思い知らせたのは自分が最も活発に発言した次の訪問先ベトナムのダナンだった、と言うかもしれない。 アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議でトランプ氏は、中国を名指しすることなく、アジア地域では公正を欠いた貿易を続けてきた国があると批判し、米国はこれ以上利用されたりしないと語った。 トランプ氏の演説は大げさな言葉で彩られ、自国に戻った際に「アメリカ第一」という彼の主張をちゃんと貫いたと言えるようになっていた。 前に出るのは しかしその後の展開が、実に興味深いものだった。少しした後、習主席が同じサミットの壇上に立ち演説した内容は、未来や技術革新、テクノロジー、気候変動、そして地域全体が一つになって前進するというものだった。これこそが、以前ならば米国の大統領に期待されたかもしれないテーマの数々だった。 もしかするとこれが、「アメリカ第一」の欠点なのかもしれない。外交政策に対する現実的かつ双務的なアプローチで、米国の価値観を周りと共有したり、社会の改善を目指したりして時間を無駄にしない姿勢なのだろう。取引成立が全てなのだ。 しかしそうすると、米国に代わって他の国が、指導的立場を進んで担えるようになる。そしてこの地域では、米国にとって代われるのは圧倒的な力を持ち、自信に溢れ、傲慢ですらある中国しかいないだろうと、大勢が心配しているのだ。 状況を好意的に傍観している人は、世間の目に触れる形で対決姿勢をとるのは中国に対して逆効果だと、トランプ氏は理解しているはずだと言うかもしれない。表面的な笑顔の裏では、タフな交渉が繰り広げられているはずだと。 その一方で、トランプ氏の外交姿勢はひたすらよく分からないと当惑する人もいるかもしれない。南シナ海の領有権紛争を仲介しようと、トランプ氏が申し出たのは、特にそうだ。 領有権紛争について米国は公式には立場を明らかにしていないが、航行の自由を強調してきたし、これに中国は不快感を示してきた。この海域を中国が軍事的に支配するのを米国が望むような状況は、戦略的にもあり得なさそうだ。 しかし、トランプ大統領は譲歩が可能だと示唆しているのだろうか。それともトランプ氏の米国はまたしても、この地域での米国の伝統的な勢力と優先順位を手放そうというつもりなのか。 軍事力の点で中国が米国に接近するのが無理なのは分かっている。しかし、果たしてそれだけで、米国は勢力圏を確実に維持できるのだろうか。 それとも「アメリカ第一」と、今回のアジア歴訪そのものが、「前に出る中国」の時代を招き入れているのだろうか。 (英語記事 Donald Trump's Asia tour leaves observers perplexed)

  • Thumbnail

    記事

    マクロン仏大統領、トランプ氏とプーチン氏を拒絶すべきでないと警告

    日 14:37 公開 ルーシー・ウィリアムソン、パリ特派員 フランスのエマニュエル・マクロン大統領はBBCとのインタビューで、ドナルド・トランプ米大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領について、寛大さと寛容さを尊ぶ西洋諸国の価値観を脅かしているとしつつも、両指導者を孤立させるのは欧州にとって逆効果だと述べた。 訪問先のアラブ首長国連邦の首都アブダビでインタビューに応じたマクロン大統領は、「もしトランプ氏とプーチン氏を『私たちの価値観を裏切っている』として欧州とその価値観から拒絶しようとすれば、彼らを失ってしまうだろう」と述べた。 多くの人々が、米露の指導者がリベラルで「エリート的」な価値観を受け入れようしていないと考えている。 マクロン氏は先週末、仏ルーブル美術館のアブダビ別館のオープニングに出席した。マクロン氏は新しい美術館を、この地域の寛容さと多様性の象徴だと呼んだ。 「私たちはムスリム(イスラム教徒)の世界で発生している、あらゆる紛争や戦いの中心地にいます。開かれたイスラム教を守る人たちを支援することが、私にとって非常に重要だ」 マクロン氏は、西洋諸国がその価値観とアイデンティティーを取り巻く「壮大な物語」を放棄するという過ちを犯したという。フランスには、国外でそれらを守る役割があったとした。 欧州の「物語」を切望 「共通の物語、共通の目標、共通の想像力が必要」だとマクロン氏は語った。「それがダーイッシュ(ISの別称)の強みで、死の誓約だった。私が過去十年の欧米社会と欧米諸国の問題点の一つだと考えているのは、想像力、野望、展望を捨ててしまったことだ」 マクロン氏はさらに、「単一市場、金融市場、労働市場の改革、予算見通しに夢中になる人はいない」とし、「(人々は)大きな物語に突き動かされる」と指摘した。 マクロン氏はプーチン大統領のような指導者が異なる道を選択をしたのは、「被害妄想、脅迫(されているという意識)、何かを守ろうという意欲」のためであるものの、プーチン大統領が忘れているのは、一部のロシア文化では開放性が非常に重要で、ロシアの未来が欧州と直結していることだと述べた。 今年5月に大統領に就任したマクロン氏は、フランスの経済、社会、さらにはアイデンティティーをも変革すると約束して当選。以来、マクロン氏は海外訪問を28回行い、欧州連合(EU)が共同の展望を持ち、その恩恵が広まるようにするべく、新たな提案をしている。 (英語記事 Macron warns Europe not to rebuff Trump and Putin)

  • Thumbnail

    記事

    オーストラリア投票、同性婚支持が反対を大幅に上回る

    2017年11月15日 11:49 公開 オーストラリア統計局は15日、同性婚の合法化を問う郵便を使った住民投票で賛成が反対を大幅に上回ったと発表した。 統計局によると、法的拘束力のない投票で、61.6%の人が同性カップルの婚姻許可に賛成した。1270万人以上(選挙権を持つ79.5%の人たち)が、8週間にわたって行われた郵便投票に参加した。 マルコム・ターンブル首相は「圧倒的な」投票結果を受け、クリスマスまでに法案を連邦議会で通過させるのを政府は目指すと述べた。 「多くの人が意見を表明し、圧倒的に婚姻の平等が支持された」と首相は投票結果の発表後に語った。 「市民は公平性、コミットメント、愛に賛成票を投じた。今度はオーストラリア連邦議会の私たちが行動を起こす時だ」と首相は続けた。 投票結果の発表を受け、オーストラリア各地で虹の旗を振り、歌ったり踊ったりして祝う人々の姿が見られた。 同性婚への支持で知られるカンタス航空のアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は、シドニーで歓喜に沸く人たちを前に「素晴らしい結果になりました。私たちはこの素晴らしい国を誇りに思うべきです」と語った。 同性婚反対派として知られるトニー・アボット前首相は、連邦議会は「結果を尊重すべきだ」とした。 アボット氏はフェイスブックで「この議論については、オーストラリア市民が立場を表明したいはずだと常に言ってきた。きょうの結果を見ると、意見を聞くことが正しかったと示している」と述べた。 同性婚を強く支持していたマルコム・ターンブル首相は、法案にどんな内容を含めるかをめぐって政府内で続く議論に直面している。 一部の保守派議員は、同性婚に反対する企業・商店が結婚式に関連する品物やサービスの提供を拒否できる免除項目を議案に含めるよう求めている。 (英語記事 Australians decisively support same-sex marriage)

  • Thumbnail

    記事

    ジンバブエ軍、国営放送局を占拠 「大統領は無事」と

    2017年11月15日 11:07 公開 アフリカ南部ジンバブエで14日夜から15日未明にかけ、軍が国営放送局を占拠した。テレビ演説したシブシソ・モヨ少将はロバート・ムガべ大統領とその家族は無事だと語った。 シブシソ・モヨ少将は、軍はムガベ氏周辺で「社会的かつ経済的な苦難」をもたらしている人物だけを標的にしていると述べた。 軍の行動は、ムガべ大統領が後継者問題をめぐってエマーソン・ムナンガグワ第1副大統領を解任したことを受けたもの。現在93歳で1980年から政権の座にある同大統領は妻のグレース・ムガベ氏を支持している。 首都ハラレの北部では15日に激しい銃声や砲撃の音が響いた。 テレビ演説で原稿を読み上げたモヨ少将は、クーデターではないと述べ、ムガベ氏は無事だと語ったが、居場所は明らかにしなかった。 ムガベ氏自身からのコメントは現地点で出ていない。ムガベ氏は、英国の植民地だったジンバブエが独立国家となった1980年以来、政治権力の中心にいた。 英外務省はハラレに現在滞在する英市民に対し、「状況がよりはっきりするまで」安全のため自宅やホテル内に留まるよう勧告した。一方、ハラレの米国大使館は米市民に対し、新たな連絡が来るまで「外出しないよう」求めた。 ハラレの米国大使館はツイッターに、「現在の不透明な状況のため」15日は閉館すると投稿した。 軍は行動をどのように正当化しているのか 軍は14日にハラレ近郊の道路に装甲車両を展開した後、国営放送ZBCの本社を占拠した。 モヨ少将はテレビ演説で、「我々が目的を果たしたらすぐ、状況は通常通りに戻ると予想される」と述べた。 演説のほかの主な内容は以下の通り。 市民は冷静さを保ち、不必要な外出は避ける 軍は司法の独立性を守ると約束 治安当局は「国のために協力」すべき。どのような挑発的行為も「適切に対処される」 国防軍兵士の休暇を停止。兵士たちは全員兵舎に戻ること 軍の行動を指揮しているのが誰なのかは明らかになっていない。コンスタンティノ・チウェンガ国軍司令官はこれまで、与党・ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)内の粛清を終わらせるため軍は行動を起こす用意があると語っていた。 政府筋はロイター通信に対し、イグナシャス・チョムボ財務相が拘束されたと語った。チョムボ氏は与党内でグレース大統領夫人が率いる派閥の有力者。 (英語記事 Zimbabwe crisis: Army takes over - Mugabe 'detained')

  • Thumbnail

    記事

    米上院議員候補に未成年暴行疑惑 5人目が名乗り上げ糾弾

    2017年11月14日 15:47 公開 米アラバマ州で12月に予定される上院補選に共和党候補として出馬しているロイ・ムーア判事(70)に対して、5人目の女性が10代のころに性的に触られたと名乗りを挙げて糾弾した。複数の共和党関係者が、ムーア氏に出馬辞退を促している。 ジェフ・セッションズ氏が上院議員から司法長官に転身したことを受けての補選で、スティーブ・バノン前大統領首席戦略官が擁立した保守強硬派のムーア氏は9月の予備選で、ドナルド・トランプ米大統領が支持した候補を押さえて勝利し、共和党候補となった。 しかし米紙ワシントン・ポストは9日、女性4人が実名で、それぞれ10代のころに当時30代でアラバマ州の副地方検事だったムーア氏に、性的に体を触られたと訴える記事を掲載。最も若い女性は当時14歳だったと話している。 ムーア判事は記事内容を否定し、「魔女狩りだ」と反発。政敵が仕掛けた「典型的なフェイクニュース」だと呼んでいる。判事の妻も、女性たちは金銭と引き換えにでたらめを話していると逆に非難している。 こうした状況で13日、ベバリー・ヤング・ウィルソン氏(56)が記者会見し、自分が16歳の時に30歳のムーア氏に暴行されかかったと発言した。ウィルソン氏によると、アラバマ州ガドセンでウェートレスとして働いていた当時、常連客のムーア氏に家まで送ると言われて車に乗ったところ、レストランの暗い駐車場に車を停められ、ドアをロックされ、体を触られ、性的行為を強要されそうになったという。「やめてと叫びながら抵抗した」とウィルソン氏は話した。 「ともかく恐ろしかった。向こうは私のシャツを引きはがそうとしていた。強姦されると思った」。ウィルソン氏は記者会見でこう話した。「しばらくして諦めた彼は、私を見つめて、『お前はただの子供だ。自分はエトワ郡の地方検事だ。このことを誰かに言っても、誰も信じないぞ』と言った」という。 「やっとドアを開けてくれて、私は自分から転がり落ちたか、向こうに押し出されたかで、外に出た」とウィルソン氏は言い、自分の首や肩が何日もあざだらけだったと話した。 この数週間前にムーア氏は、ウィルソン氏の高校の学年アルバムにサインさせてもらいたいと申し出て、「これほど愛らしくて美しい女の子はほかにいない。メリー・クリスマス。愛を込めて、ロイ・ムーア地方検事」と書き込んでいた。このアルバムのコピーを、ウィルソン氏の担当弁護士グロリア・オールレッド氏は報道陣に配布した。 ムーア判事のビル・アーミステッド選対委員長は、複数の女性の糾弾を否定し、ムーア判事の無実を強調。「30年以上にわたり一点の曇りもないキャリアを重ねてきた人物に対する魔女狩りだ。彼は常に、高潔な人柄の人物だった」と反論した。 一方で、上院共和党のミッチ・マコネル院内総務は13日、ムーア判事の問題行動を糾弾する女性たちの主張を信じると発言。院内総務は地元ケンタッキー州で記者団に対して、来月の予備選で別の共和党候補を擁立できないか党として検討していると話した。共和党予備選でムーア判事に敗れたルーサー・ストレンジ候補を擁立する可能性もあるという。 マコネル院内総務は、ワシントン・ポストの最初の報道の後は、疑惑が本当ならばムーア判事は出馬を辞退すべきだが、本当でなければ撤退の必要はないと発言していた。しかし13日には「自分は女性たちを信じる」と言明した。 これを受けてムーア判事はツイッターで、「辞任すべきはミッチ・マコネル上院院内総務だ。保守派を裏切ったので、交代させなくては。♯沼をさらえ」と反論した。 共和党はムーア氏を見捨てるのか 歯に衣着せぬ直言で知られるキリスト教保守派のムーア判事は、12月12日の補選で、民主党候補ダグ・ジョーンズに対して勝利確実とみられていた。しかし、一連の疑惑が表面化して以来、世論調査の支持率は接戦になりつつある。アラバマ州では1992年を最後に、民主党の上院議員候補は当選していない。 アラバマ州務長官によると、これから投票日の12月12日までの間に何が起きようとも、ムーア判事の名前は候補者として投票用紙に記載される。 アラバマ州法は投票日まで76日の期限を過ぎると、党の候補交代を禁止している。ただし、有権者は公認候補以外の好きな人物の名前を自由に「書き込み」投票することができるため、共和党は別の党の候補を推薦する可能性がある。 さらに州党本部がムーア氏の候補指名を取り消した場合、仮に最多得票しても勝者として認定されない可能性もある。あるいは、仮にムーア氏が当選したとしても、上院そのものが議員不適格とみなして採決の後に追放することもあり得る。 (英語記事 Roy Moore: Woman claims US Senate candidate 'tried to rape me')

  • Thumbnail

    記事

    中国、最速スパコン台数で世界1位に 

    一方、米国の割合は29.6%だった。 「TOP500」の創設者の一人、エリッヒ・シュトロマイヤー氏はBBCに対し、中国にある多くのシステムが営利目的で作られ、所有者は国内外の企業に有償で貸し出してお金を得ていると語った。 「トップ10に入る最高性能のシステムが存在する理由は2つある」とシュトロマイヤー氏は指摘する。 「一つは、米国技術の圧倒的優位性を最も的確に示す場所だった市場でトップになれば、大いに名声を得られるという単純な理由。もう一つは科学的探究と国家安全保障に関係する。多くのコンピューター・システムは武器システムに関連した計算に使われている」 (英語記事 China dominates top supercomputers list)

  • Thumbnail

    記事

    2016年の米国でヘイトクライム増加 2年連続=FBI

    2017年11月14日 13:53 公開 米連邦捜査局(FBI)は13日、2016年に米国で通報されたヘイトクライム(憎悪犯罪)の件数は、2年連続で増加したと発表した。 FBIの犯罪統計によると、2016年に通報されたヘイトクライムは6121件で、2015年から約5%増えた。その内の約半数は、人種が動機だったという。 最新統計は、全米1万6000カ所近い捜査当局が、任意で報告した数字をまとめたもの。 なぜヘイトクライムが増加しているのか、FBIは理由を示していない。 ジェフ・セッションズ司法長官は13日、「自分が何者で、何を信じ、どのように信仰しようと、それを理由に暴力的に攻撃されるかもしれないなど、誰だろうと恐怖を抱くべきではない」と声明を発表した。 司法長官はさらに、司法省の防犯・国民生活安全タスクフォースの報告を待って、ヘイトクライム増加にどのような対応が必要か判断すると説明した。 FBIによると、ヘイトクライムの種類は器物損壊から暴行、殺人に至るまで、多岐にわたる。 犯人が特定された事件では、約58%が被害者の人種や民族性や先祖の系統を理由にしたものだったという。他方で、ヘイトクライムの21%が宗教を理由としており、18%近くが被害者の性的指向を理由にしていた。 宗教が関係した事件1273件の約半数が、ユダヤ系の人に対するもので、ムスリム(イスラム教徒)に対するものは307件だった。 FBI犯罪統計の内容は、米人権団体「南部貧困法律センター(SPLC)」が今年2月に発表した反ムスリム団体の増加報告と一致する。 憎悪団体を追跡する非営利団体のSPLCは、反ムスリム団体の増加は2016年大統領選でドナルド・トランプ氏がムスリムやヒスパニックを過激主義者は不法移民だと攻撃したからだと指摘した。ただし、選挙とヘイトクライムやヘイト団体の増加について、関連性の確かな根拠は示されていない。 (英語記事 FBI: US hate crimes rise for second straight year)

  • Thumbnail

    記事

    ブレグジット、英議会に最終的な議決権=担当相

    を認めたところで、それは見せかけの譲歩に過ぎないと警戒感を示した。 与党・保守党内の一部造反議員も、BBCに対して政府のこの譲歩は「無意味だ」と反発した。 労働党の影のブレグジット担当相、キーア・スターマー議員は、「敗北直前の弱い政府が、重要な譲歩をした」と述べた。「自分たちの欠陥法案を議会で弁護する羽目になる24時間前に、ついに政府は折れた。しかしこの政府は何でもそうだが、細部は問題だらけのはずだ」。 労働党のクリス・レズリー議員は、「大いに歓迎される譲歩になり得たものが、実は単なる見せかけのようだ。議会の主権を尊重するふりをしながら、まったく不十分だ」と批判した。 保守党のドミニク・グリーブ元法務長官は、政府のこの譲歩は不十分で、もし議会の検討が時間切れとなったら「すべての当事者が対応できるよう」、EUとの交渉期間は延長すべきだと述べた。 一方で、BBCのローラ・クンスバーグ政治編集長は、今回の政府の発表は、ブレグジット手続きの極めて重要なタイミングで造反与党議員と労働党議員に政府が大きく譲歩したことになるため、その点が重要だと指摘する。 政府は現在、既存のEU法を英国国内法に変更するためのEU離脱法案を議会提出しているが、一部の内容について与野党内から強い反対があり、政府は苦しい立場に追い込まれている。 <解説> ローラ・クンスバーグ政治編集長 自信たっぷりな政府ならば、下院でブレグジット議論が本格的に再開する前日になって、このような譲歩などしない。 そしてこうして政府が譲歩したからといって、既存のブレグジット法制に関する議員たちの不満が消えてなくなるはずもない。 譲歩したからといって、今後の数週間の議会運営がいきなり穏やかなものに変わるわけではない。そして、EU全体との離脱合意がなければ、離脱合意法案を検討するための法案も存在しようがない。 これまでまとめた離脱計画の実施に必要な手続きは整っているのか、自分たちの作業は十分だったのか、政府はやっとこれから知ることになる。 加えてもちろん、いよいよ英国がブレグジットを出るまでに必要な、ただでさえ複雑で煩雑な議会手続きが、今回の譲歩によってさらに増えることになったわけだ。 (英語記事 Parliament to get binding vote on final Brexit deal)

  • Thumbnail

    記事

    イラン・イラク国境のM7.3地震、2017年で最多の死傷者に

    社はツイッターで、「地震被災者への最初の救援の様子」と写真をツイートした。 イラク赤新月社の報道官はBBCに対して、イラク国内では9人が死亡したと話した。イラクの国連事務所によると、500人以上が負傷。揺れはアルビル、スレイマニア、キルクーク、バグダッドでも感じられたという。 各地で土砂崩れが起きているため、農村部の被災地に救助がなかなか到達できずにいる。被災した東部スレイマニヤ県ダルバンディカンでは利水用のダムが損傷を受けて決壊の恐れがあるため、近隣住民は避難を要請されたという。 米地質調査所(USGS)によると、震源地はダルバンディカンから約30キロ南、イラク国境沿いのイラン・ハラブジャから南西約30キロ。震源の深さは約23.2キロ。国連推計によると、震源地から100キロ圏内に180万人以上が住んでいる。 トルコ、イスラエル、クウェートでも揺れが感じられたという。イランは地下を複数の大きい断層が走る地震多発地域にある。 2003年には、イラン南東部の古代都市バムがM6.6の地震で破壊された。 イランでこれほどの大地震が起きるのは2012年以来。ただし、世界全体で見ると、M7.0以上の地震が起きるのは今年だけでこれで6回目。USGSによると、昨年は16回起きている。 <解説> なぜイランで地震が多発するのか――ジョナサン・エイモスBBC科学担当編集委員 イランは世界でも有数の地震多発地域だ。過去に非常に強い揺れを何度か経験している。 おおざっぱに言えば、アラビア・プレートとユーラシア・プレートの衝突が大きな要因だ。アラビア・プレートは毎年数センチずつ北に動いている。 南東部ではアラビア・プレートがユーラシア・プレートの下に潜り込んで圧力をかけているが、北西部では両方の巨大プレートが直接互いにこすれあっている。この圧縮運動の結果生まれたのが、ザグロス山脈だ。 今回の地震は、速い段階での分析によると、衝上断層が動いたもののようだ。これはつまり、断層の片側の地盤がもう片側の上に垂直にずり上がる動きで、今回の事態にぴったりあてはまる。 (英語記事 Iran-Iraq border earthquake is deadliest of 2017)

  • Thumbnail

    記事

    マダガスカルでペストが流行 過去50年間で最も深刻

    2017年11月14日 9:00 公開 アフリカのマダガスカルで夏から秋にかけてペストが流行し、今年8月から今月までに1800人以上が感染、127人が死亡した。過去50年間で最も深刻なペスト流行となった。だが流行は収まりつつあり、感染例は数週間前から減少している。世界保健機関(WHO)はペストを「あらゆる疫病の中でも、最も古く最も恐れられているものの一つ」だとしているが、感染しても抗生物質を早期に投与すれば回復が可能だ。

  • Thumbnail

    記事

    IS「首都」の奪還 戦闘員撤退めぐる裏取引が明らかに

    ちの話によると、戦闘員たちが武装を解かれずに長い車列を組んでラッカから砂漠に向かって移動したという。BBCのクエンティン・サマービル記者がリポートする。

  • Thumbnail

    記事

    ロヒンギャ危機 強姦と人殺しが行われたミャンマーの村

    人の娘が殺されたというモハメド・スレイマンさんは、村のほぼすべての男性と男の子が殺害されたと話した。BBCの番組「ニュースナイト」のゲイブリエル・ゲートハウス記者が取材した。

  • Thumbnail

    記事

    米空母3隻が西太平洋に集結 BBCが空母内を取材

    として、米軍は今月11日から14日にかけて空母3隻が参加する異例の規模の合同軍事演習を実施している。BBCのルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ記者が空母ロナルド・レーガンに乗船して取材した。演習には、ロナルド・レーガンのほか、セオドア・ルーズベルト、ニミッツの2隻が参加しており、合計で戦闘機200機以上が搭載されている。

  • Thumbnail

    記事

    フリン前米補佐官、ギュレン師誘拐を画策? トルコ「馬鹿げている」

    2017年11月13日 16:33 公開 今年2月に事実上解任させられたマイケル・フリン前米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)について、トルコ政府がクーデータ未遂首謀者だとみなすイスラム教指導者の誘拐計画に選挙後も関与していたという疑惑が浮上している。フリン氏が疑惑を否定したのに続き、トルコ政府は11日、「馬鹿げている」と反論した。 クリントン政権時代の米中央情報局(CIA)長官だったジェイムズ・ウールジー氏は今年3月、フリン氏が昨年9月の選挙中に、トルコ政府が昨年7月のクーデター未遂の首謀者とみなす米国在住の宗教家・社会運動家のフェトゥラ・ギュレン氏について、ギュレン氏の身柄をトルコ政府に引き渡す総額約1500万ドル規模の計画の打ち合わせに出席していたと、米紙ウォールストリート・ジャーナルに話していた。 これについて米NBCニュースは今月10日、フリン氏が選挙後の昨年12月にもギュレン氏送還をトルコ政府と協議していたかどうか、連邦捜査当局が注目していると報道。このため、あらためてフリン氏とトルコ政府との関係が注目されている。 ワシントンのトルコ大使館は11日、疑惑について、「トルコの国民は、フェトゥラ・ギレンが公判を受けられるよう、ただちに米国からトルコへ送還されることを期待する」とコメントを発表すると共に、「トルコが(ギュレン氏の)身柄引き渡しについて、法の支配の枠外の手段を選ぶなどという指摘は、まったく事実と異なる。馬鹿げていて、根拠がない」と反論した。 トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はこれまで繰り返し、ペンシルベニア州在住のギュレン氏の身柄引き渡しを要求してきた。 NBC報道を受けて、フリン氏の弁護士ロバート・ケルナー氏は、フリン氏がギュレン氏の扱いについてトルコ政府と協議していたという指摘を、「とんでもない」と全面的に否定した。 ウォールストリート・ジャーナルの3月記事によると、フリン氏は昨年9月にエルドアン大統領の息子を含むトルコ政府関係者と会談し、ギュレン氏をチャーター機で刑務所があるトルコのイムラリ島へ移送する計画について話し合った。フリン氏への報酬の提供もあったという。 これについてNBCは10日、大統領選に対するロシアの介入とトランプ陣営の結託について調べているロバート・ムラー特別検察官が、フリン氏が昨年12月の時点でトルコ政府関係者とギュレン氏の身柄引き渡しを協議したか調べていると伝えた。捜査筋4人を情報源に挙げている。NBCはさらに、米国の対イラン制裁回避の罪で米国で服役中のイラン系トルコ人金取引商の釈放について、フリン氏がトルコ政府関係者と協議したかどうかも、ムラー検察官の捜査チームに注目されていると伝えた。 ケルナー弁護士はNBC報道をすべて否定。マスコミの噂や中傷にはいちいち応えないようにしてきたが、「誘拐から収賄にいたる今回の疑惑は、あまりに突拍子もなく(フリン氏の)名誉を傷つけるものなので、例外的に、報道は事実と異なると反論することにした」とコメントした。 ウールジー氏はフリン氏が経営するコンサルタント会社「フリン・インテル・グループ」の役員。昨年9月のトルコ政府との協議には、自分も同席していたと、今年3月に米メディアに語っている。ウォールストリート・ジャーナルに対しては「ブレストと呼ぶかもしれないが、実行すればかなり明らかに法律に違反する、重大な事柄についてのブレストだった」、「ただし、自分もその場に同席していたが、その場に限って言えば、具体的な犯罪行為の実行計画には至っていない」と発言していた。 ウールジー氏はさらにCNNには、昨年9月の会議が「あやしく」て「気がかり」なものだったため、「誰かに何かを言わなくてはと思った」と話した。ただし、「(ギュレン氏を)拘束するというはっきりした計画だったかというと、『ノー』だ」と付け加えていた。 フリン・インテル・グループの広報担当は、フリン氏がトルコ政府関係者と違法行為を協議した事実はないとコメントしている。 一方でNBCニュースは5日、ムラー検察官の捜査チームはすでに、トランプ陣営とロシアの結託についてはフリン氏を訴追できるだけの証拠固めを済ませたと伝えた。 (英語記事 Turkey denies 'ludicrous' Gulen kidnap allegations)

  • Thumbnail

    記事

    プーチン氏「信じる」トランプ氏は「米国に危険」と非難

    2017年11月13日 15:19 公開 昨年の米大統領選にロシアが介入したという米政府情報機関の分析よりもロシア政府の言い分を優先しようとするドナルド・トランプ米大統領の姿勢について、複数の元米情報機関トップが、大統領の姿勢は米国を危険にさらすものだと非難している。 トランプ氏は11日、ベトナム・ダナンで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談。その際にプーチン氏が自分に、昨年の米大統領選には介入していないし、介入したと言われることを不快に思っていると話した、プーチン氏は本気だと自分は信じる――と発言した。 大統領は記者団に、「(プーチン氏に)会うたびに、自分はやっていないと言われるし、向こうがそう言う時は本気なんだと、自分も本当に信じる」と話した。選挙に介入したと言われると「とても侮辱された気分になっていると思う。それはこの国にとって良いことじゃない」とも付け加えた。 トランプ氏はさらに、今年1月にロシアによる介入があったと断定した複数の情報機関トップを、名前を挙げて非難。当時のジェイムズ・クラパー国家情報長官、中央情報局(CIA)のジョン・ブレナン長官、連邦捜査局(FBI)のジェイムズ・コーミー長官を「政治屋」と中傷した。 大統領のこうした発言について、CIAやFBIなど自ら率いる政府諸機関の分析結果よりもプーチン氏の発言を優先するのかなどと、激しい批判の声が上がった。共和党重鎮のジョン・マケイン上院議員も大統領発言を強く非難し、CIAは「ロシアの選挙介入に関する情報分析結果は変わらない」とコメントした。 これを受けてトランプ氏は、米政府の情報機関を信じると態度を軟化させつつ、「ロシアと友好関係を持つのは良いことだ、悪いことじゃない」と「フェイクニュース・メディア」を罵倒するなどツイートを連投した。 前国家情報長官が反論 クラッパー前国家情報長官はトランプ氏発言について米CNNに対して、「プーチンはこの国の体制をなんとしても損なうつもりだ。この国の民主主義と、政治手続きのすべてを。それ以外の何物でもないし、それ以外のものとして見せようとするのは、とんでもないことだと思うし、実際この国にとって危険だ」と強い調子で述べた。 クラッパー氏と共に出演したブレナン前CIA長官は、ロシアの介入が「国家安全保障上の問題」であるにもかかわらず、なぜトランプ氏がもっとはっきりとロシア大統領を非難しないのか、「奇妙」だと思うと発言した。 トランプ氏が自分を批判したことについては、ブレナン氏は「批判の出所を思えば、その批判は名誉の勲章だと思う」と述べた。 2人の元長官は大統領がプーチン氏に「手玉に取られている」と批判。このインタビューから間もなく、スティーブン・ムニューシン財務長官は、そのようなことはないと反論し、大統領は北朝鮮やシリアなどの難問解決に集中していると弁護した。 なぜ重要なのか 大統領選でトランプ氏が有利になるようロシアが介入した、トランプ陣営関係者がこれに結託していたのではないかという疑惑は、発足当初からトランプ政権につきまとってきた。 複数の米情報機関は、ロシア政府が民主党本部などのメール・サーバーをハッキングし、民主党候補だったヒラリー・クリントン氏に不利な情報を暴露したり、トランプ氏に有利な情報をソーシャルメディアに大量に投下するなどして、選挙結果を左右しようとしたと結論している。 ロシア政府の指示を受けたハッカーたちが介入工作に関わったという見方が強いが、ロシア政府とのつながりを裏付ける決定的な証拠は明らかになっていない。 ロバート・ムラー特別検察官は現在、ロシア当局とトランプ陣営の結びつきについて捜査を進めている。ロシア政府もトランプ陣営も、結託・共謀の事実はなかったと否定している。 ムラー検察官の捜査を受けて司法省は10月末、トランプ陣営の外交顧問だったジョージ・パパドプロス被告を起訴。被告は2016年3月から同4月にかけて、ロシア政府とつながりのある複数人物と、クリントン候補に「泥を塗る」「数千通のメール」について会談したにも関わらず、会談の時期についてFBIに偽証した罪が問われている。 10月末には、パパドプロス被告とは別に、トランプ米大統領の元選対本部長だったポール・マナフォート被告も、大統領選とは直接関係のないウクライナとの関与をめぐる資金洗浄の共謀など罪状12件で起訴された。 (英語記事 Trump Russia: US 'in peril over president's stance')

  • Thumbnail

    記事

    トランプ氏、金正恩氏を「チビでデブ」と なぜ自分を「年寄り」呼ばわり

    2017年11月13日 13:25 公開 ドナルド・トランプ米大統領は12日に、またしてもツイッターで北朝鮮の最高指導者・金正恩氏に対して悪口と皮肉を書きつつ、南シナ海の領有権をめぐる紛争については仲介を申し出た。 北朝鮮外務省は11日、トランプ氏のアジア歴訪を「戦争屋の訪問」と非難し、今年夏に続いてトランプ氏を「老いぼれ」と罵倒した。 これを受けてトランプ氏は、悪口を言われた側の立場から受身的ながらも攻撃的に反応。自分なら絶対に北朝鮮の金氏を「チビでデブ」などとは呼ばないのにとツイートした。 「どうして金正恩は僕を『年寄リ』と呼んでこちらを侮辱するんだ。僕は絶対に向こうを『チビでデブ』なんて呼ばないのに。まあいいや。友達になろうと、こちらはこんなに努力してるのに。いつの日かはそうなるかもね!」と、トランプ大統領は書いた(太字は原文で大文字強調)。 一方でトランプ大統領は、北朝鮮と友好関係を築く可能性は排除しないと、記者の質問に答えた。ベトナムでの記者会見で大統領は、「(北朝鮮との友好は)奇妙な展開だとは思うが、可能性としてはある。もし実現すれば、北朝鮮にとっては良いことだ。間違いなく。それ以外にも、ほかの色々なところにとって、そして世界全体にとっても良いことだ。あり得ることではあるかもしれない。そうなるかは分からないが、そうなればとても、とてもすてきだ」と答えた。 その上で、トランプ氏はベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席に対して、南シナ海の領有権紛争について「もし自分が仲介か仲裁できそうなら、知らせてください」と申し出た。大統領になる以前から実業家として交渉のやり手を自認してきたトランプ氏は、「僕は仲介がとても上手なので」と述べた。 南シナ海の領有権をめぐっては、中国、ベトナム、フィリピン、台湾、マレーシア、ブルネイが争っている。 トランプ氏が北朝鮮をツイートで攻撃している間、米空母3隻は西太平洋で合同軍事演習に参加。北朝鮮をけん制する目とみられる演習は11日から14日までの予定で、韓国と日本の艦艇も参加した。 米太平洋艦隊のスコット・スウィフト司令官は、米空母が3隻も参加する演習は西太平洋では初めてのことだと強調した。 米太平洋艦隊のツイッター・アカウントは「空母ロナルド・レーガン、空母セオドア・ルーズベルト、空母ニミッツの打撃群が12日、3空母打撃群の演習の一環で、日本の海上自衛隊の艦艇と共に西太平洋の公海を移動」とツイートした。 トランプ氏は12日にマニラへ移動し、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席。フィリピンのロドリゴ・デュテルテ大統領をはじめ各国首脳と会談の後、帰国の途につく。 (英語記事 Trump trades 'short and fat' barb with N Korea's Kim)

  • Thumbnail

    記事

    サウジアラビアで辞任表明したレバノン首相 数日中に帰国と

    2017年11月13日 13:09 公開 今月4日に辞任を表明したレバノンのサード・ハリリ首相は12日、滞在先のサウジアラビアから「数日中」に帰国し正式に辞任手続きを行うと述べた。 サウジアラビアの首都リアドのテレビ局「フューチャーTV」とのインタビューでハリリ首相は、イランの後押しを受けたレバノンの武装勢力ヒズボラを批判し、自身や家族の安全を心配していると語った。インタビューは辞任表明後初の公の場での発言。 ハリリ首相に近いレバノン政府の閣僚らは、同首相がサウジアラビアで人質にされていると主張したが、ハリリ氏は否定している。 米国と英国は代理闘争の道具にレバノンを使うべきではないと警告した。 実業家出身でイスラム教スンニ派指導者のハリリ氏は2016年11月に内閣の首班指名を受けた。 ハリリ氏はテレビのインタビューで、「私は辞任した。かなり早期にレバノンに行き、憲法にのっとった形で辞任する」と述べた。 厳粛な面持ちのハリリ首相は、今回の辞任が「通常のやり方」ではなかったと認めたが、国に「前向きな衝撃」を与えたかったと語った。「私の辞任表明はレバノンに対する警鐘になった」。 1週間前にテレビ放送された演説でハリリ氏は、イランとイスラム教シーア派のヒズボラがレバノンを乗っ取ろうとしており、近隣国も含めたより幅広い地域を不安定化しようとしていると非難した。ハリリ氏は、「党としてのヒズボラに反対しているのではない。ヒズボラが国を破滅させようとしているのが問題なのだ」と述べた。 ハリリ氏はさらに、辞任撤回の条件として、地域の紛争から距離を置くというレバノンの政策をヒズボラ運動が尊重することを上げた。 イランとヒズボラは、サウジアラビアがハリリ氏を人質にしていると非難した。しかし、ハリリ氏はサウジ国内を自由に移動できると強調し、「私はここで自由だ。もしあした旅行をすると決めたとしても、そうすることができる」と語った。 ハリリ氏の父親で同じくレバノンの首相を務めたラフィク・ハリリ氏は2005年に自動車に仕掛けられた爆弾による攻撃で死亡している。 ハリリ氏は、地域の最大の問題は「イランがアラブ諸国に介入していること」だと指摘し、今月初めにイエメンからリヤドの向けてミサイルが発射されたことについて触れ、「レバノンをアラブ諸国と対立させる責任を私に押し付けさせはしない」と述べた。 サウジアラビアが主導する有志連合は、イランとレバノンで活動するヒズボラ工作員がイエメンのシーア派の武装組織で反政府勢力のフーシ派と協力してミサイルを発射させたと非難している。 ボリス・ジョンソン英外相は声明を発表し、ハリリ首相のレバノン帰国を「これ以上、引き延ばさない」よう呼びかけた。 ジョンソン外相はレバノンを「代理闘争」の道具にすべきではないとし、同国の独立が尊重されるべきだと述べた。 (英語記事 Saad Hariri: Lebanon return from Saudi Arabia 'within days')

  • Thumbnail

    記事

    イランとイラクの国境付近でM7.3の強い揺れ 400人以上死亡

    状況だ」と話した。イラク保健省によると、320人以上が負傷したという。 自治地域の州都アルビルにいるBBCのラミ・ルハイエム記者によると、揺れは1分以上続いた。「最初の数秒間はほとんど気づかないほどで、かすかに揺れているのか自分の気のせいか分からなかった。それでも間もなく建物が左右に揺れ始めたので、地震だと間違いようもなくなった」。 バグダッドでは、強い揺れに多くの住民が慌てて屋外に出たという。モスク(イスラム教礼拝所)のスピーカーが祈りを流し続けている。3人の子供がいるマジダ・アミールさんはロイター通信に、「子供たちと夕食をとっていたら、いきなり建物が空中を飛びまわり始めた。最初は巨大な爆弾かと思ったけれども、周りの人たちが『地震だ!』と叫んでいるのが聞こえた」と話した。 (英語記事 Iraq-Iran earthquake: Deadly tremor hits border region)

  • Thumbnail

    記事

    ヒツジは人の顔を見分けられる 英大学研究

    2017年11月13日 9:00 公開 英ケンブリッジ大学の研究から、ヒツジが人の顔を認識して見分けることができると明らかになった。研究では、バラク・オバマ前米大統領や俳優のエマ・ワトソン氏、ジェイク・ジレンホール氏などの顔を覚えるよう、ごほうびのおやつを使って訓練した。研究対象となった8頭の雌羊は、見知らぬ顔よりも、覚えるよう訓練された顔をよく選び、その違いは顕著だったという。この研究成果が、ハンチントン病やパーキンソン病など人間の神経変性疾患の理解向上につながってほしいと期待されている。

  • Thumbnail

    記事

    子供たちが大型トラックとニアミス 対向車線見ず道を渡ろうと

    2017年11月13日 9:00 公開 ノルウェーで今年6月、スクールバスから降りた生徒たちが道を渡ろうとした際、対向車線から走ってくる大型トラックに気が付かず、トラックに危うくひかれそうになった。思わずヒヤリとする瞬間を後続車のダッシュボードに取り付けられたカメラがとらえていた。

  • Thumbnail

    記事

    ポーランドで国家主義者のデモ 独立記念日に合わせ

    2017年11月13日 9:00 公開 ポーランドの独立記念日だった11日、首都ワルシャワで国家主義者のデモが行われ少なくとも6万人が参加した。デモを支持する声が欧州各国の極右勢力から出ていたものの、一部のデモ参加者は単に愛国心を表明するために来たと語った。一方で、国家主義者のデモに対抗して「反ファシスト」デモも開かれ、約2000人が集まった。

  • Thumbnail

    記事

    盗まれた子犬戻る 飼い主の4歳少女と再会 豪メルボルン

    2017年11月10日 15:30 公開 オーストラリアのメルボルンの民家から盗まれた子犬が3日後に飼い主の元に無事戻されたことが9日、明らかになった。泥棒が返しに来たとみられている。 6日朝に飼い主宅に侵入した泥棒は、盗んだラップトップパソコンやiPad、宝飾品と一緒に生後2カ月のメスのラブラドール犬サーシャを連れ去った。 被害に遭った家族は、豪メディアの取材に対し、4歳のマイアちゃんの「親友」だった子犬がいなくなり「ショックに打ちのめされている」と語っていた。 しかし、9日朝に家の庭にサーシャがいるのが見つかった。 家族によると、サーシャには注意が必要な疾患があり、家族と一緒に住むようになってわずか1週間で盗まれてしまったという。 <ビクトリア州警察はツイッターで、「ラブラドール犬のサーシャが戻りました!盗まれた子犬と再会できるなんて、この家族にとってなんて素晴らしい一日のスタートでしょう」と投稿した> 涙を目にいっぱいためたマイアちゃんの隣りで父親のライアン・フッドさんがサーシャの居場所について情報提供を訴えかける姿は、オーストラリア全土で大きなニュースになった。 サーシャが戻った後、フッドさんは朝のテレビ番組「トゥデイ」に対し、「期待し過ぎないようにしていた。そしてけさ、妻が起きてコーヒーを入れようとガラス戸の横を通ったら、犬小屋の近くで何かが動いているのが見えたんです」と語った。 「(サーシャを)連れ去ったやつが罪悪感を感じたか怖くなって、塀の内側に落としていったんだと思っています。(中略)正直そんなことはどうでもいい、私たちは彼女が戻ってきてうれしい」 不在の間にサーシャは「靴に執着」するようになったようだとフッドさんは話すが、健康状態は良いという。 サーシャに関する情報提供を呼び掛けていたビクトリア州警察は、住居侵入と窃盗については今後も捜査を続けると語った。盗まれた物品は依然として見つかっていない。 州警察のアダム・レッゴ巡査長はオーストリア放送協会(ABC)の取材に対し、子犬を盗んだのは予定外だったのだろうと話した。 「少し風変りな事例です。(犯人たちが)何を考えていたのかよく分からない」 <ビクトリア州警察は「クロイドン・ヒルズのこの家族にとって、6日朝に窃盗で盗まれた子犬と再会できて、素晴らしい1日の始まりでした。ラブラドールのサーシャは4歳の飼い主とついに再会できて、愛と遊びで感極まっていました>とツイートした。 (英語記事 Little girl's stolen puppy returned by thieves)

  • Thumbnail

    記事

    トランプ氏、中国でもツイート どうやって? なぜ重要?

    タグラム、ワッツアップも利用が禁止されているし、当局がデリケートだと考えるウェブサイトもしかりだ。(BBCニュースのウェブサイトは、米紙ニューヨーク・タイムズや英誌エコノミストと同様、過去にブロックされた)。 多くの人がVPN(仮想プライベートネットワーク)を使い、中国の検閲を回避しているが、政府は今やそうしたVPN提供企業も取り締まっている。 しかし中国当局はこの規則に対して、例外を作らないわけではない。 <トランプ氏は、「習主席と彭麗媛夫人、北京の紫禁城での忘れがたい午後と夜をありがとう!ファーストレディのメラニアにも代わってお礼を言う。またあしたの朝お会いするのを楽しみにしている!」と投稿した> 中国当局は2013年、上海自由貿易試験区 において一時的に検閲関連法の緩和を検討した。さらに、中国国営の新華社通信もツイッターを使い、自社の記事を拡散している。これについては中国のソーシャルメディア利用者の多くが、政府の二重基準(ダブルスタンダード)非難している。 トランプ氏の訪中に先立ち、中国の鄭沢光・外務次官は記者団に、大統領は好きなだけツイートできると保証した。「外国首脳を迎える際には、あらゆる点を考慮する。大統領が外の世界とやりとりする能力について、皆さんが不安に思う必要はない」と次官は述べた。 人権団体はこの対応を批判している。 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ 」のソフィー・リチャードソン中国部長は米ブルームバーグ通信に対し、「トランプ大統領が中国でツイートできているとしたら、それは習主席が一貫してあの国の人たちに与えていない特権を、トランプ氏が享受できているからだ」と話した。 ではトランプ氏はどうやってツイッターにアクセスしたのか? トランプ氏の同行記者団は、外国のSIMカードで3Gないしは4Gのローミングネットワークを使えば、携帯電話からツイッターを使えると分かった。 実際には、中国を訪問する外国の政府関係者は厳格なセキュリティー基準を遵守するよう求められ、中国で自分の携帯電話やラップトップを使わないよう推奨されることもあった。 そのためトランプ氏は単に、いつもの自分の携帯電話からツイートしているだけ、というわけではなさそうだ。 米国はもちろん、中国訪問中のトランプ氏がどうやって安全にインターネットにアクセスしているのか、詳細は明らかにしていない。 しかし北京へ向かう途中、ホワイトハウス高官は記者団に対してトランプ氏が中国からもツイートし続けると保証し、「それを可能にする機材を、この機内に積んでいるはずだ」と話した。 トランプ氏が中国から発信した最初の3つのツイートは、携帯電話ではなくブラウザー発だった。しかし、自分の当選1周年を祝う4番目のツイートは、iPhone発だったことが、ツイッターのアプリ「ツイートデック」のデータから分かる。 ツイッターは政治的なツール ツイートすることはトランプ氏にとって、政治的な行動なのだと忘れてはならない。ツイッターを通じて政策を発表し、政敵を厳しく非難し、中国を含む他国を批判してきた。 トランプ氏が中国でツイッターを使わないことにしていたら、バーチャル世界のこととはいえ、中国の検閲に沈黙させられたのだとみなされた可能性もある。 ホワイトハウス関係者が記者団に対して、「大統領は(中国滞在中も)ツイートしたいことはなんでもツイートするだろう。それが米国国民と直接コミュニケーションを取る、(トランプ氏ならではの)やり方だから」と強調したのも、それが理由かもしれない。 しかし、トランプ氏の北京でのツイートとそれ以前のツイートでは、調子に差があると気づいた人たちもいる。 トランプ氏の8日のツイートはもっぱら、中国政府による「美しい歓迎」に感謝し、「メラニアと私は一生忘れない!」と付け足していた。しかし以前はツイッターで人民元切り下げを批判し、中国は北朝鮮の核開発に対して十分に抑止行動を取っていないと主張していた。 <トランプ氏は7月、「北朝鮮について、何も我々のためにしてくれない。しゃべるだけだ。これを続けさせるわけにはいかない。中国はこの問題をあっさり解決できる!」とツイートした> 一方で中国国営メディアは、トランプ氏のアカウントのヘッダー画像が変更されたことを含め、トランプ氏の中国に関する最新ツイートを熱心に取り上げた。 「トランプ氏は紫禁城訪問に満足していたようだ。さらに言えばツイッターのヘッダー写真を変更した!」。香港のフェニックステレビは、親指を上げた絵文字と一緒に「微博(ウェイボー)」にこう投稿した。 もちろん、中国では公式にツイッターへアクセスができないことへの言及はなかった。 (英語記事 Trump tweets in China - how, and why does it matter?)